国会通信 No.184

 【行政改革委員会の人事】

1994/12/5 (マンデーレポート第184回の要旨)


【先週の出来事】 ・28日 三和総合研究所との勉強会 ・01日 さきがけ緊急総務会。行政改革委員会の事務局長人事について     骨抜きなら「腹を括る」。 ・02日 衆議院、6日間の会期延長決議。 ・ 03日 茨城県、真壁町町長選挙で、市村香候補の応援。 【さきがけ塾】 1 運営状況 2 11月のテーマ 「太平洋戦争の教訓」   私が設営。講師も努める。   ・18日 講師防衛大学杉之尾教授   ・25日 講師NHK静岡支局長山本肇 3 二人の講師の選別理由 4 話の内容 二人の講師の考えに全く同感する。 (1)杉之尾先生のポイント  ・「特定パラダイムのドクトリン化」  特定パラダイムに過剰適応して新たな適応能力を喪失。 ・社会現象としての戦争に対する、社会科学的分析の欠如。 ・専門知識を豊富に有する官僚の「省益」追求に対し、  「国民的利益」 の追求を最優先するシステムを。 (2)山本先生の話のポイント ・戦後50年、バブルの崩壊で終わった戦後の歴史に、  実は太平洋戦争 敗戦に見る多くのポイントが共通しているのではないか? {戦前、戦後に共通する日本文化、或いは日本人の欠陥}  @冷静・客観的認識よりも希望的観測、ご都合主義的楽観論。  A失敗から学ぼうとしない自己過信。  B攻撃一辺倒主義。収益一辺倒主義。 ・結論  @アジアは日本の庭ではないという認識重要。  Aリークアンユーの指摘「日本では、戦争で何をやったかを子供達にきちん   と教えてはいないのでは?とすると、また繰り返す恐れがある。」 (3)東京裁判史観で断罪していては英霊は浮かばれないという批判に   対しては、逆に歴史をきちんと伝えなければ英霊は   浮かばれないと考えるべきである。 【行政改革委員会の人事】 1 事務局体制の重大さ 2 「行政官」が「行政改革」できるのか?   それは「受験生が試験官を兼務するようなもの」結局骨抜きになる。 3 緊急総務会で意思統一。   大蔵大臣、厚生大臣そして田中代表に一任。   「閣外協力」の声、「それだけではすまない。」   「しかし、それで も良い」との声ガ出る。 4 官邸に対し鳩山代表が会議の模様を伝達するよう提案。 5 存在意義を示すため?   そうではない。   自民、社会ともに行革については真の熱意なし。   大政党に挟まれた21名のさきがけが自らの主張を貫くためには、   常に一触即発の決意が必要。   そして、その時におよんで自己保全のために逡巡する我々ではない。 6 結果として民間人を起用としていた、自民党、社会党の方針を変更させた。