国会通信 No.154
【連立与党への注文・安全保障問題】
1994/4/25 (マンデーレポート第154回の要旨)
【先週の出来事】
1 「自由党」結成。連立与党と自民党の中間勢力をめざす方向。
2 日本新党から3名離党、グループ青雲結成。
3 連立与党の政策協議成立。羽田首相候補決定。
【連立与党への注文】
1 税制について
(1)「国民合意」が、切り落とされそうになり、
「国民理解」としてやっと踏みとどまった点。
・税の基本は納税者の理解と協力。この原則を忘れてはこまる。
・「ヨラシムベシ、シラシムベカラズ」ではないか。
・社会党も「連立維持」という枠をはめられ頼りにならかった。
(2)税制改革の必要性は認める。消費税のアップもありうる。
しかしそのためには、以下の3条件が必要。
@福祉ビジョンの提示。
将来の福祉のグランドデザインを明瞭にする。
その際に必要な行政支出を明示する。
そして国民のみなさんにコスト負担を迫る。
A歳出削減。
行財政改革を徹底して行う。
なにをどう削り、結果としていくら削減できるか明らかにする。
B不公平税制の是正。
(3)羽田さんも最初から行政改革による支出削減をあきらめがちなのは
困ったもの。
2 安全保障問題
(1)国連を前面に出すが、
@憲法の方が国連の決定よりも上位なのは当然。
A現在の国連はけっして理想的な存在ではない。
改革が叫ばれているのが国連である。
(2)国連の平和活動に協力するとして、
平和「維持」も平和「創設」も区別しなかったのは大変問題である。
3 とにかく連立与党の意思形成の手続き問題は、不問にふされている。
社会党も政権離脱を恐れる余り、過度に自己規制しているのではないか。
さきがけは、閣外協力という姿勢でのぞむ。
孤立を求めてはいない。しかし、孤立を恐れてもいない。
筋を通し主張すべき事は決然と主張する。