国会通信 No.190
【阪神大震災発生】
1995/1/23 (マンデーレポート第190回の要旨)
【阪神大震災発生】
1 発生直後 神戸視察
・建設省非常災害対策本部設置 副本部長に就任。
・17日、18日両日にわたって現地視察。
・ヘリコプターで上空から見た神戸の惨状はすさまじかった。
・停電で暗闇の街、渋滞で太い光の線になった国道2号線、
赤い炎と煙そして燃えつきて置き火のようになった長田区等。
無気味な、人間としての存在自体を不安にさせるような感じであった。
・直下型地震の恐ろしさ。
・一瞬にして奪われた多くの人々の生命、
幸福を思うとき胸のつぶれるような思いになる。
・ヘリコプター輸送に必要性を痛感。建設、厚生、防衛庁等に意見具申。
2 高見レポート
・さきがけの神戸選出高見議員は東灘区の自宅で被災。
現在も現地に留まり救援活動続行中。
・彼の送って来たレポートは「悲痛」の一語に尽きる。
・建設省も近畿地方建設局の34才の職員がアパートで死亡。
3 建設省の対応
・人命救助にまず全力。
・緊急援助車両については高速料金免除の建設大臣決定。
・幹線道路の復旧。
西日本と東日本の連携を回復するため中国自動車道を回復
(23日午前0時までに緊急輸送路確保、27日までに一般交通開放)
神戸市西側の緊急輸送ルート確保に伴い、
いままで緊急輸送車しか通さなかった国道2号線を一般供用開始。
阪神高速道路湾岸線の回復。
神戸線の640M倒壊部分の撤去及び国道43号線の2車線開通。
・二次災害としての崖崩れ防止。
ヘリコプターによる診断。地すべり専門職員の派遣200人。
・応急住宅対策 11,000戸。
公営住宅、公団住宅の空き家入居11400戸。
建築物の被災度診断。
4 補正予算、特別立法について検討。
5 危機管理体制の構築
・遅い対応の原因と今後の対応・
@危急時の意思決定システムの確立。
及び、速やかな意思決定を妨げている、省庁のたて割り、
国と県、県と特別市の関係の整備。被災都市の周辺都市との連携。
A自衛隊出動についての要請主義。
B緊急の危機発生の際の連絡系統、情報系統の確保。
C災害発生直後の交通規制。道路、鉄道、水路、空路、通信の確保。
D都市計画上の都市防災の観点の見直し。
インフラ整備(道路、公園、下水道、建築基準等)とコスト。
Eボランティアの位置付け。