国会通信 No.210
【ネットワークデモクラシー研究会設立】
1995/6/26 (マンデーレポート第210回の要旨)
【先週の出来事】
19日 参・神奈川地方区さきがけ公認候補の石川好さん
事務所開設祝いで激励挨拶(横浜市)。
20日 さきがけ拡大政調会議。景気対策について議論。
基本的視点は地価をもっと下げるべきか、
底入れ横ばい状況にすべきか。
両説対立。前者(菅、五十嵐)、後者(簗瀬、小沢)。
結論出ず。
21日 ネットワークデモクラシー研究会
設立準備会開催。呼びかけ人として設立の趣旨説明。
運営幹事会で今後の方針決定。
24日 参・滋賀県地方区さきがけ公認候補奥村展三氏
応援演説。(長浜市、近江八幡市)
【ネットワークデモクラシー研究会設立】
1 基本的視点
わが国市民社会の意思形成のあり方の基本的問題点。
●情報の世界の「官尊民卑」。「お上」による情報のたれ流し。
●第4の権力、マスメディアによる情報の占有も問題。
プレスにしてもテレビにしても、一定の編集意図の下に
整理加工された情報を「一方的」に発信し続けているのみ。
「お上」とあまり変わらない。
●情報の世界における著しい「他人依存」こそ重大な問題。
メデイアのツールが未成熟であった時代ではやむを得な買った。
しかし、このことが他方では市民社会の精神的自立や成熟を
妨げていた面も否定できない。
●コンピューターの普及発達により
1)市民は新たな情報発信主体になりうるようになった。
2)市民は主体的な情報選別が出来るようになった。
(他人が加工・媒介した間接情報を一方的に受容するのではなく
自分で好む情報を選別できる)
3)市民は情報源に直接アクセス出来るようになった。
(疑問を感じれば情報発信者に対し直接発問することができる)
●これは、市民の自立や精神的成熟を促す革命的な出来事だと思う。
●長引く不況、混迷する政治、オームに見られる精神的荒廃等々
世紀末の日本は政治・経済・社会全般で大きな閉塞状況に直面している。
この閉塞状況を打破する鍵は一つしかない。
それは市民社会が自己責任原則の中で自立していく事である。
●ネットワーク社会の健全な発展は、間違いなく
市民の民主的パワーアップにつながっていくことを確信している。
2 ネットワークデモクラシー研究会(NETーD)の概要
1) 目的
●NIFTYSERVE、PC-VAN等の商用ネット、そしてこれらを横断的に
つなぐインターネットの利用者はすでに300万人に迫ろうとしている。
今やネットワークは国境を越え、世界を結んでいる。
●しかし日本の政治の対応は著しく遅れている。
この情報化の遅れは新たな政治不信の原因ともなっている。
■その対策として
○「開かれた政治」を実現するためのネットワークを利用した情報公開の促進
○パソコンを利用した政治活動に対する各種法制度の見直し
○コンピューターネットワークが可能にする膨大な有権者の意思の即時集約を
前提に、国民投票制度の導入等新たな直接民主制の可能性の検討。
○情報格差への対応などネットワーク社会における「公平」「平等」の確保等
の新たな課題も検討しておくべきである。
●コンピューターネットワーク社会にふさわしいあらたな政治システムの構築や
市民の意思形成のルールを今から検討し、民主主義の望ましいあり方についての
必要な提言を行っていくのが当会の目的である。
3 ネットDの先駆的意味
1) 国会議員とネットワーク市民の合同研究会とした点画期的。
2) 研究テーマはネットワーク社会に政治がどう対応すべきかである。
(政治が先ではなく、ネットワークが先)今までと逆の発想。
3) 研究会には日本のあらゆるネットワークが横断的に参加。
共通テーマに添ってネットワーク相互が連携するのも画期的。
4) 研究のテーマの設定、議論、結論等、研究の進め方自体
オンラインとオフラインを交錯させながら進行する。
研究過程自体が実験的であること。
4 今後の予定
1) ネットD、キックオフ(第1回会合)について
6月28日午後5時、憲政記念館で国会議員と市民の
参加により設立総会を開催。
(参加資格は特になし。誰でもOK。参加費は500円)
2) 今後の運営についての個人的意見
● 研究テーマ公募(オンライン)
● テーマの集約・整理(オン・オフ)
● テーマ別分化会設置・検討(オン・オフ)
● 結論・提言(オン・オフ)