国会通信 No.191
【建設省、阪神大震災対策ニュース】
1995/1/30 (マンデーレポート第191回の要旨)
【国会論戦始まる】
(1)先週の状況
23日 村山総理所信表明ほか政府4演説(大蔵、外交、経企庁)実施
23、24日 海部新進党党首党の質問。
26、27日 予算委員会。
(2)感想
@新進党は野党としての質問権を放棄した?
新進党は、「明日の内閣」を強調するため質問はせずに
自分の政策を説明する「所信表明スタイル」に終始。
このため議論は深まらず、与野党はすれ違い。
この戦術は、結果的には野党としての最も有効な攻撃を
放棄したも同然。決して得策ではないと思う。
A元祖「TOO LATE」は海部さんだったのでは?
予算委員会では、新旧両総理の対決となったが、湾岸戦争のとき
「TOO LITTLE,TOO LATE」と世界の嘲笑を浴びた
海部さんが村山さんの対応のノロサを突いているのは皮肉で滑稽な感じだった。
B市川質問も神学論争の迷路に!
市川雄一新進党政務会長の質問も、自分で全閣僚出席を要求しておきながら
「こんな忙しいときになんだ。総理、外務、大蔵を除いて
各省に帰って仕事したらどうか。」などと矛盾も甚だしい。
結局自衛隊についての社会党の態度変更について
延々質問するなど過去の議論の蒸し返し。
C人的責任追求のみでは未来は開けない。
・危機管理体制の構築について具体的な提言を含む議論こそ
多くの国民が聞きたかったはず。
・対応の悪さの犯人探しは後でもできる。
失敗の教訓をいかに未来に生かすかを考えるべきである。
「政治家の資質」もあるが、「システム」のほうが重大。
とにかく、この国の縦割り、底上げ式の意思決定システムは
平時にはともかく、緊急時にはまるで対応力を失うことが明白。
村山さん、海部さん、小沢さん、いずれにしても今のシステムを
前提にすると大同小異。
D加藤紘一さんはボランティア支援立法について質問。
正直「やられたー」と心の中で舌打ち。
実は昨年NPS(非営利セクター)研究会を組織、
約2カ月かけてボランティア支援についての「さきがけ」案をまとめ、
その後12月15日に連立与党の自民・社会にも呼びかけようと
加藤政調会長にも面談。
協力要請。
加藤さんは、この問題は従来の自民党の体質にはあわないんだけれどと
言いながらも、社会部会に小委員会を作り、自社さで合同勉強会を
作ろうと約束。
今回の大震災におけるボランティアのめざましい活動を背景に、
その内容をすばやく質問に織り込まれてしまい、
当方としては機先を制されてしまった。
「先をこされて残念」。
ボランティアについての取り組みが一歩でも前進すればと思い自分を
納得させる。
ただ、注意すべきは、自民党的な取り組みだとどうしても
ボランティア活動を政府の代行機関化あるいは下請け機関化して
しまうおそれあり。
ボランティアの生命はその自主性にあり。
自民党がこの原点を踏み外さないよう監視して行かねばならない。
【建設省、阪神大震災対策ニュース】
(1)28、29日 建設大臣 17日に引き続き第2回めの現地視察。
(2)29日 内閣において第6回緊急対策本部
・建設省において事前の打ち合わせ会議。私も出席。
・主な内容
@道路復旧の状況
2月早々における通行止めは以下の2路線2区間。その余は復旧。
阪神高速道路 神戸線 (尼崎東〜月見山)
〃 湾岸線 (魚崎浜〜鳴尾浜)
A民間賃貸住宅の値上がり防止について
関連団体に要請済み。
B解体工事業についての値上がりについての指導。
解体連合会に要請。
CF 直立よりも斜体建物の解体のほうが5〜6割高くなるのが一般的
通常、解体 7割
運搬 3割 この両面で高くなっている。
(3)来週の土日(2/4、2/5)は政務次官、河川局長、経済局長等視察の予定。
海部さんが村山さんの対応のノロサを突いているのは皮肉で滑稽な感じだった。
B市川質問も神学論争の迷路に!