国会通信 No.122
【規制緩和について】
1993/9/7 (マンデーレポート第122回の要旨)
1 先週の出来事
@規制緩和についての政府案まとまる。(8/31)
A政治改革についての連立与党案まとまる。先週末。
特に公的助成の金額600億円については論議を呼ぶ。
Bさきがけ日本新党の合同研修会実施。(9/2、3)
C山花社会党委員長初の訪韓。
2 規制緩和について
(1)政府案の内容 規制緩和の検討項目(4分野60項目)
○政策概念
〈政策目的〉 〈主な政策効果〉
@ 新規事業創出・事業機会拡大 → 経済政策(ビジネスチャンス拡大)
A 競争促進・価格の弾力化 → 消費者の利便性
B 輸入促進 → 貿易摩擦解消・物価政策
C 事業者の負担軽減 → 経済対策(経費節減)
〈検討事項の主な内容〉 別紙
〈政府案の問題点〉 別紙
(2)経済界の反応 別紙
(3) 規制緩和政策の本質
@日本的経済の構造改革・日本文化の改革・日本人の意識変革に綱がる根本的問題。
経済及び日本文化全体がもっている「親方日の丸的発想」「オンブにダッコ的発想」自体が問われている。
→アメリカ的な自由市場か、日本的なメンバーシップ経済か。
一種の文化革命に近い。
A経済の厳しい現状認識が必要。
・円→来年3月には90円。6月には80円という厳しい予測もある。
・証券→来年4から6月に底が来る。
・経済→さ来年6月が底である。
・一般消費→大手デパートの売り上げは実際は全年比35%減。
・自動車産業・大手都銀→倒産の危機すら持っている。
・AIUは住友銀行の預金は絶対しない。デイスクロージャーがないから信頼できない。
・中小企業庁の役人→「しま馬」というより全部「黒」の「クロ馬」
B現在の不況の本質
バブルの誕生の原因分析
→資産の証券化が出来なかったのが一つの原因。(セキュリタリゼーション)
→だれがそうさせた?大蔵省と日銀ではないか。
→その結果マネーは土地と証券だけで吸収せざるを得ず、バブル誕生。
更にそのときの、金利政策→超低金利のままで放置。
その原因は「政治」と「日銀システム」
バブル崩壊後の政策はどうであったか。
→急激なデフレ
土地資産は1500兆円、証券は300兆円の減少。
本当にこれで良かったのか。
∴このままでは日本経済は立ち行かなくなるとの認識が必要である。
C以上の現状認識に立った上での、規制緩和論がなければならない。
◎自民党の経済政策に対する批判の観点が必要。
経済構造転換の意識及び哲学喚起。現状認識を訴える。日銀批判も必要。
自民党へのきり返し。
その方法→委員会(アメリカのペコラ委員会)、諮問機関。
◎前政権の負の遺産を
@明示し
A原因分析し
Bそのうえで将来的経済政策を訴えていく。
細川内閣は、経済対策としての緊急の規制緩和策と同時に、
抜本的な問題提起を国民に対してすべきである。