国会通信 No.133
【地方政治の問題点と克服】
1993/11/29 (マンデーレポート第133回の要旨)
1 先週の出来事
@ 宇都宮地方法務局視察。11・22
A 法務委員会視察、府中刑務所ほか。11・24
B さきがけ日本新党のディベート討論会。11・25
「会期不継続」の原則について。
C さきがけ日本新党合同勉強会。11・25《英国の外交体制について》
D いしずえ会。11・25 【民社党 米沢書記長】
E 議員運営委員会理事会開催。11・26
補正予算の審議日程内定。
F CP研 11・26
政党の地方組織について。
G 社会党ニューウェーブの日光合宿に来賓挨拶。11・27
政界再編について
2 地方政治の問題点と克服
(1) 「無所属化」の問題点
(2) 「政党政治」の定着
@ 「政党」は悪か?
政党の系列化を恐れる傾向。
その背景は「政党」を「お上」と考える傾向が有る。
その原因は何かといえば、民主主義が歴史的に外国からの
輸入物であり、政党の誕生が藩閥政治との絡みで出てきた
という事に原因が有りはしないか。
A 「政党」は民衆の物でなければならない。
「政党」の誕生は、権力からのお仕着せというより、
むしろ民衆の自発であり、またその原点は中央にあるのではなく
地方にこそ有る。
地方の自律的かつ、自発的な集団が全国的規模に組上がった物が政党である。
B 「トップダウン」型の政党よりも「ボトムアップ」型の政党を!
組織、人事、運営資金のどれをとっても、
地方が主体的になれるような組織を持たねば、
新の意味で将来的な民主主義の発展はないのでは?
(3) 「選挙制度改革」に不可欠の視点
@ 「仏作って魂いれず」。選挙制度の核心、
「魂」は、いきいきとした地方組織を作る事である。
これなしでは、小選挙区制度はメリットがでない。
それどころか多くの弊害を生んでしまう。
A イギリスの小選挙区制度の根幹は地方の「アソシエーション」である。
候補者の選考、政党活動の資金集め、日常活動、選挙運動、
これらのすべてがアソシエーション主体で行われていく。
B 「アソシエーション」をモデルにしたような政党を作るべきである。
(4) 新党さきがけについての提言
@ 今回の政治改革法案についての多くの誤解と批判は、
まさに「政党=おかみ」論から出発している。
この批判に答えるためにも地方組織の整備、あるいは組織作りの
基本ルールを明確にする必要がある。
例
・政党助成は、資金の流れを党幹部に集約し、
党独裁や中央集権の弊害を生み出すとの批判。
←公的助成の対象はむしろ地方活動である事を明確に提示する必要。
・政党中心の政治は党幹部お気に入りのみが候補者になる。
←候補者選考システムを地方主体に明確にする。
A 本当の意味で制度改革の目的とする、日本の民主主義、
主体的な決断力のなさを克服する事、
すなわち国民及びその代表である政治家の双方ともの
「政治力の強化」であり、その学校は地方の組織でなければならない。
B 以上の組織原理を強烈にアピールしながら、
新組織作りにまい進しなければならない。
これは、新生党との大きな差別化にもなる。
3 米の問題
「関税化については6年間猶予。その間はミニマムアクセスで」と
いう官房長官発言について。テレビ朝日11・28
4 参議院の審議遅れについて
・2週間程度の会期延長は必至。
・臨時国会は2回延長できる。来年1月の通常国会まで、
2段階延長論がよいのではないか。