国会通信 No.173
【安保理問題についてのさきがけ統一見解及び連立与党の方針】
1994/9/12 (マンデーレポート第173回の要旨)
【先週の出来事】
・5日 全国地方建設局局長会議(建設省)
・7日 さきがけ塾役員会(党)
・7日 さきがけ総務会(党)
・8日 政務次官会議(官邸)
・8日 NGOについての勉強会(国際交流センター本部)
・9日 安保理問題集中審議(党)
・10日 とちぎ・さきがけ塾第1回(アピア)
・11日 「報道2001」出演(フジテレビ)
【安保理問題についてのさきがけ
統一見解及び連立与党の方針】
1 さきがけ検討委員会での議論の結果、9月27日の国連総会に
おける外相演説に盛り込むべき内容を以下の通り決定した。(H6-9-9)
(1) 国連改革NO1 (経済・社会・文化の各分野での活動充実)
「地球環境、資源、飢餓、貧困、人権、麻薬、エイズなど、
人類の生存を脅かす地球的課題に対処する事を国連の中心的な
使命とする。日本もこれらの分野においてできる限りの役割を果たす。」
※今までの国連活動は「平和と安全保障」の分野に比重をかけすぎた。
これからは、ハード面よりもソフト面での活動にも重点を置くべきである。
ex 現在「経済社会理事会」は54もの多数の理事国。船頭が多すぎる。
たとえば経済社会開発理事会とか経済社会環境理事会とか整理し、
新たな組織改編を行ったらどうか。
(2)国連改革NO2(軍事的制裁を基本とする集団安全保障機能の見直し)
「常任理事国は率先して、核廃絶や通常兵器の削減、
武器の輸出規制強化など、軍縮軍備管理を積極的に
押し進めて行くべきである。」
→さらに、徐々に紛争解決の基本を、武力によるものから
平和的解決の方向へ移行していき、強制措置が必要なときは
むしろ経済的制裁を基本とすべきである。
(3) 国連改革NO3 (PKO活動の明文化)
「国連平和維持活動を、国連憲章上明文化する。」
→疑義の生ずる余地や、恣意的解釈の介在を防ぐ。
また、「平和執行活動」や「平和創造活動」等との混乱を防ぐ。
(4) 国連改革NO4 (国連機構の改革)
国連機構の改革として
@安保理定数の拡大、
A安保理の地域間格差の是正、
B行財政改革による、国連機構特に事務局の改革
※安保理の現状
常任理事国が5(米、英、仏、露、中)
非常任理事国が10(アフリカ3、アジア2、ラテンアメリカ2、西欧他2、東欧1)
CF アフリカ3、…モロッコ、ジブチ、カボベルデ。
アジア2、……パキスタン、日本。
ラテンアメリカ2、……ブラジル、ベネズェラ
西欧他2、……スペイン、ニュージーランド
東欧1…ハンガリー
(5) 国連改革NO5
「旧敵国条項の削除。(53条、107条)」
(6)「常任理入りについては国民のコンセンサス、
多くの国の賛同、そして日本国の範囲内で責任を果たす用意。」