国会通信 No.132

 【政治改革法案、衆議院通過】

1993/11/22 (マンデーレポート第132回の要旨)


1 先週の出来事 「政治改革法案、衆議院通過。」 (1) 通過までのいきさつ @ 政治改革特別委員会(15ニチ)。   委員長の職権開会。午後2ジ。   自民党で3氏が出席。西岡、笹川、石破。 A 総理・総裁会談(15ニチ深夜から16ニチ午前2ジ)   「委員長室」前で待機。   会談決裂直後の表情。間近く見る。   5項目   「定数配分」・「投票方法」・「比例単位」・「企業献金」・   「公的助成」   総理→276。224。公的助成一人250円の自民党案に。     二項目譲る。   総裁→譲る項目無し。 B 政治改革特別委員会採決。(16ニチ)   連立与党案を修正し、採決。   修正提案者になる。参議院の今後の審議に説明者として参加。 C 本会議で政治改革法案採決。(18ニチ)   自民党、社会党の混乱。   与党案に賛成する自民党13人。欠席した7人。      に反対した社会党5人。 (2) 今後の問題点 @ 参議院通過はより困難 A 政治改革の核心、地方政治の組織化。 B 政界再編の方向性。 2 その他の報告事項 @ CP研(18ニチ)。 A 宮城県知事選挙応援(19ニチ) B Rリーグ結成。 3 地方政治の問題点と克服 (1) 「無所属化」の問題点 (2) 「政党政治」の定着 @ 「政党」は悪か?   政党の系列化を恐れる傾向。   その背景は「政党」を「お上」と考える傾向が有る。   その原因は何かといえば、民主主義が歴史的に外国からの輸入物であり、   政党の誕生が藩閥政治との絡みで出てきたという事に   原因が有りはしないか。 A 「政党」は民衆の物でなければならない。   「政党」の誕生は、権力からのお仕着せというより、   むしろ民衆の自発であり、またその原点は中央にあるのではなく   地方にこそ有る。   地方の自律的かつ、自発的な集団が全国的規模に組上がった物が政党である。 B 「トップダウン」型の政党よりも「ボトムアップ」型の政党を!   組織、人事、運営資金のどれをとっても、   地方が主体的になれるような組織を持たねば、   新の意味で将来的な民主主義の発展はないのでは? (3) 「選挙制度改革」に不可欠の視点 @ 「仏作って魂いれず」。   選挙制度の核心、「魂」は、いきいきとした地方組織を作る事である。   これなしでは、小選挙区制度はメリットがでない。   それどころか多くの弊害を生んでしまう。 A イギリスの小選挙区制度の根幹は地方の「アソシエーション」である。   候補者の選考、政党活動の資金集め、日常活動、選挙運動、   これらのすべてがアソシエーション主体で行われていく。 B 「アソシエーション」をモデルにしたような政党を作るべきである。 (4) 新党さきがけについての提言 @ 今回の政治改革法案についての多くの誤解と批判は、   まさに「政党=おかみ」論から出発している。   この批判に答えるためにも地方組織の整備、   あるいは組織作りの基本ルールを明確にする必要がある。 例  ・政党助成は、資金の流れを党幹部に集約し、  党独裁や中央集権の弊害を生み出すとの批判。  ←公的助成の対象はむしろ地方活動である事を明確に提示する必要。 ・政党中心の政治は党幹部お気に入りのみが候補者になる。  ←候補者選考システムを地方主体に明確にする。 A 本当の意味で制度改革の目的とする、日本の民主主義、   主体的な決断力のなさを克服する事、すなわち国民及びその代表である   政治家の双方ともの「政治力の強化」であり、その学校は地方の組織でなければならない。 B 以上の組織原理を強烈にアピールしながら、新組織作りにまい進しなければならない。   これは、新生党との大きな差別化にもなる。