国会通信 No.205
【スポーツ振興投票法案について】
1995/5/22 (マンデーレポート第205回の要旨)
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【先週の出来事】
1 平成7年度第1次補正予算 成立。 総額 2兆7261億円
2 建設大臣の代理
5月15日 栃木県河内町の下水道通水式に出席。
17日 建設産業輸入促進会議に出席。(横浜ハウスクェアー)
18日 淀川水防演習総裁の職務を代行。
19日 宇都宮市相生地区市街地再開発事業の起工式に出席。
【スポーツ振興投票法案について】
1 スポーツ振興議員連盟が中心になってプロサッカーの試合を
投票の対象とする「スポーツ振興投票」の実施に関する法案をまとめた。
(当面サッカーのみを投票の対象としているので以下「サッカーくじ」と言う)
私もサッカーファンの一人だが、この法案については反対である。
2 法案の概要
・実施主体
「日本体育・学校健康センター」(特殊法人)
→「業務運営機関」(指定法人)→「銀行」
・ 対象試合 Jリーグが開催するプロサッカー試合。
・ 投票券 1枚 100円。
18才以下の者、選手審判等は購入禁止。
・ 払い戻し 売上金額の2分の1以下を払戻金(賞金)とする
(政令で規定)。
・ 払戻金は所得税非課税
・ 収益の使途 総売上金−払戻金−経費 = 収益
この収益の2分の1を国庫に納付。
残りの2分の1で拠点スポーツ施設整備やスポーツ振興事業を
行ったり、別に新設するスポーツ院の年金給付の助成を行う。
《以上の仕組みで3000億円の売上が見込める。
払戻金が50%で1500億円、経費を10%として300億円、
国庫納付金及びスポーツ助成金に各600億円を当て込む》
《参考:競輪競馬等の公営競技の払戻金割合は75%。
:当籤確率については。ジャンボ宝クジは250万分の1、
競馬は153万分の1
これに対しサッカークジは100万分の1程度に押さえる予定。》
3 法案に反対する理由
(1) サッカーは青少年に非常に人気のあるスポーツ。
18才以下購入禁止と規定してもその実効性に期待はもてず、
やがて子どもたちはギャンブルに汚染されて行くに違いない。
新たな「いじめ」の種となる恐れもある。
教育的見地から言って法案に反対である。
(2) スポーツの人気に栄枯盛衰はつきもの。
巨大機構を作ってまで振興する必要が果たしてあるか。
サッカー人気が下火になりクジの売れ行きが下降したとき、
機構の運営自体に巨額の赤字が発生するかもしれない。
先頃特殊法人の見直しをしたばかり。
行革の趣旨に逆行する。
(3) スポーツは本来自由な世界。
助成金の分配名目で、必ずスポーツの中央集権的支配が進む。
スポーツの自主的な発展を阻害する事になるので反対。
4 法案の進捗状況
さきがけの過半数の議員は反対。
自は文教部会はクリア、次の政策審議会もクリア。
社も文教部会は了解。しかし、その後さきがけの影響もあり
自社の最終決断までは行っていない。