国会通信 No.183

 【OECD都市グループ世界会議に日本代表として出席】

1994/11/28 (マンデーレポート第183回の要旨)


【先週の出来事】 ・18日 さきがけ塾。「太平洋戦争の教訓」講師防衛大学杉之尾教授 ・19日 OECD都市グループ会議に出席。メルボルン、リージェントホテル。     テーマ「都市と世界経済」 ・24日 CP研 第3ターム開始。テーマ「近代日本政治史」 ・25日 拡大政調会議。院内24控室。テーマ「土地税制」 ・25日 さきがけ塾。「太平洋戦争の教訓」講師NHK静岡支局長山本肇 ・27日 建設政務次官 就任記念祝賀会。 【さきがけ塾】        1 運営状況 2 11月のテーマ 「太平洋戦争の教訓」 3 二人の講師の選別理由 4 話の内容 二人の講師の考えに全く同感する。 (1)杉之尾先生のポイント    ・「特定パラダイムのドクトリン化」    特定パラダイムに過剰適応して新たな適応能力を喪失。   ・社会現象としての戦争に対する、社会科学的分析の欠如。   ・ 専門知識を豊富に有する官僚の「省益」追求に対し、「国民的利益」    の追求を最優先するシステムを。   (2)山本先生の話のポイント   ・ 戦後50年、バブルの崩壊で終わった戦後の歴史に、実は太平洋戦争    敗戦に見る多くのポイントが共通しているのではないか?    {戦前、戦後に共通する日本文化、或いは日本人の欠陥}    @冷静・客観的認識よりも希望的観測、ご都合主義的楽観論。    A失敗から学ぼうとしない自己過信。    B攻撃一辺倒主義。収益一辺倒主義。 ・結論 (1)アジアは日本の庭ではないという認識重要。 (2)リークアンユーの指摘「日本では、戦争で何をやったかを   子供達にきちん と教えてはいないのでは?とすると、   また繰り返す恐れがある。」 (3)東京裁判史観で断罪していては英霊は浮かばれないという批判に   対しては、逆に歴史をきちんと伝えなければ英霊は   浮かばれないと考えるべきである。 【国際会議出席】 1 OECD都市グループ世界会議に日本代表として出席。 2 会議の概要 (1) オーストラリア首相キーティング基調演説。東京を都市計画の問題例として指摘 (2) 大前研一、香港のDRユン、等基調報告。   大前氏の日本紹介や日本を笑いものにする態度には疑問。   例 農業保護の600億ドル。     郵便貯金の低金利。     オーストラリア米に対する態度。 (3) 大臣セッション。 アメリカ代表についで演説。 《要旨》都市の社会資本投資は重要。 ・経済変化が、日本の都市に及ぼした影響  地方都市 重厚長大産業の没落、地域都市内に広大な再開発必用地  中枢都市 バブルの崩壊、虫喰い状態の遊休地の再利用 ・今後の都市開発の3つのポイント  @「高齢化」  A「情報化」  B「国際化」 ・都市の長所 情報、ヒト、モノ、カネの集約的利用。  この長所を余りにもストレートに追求することは、  結果として都市の機能を逆に低下させる事に気づかねばならない。 ・これからの都市開発の注意すべきポイントは、  いかに人間的な都市を創るかにある。  都市のルネッサンスこそ重要である。 《質疑》 ・都市のインフラについて、投資をどこから導くかが大きな問題。  これについて日本の財政投融資計画に付いて説明。 ・国の枠組みを越えて都市が結びあう事が重要。  その際重要なことは都市同士の横並びの規制、  基準等のシステムの平準化こそ重要。 《その他》 @英語力の重要制 A香港とバンコクのハブ空港を巡っての対立。 Bいままでの日本の姿勢を変えようと努力。