国会通信 No.165

 【水と油の科学変化】

1994/7/18 (マンデーレポート第165回の要旨)


【先週の出来事】   各局の所管事項説明。   第4回積算評価委員会に参加。   大阪さきがけ1周年記念   日曜日は雀の宮地区バイク訪問、140件。 【水と油の化学変化】 1 社会党の自衛隊合憲へ向けた転換。河野自民党のハト派指向。  →さきがけの願い、或いは今回の連立について苦しい選択をした事の   成果が現れ始めた。 2 大阪での田中秀征講演を聞いて (1) さきがけの行動についての自己評価    自社連携は歴史の発展過程における必然。    その実現には誰かが手を染めねばならない。    しかし実は内心誰もがその役をやりたいとは思っっていない。    今回のさきがけの行動は苦しい選択。    さきがけには得にならないこと。しかし日本のためには必要な事。 (2) 機関車論    自民党にも社会党にも、日本の政治をあたらしい方向に    導くエネルギイが欠けてきた。機関車不在か、機関車が複数あって    混乱しているような状況。言うならばくたびれた機関車の駐車場に    成り下がった状況。    こんななかで唯一機関車としての能力を発揮しているのが    「小沢さんの新生党」である。しかし、小沢さんの機関車が    引っ張って行こうとしている日本の方向には賛成できない。    さきがけが別の機関車の役割を演じねばならない。 (3) 先進国の普通の行き方を踏襲する必要はない。    どの民族、どの国家においてもそれぞれ最高に輝いた時代はあった。    ポルトガル、スペイン、オランダ、フランス、イギリス、アメリカ、      これらの国は、「経済発展→勢力維持のために軍事力拡大→    より巧みな政治力拡大・制度づくり」といういづれも似たような道程    をたどってきた。    小沢さんの機関車は、おそらくこれと同じような道筋を    歩もうとしているのではないか。    しかし、日本はそうする必要はない。    日本にふさわしい、独自の道、かえって困難な道を歩くべきである。    日本の過去の歴史、日本の置かれた地理的位置、日本の能力、    これらを総合しても、欧米の先進国が歩んだ道筋を日本が    踏襲する事には無理がある。 (4) 日本が歩くべき道は何か。    地球上で、ボスニア・ヘルツェゴビナのような小さな村が燃えている。    火消しをする国は必要。しかし、日本は、もっと別の役割が    ふさわしいのではないか。    火消し役と言うよりも、煙のうちに火がでる前に    予防するような役割が最も得意。    紛争の多くの原因は「貧困」。貧困からの脱却に有益な多くの    ノウハウを日本は持っている。    貧困ゆえの環境破壊に対抗する技術を多く持っている。    火消しとして正面に立つのではなく、背後からのバックアップこそ    日本にふさわしい。