国会通信 No.163
【村山首相誕生】
1994/7/4 (マンデーレポート第163回の要旨)
【2週間の出来事】
29日 村山総理誕生
1日 建設政務次官に就任
2日 さきがけ・とちぎ第1回定例大会。開催。メンバーの数1027人。
【村山首相誕生】
1 一連の経過
@ さきがけ、社会党の政権構想に対し、社会党を基盤政党とする
社会党首班を逆提案。
A 23日(木)、自民党の不信任案提出。ぎりぎりの攻防。
B 不信任案採決の日程は25日(土)正午と決まる。
C 25日不信任採決のための議運理事会の開会直前15分前(10:45)、
官房長官から議運委員長に連絡。
羽田首相 自主的総辞職の意思伝わる。
閣議決定、本会議直前の11:45。本会議は流れる。
D 首班指名の日程をめぐって攻防。
自民、社会、さきがけは会期末の29日までに決定するよう
歩調をあわせる。私は最終日になって連立与党の理事懇をぬける。
29日午後5時、議長裁定により、首班指名の本会議は同日午後8時に決定。
E 午後6時すぎ、海部突然の立候補宣言、
連立与党バタバタと海部擁立を決定。
午後7時、中曽根、渡辺あいついで海部支持表明。
F 第1回投票 村山 241票 海部 220票
第2回投票 村山 261票 海部 214票
2 自民・社会・さきがけの連立の意味
55年体制に完全な終止符を打つ事。幕末の維新を成し遂げた
「薩摩・長洲連合」における坂本龍馬「海援隊」の役割がさきがけ
3 さきがけの意図
(1) 細川・羽田政権に共通した濃厚な官僚主導型政治を止めさせる。
(2) 政策の大転換をさせる。
ポイントは二つ
@ 税制改革における歳出カットの側面を無視した
消費税率アップの方向を変換する。
A 安全保障常任理事国問題。
日本の進路、日本の顔を明らかに変更する
この問題について民意が問われていない。外務省主導は問題。
4 さきがけへの批判
@かつての政治改革の仲間は、多く海部と行動を供にした。
これは私に取って悲しい現実。
A去年離党した自民とあえて再び手を組んださきがけの行動の分かりずらさ。
〈これに対する私の考え方〉
Bもうすでに「改革・守旧」の争いは終わった。
政界再編の第1段階のキーワードは、「改革・守旧」であった。
しかし、政治改革法案が成立、いまかつての守旧派も大半が新制度での
選挙を前提にしている。
「改革・守旧」にこだわるのは明らかに現状認識がズレている。
C政界再編の新段階のキーワードは、世界における日本の位置づけを
どう考えるかの問題。村山政権をハト派大連合と
位置づけたいのもそんな気持ちである。
Dさきがけが現時点で考えている濃厚な危機感は「税制」「行革」
「安保理」であり、この点、最も遠いところにいるのが
「新生」「公明」グループである。ここと連携する訳には行かず、
ここが政権を担当するのは問題であると考えた。
5 組閣は順調。村山総理、河野副総理兼外務、武村大蔵の布陣。
私は、建設政務次官に就任。
【建設政務次官】
1 さきがけには政務次官ポストが一つ。園田官房副長官をのぞいて。
2 7月1日午前10:30に村山総理から辞令交付。
3 同日午後2時建設省に初登庁。
4 抱負
@盲腸と言われる政務次官の実態をまず直視する。
A建設行政のポイントのうち特に
入札制度、都市計画、公共工事のありかた等の勉強に力をいれたい。
大きな共通テーマは「ヒューマンな町づくり」。
生産コストの低減に最大の関心を払った、人間性無視の都市機能を
改めていく施策の骨格を作りたい。
B大学時代の私の主なアルバイトは土木作業員。
そしてメカが好き。最先端の工事技術の現場を見てみたい。