国会通信 No.213

【村山政権に参加する4条件についての個人的意見】

 1995/7/31 (第213回 マンデーレポートの要約)


【先週の出来事】


26日 さきがけ議員総会において村山政権に参加する条件決定。
27日 九州縦貫道、人吉ーえびの間開通式に大臣代理で出席。
  (青森ー鹿児島、宮崎間全通。2150キロ)
28日 NHKテレビ朝のニュースで佐藤謙一郎「離党」の報道。
〃  総務会で武村代表「代表辞任」表明。
〃  夜11時、武村氏を宿舎に訪問。
29日 午後2時、武村代表。「辞意撤回」。




【村山政権に参加する4条件についての個人的意見】


1 さきがけの総務会が村山政権に参加する条件として決定したのは
  以下の4点である。   
  なおこれら4件が達成出来ない場合は当然政権離脱を考えることとなる。


  1) 次期通常国会までに官邸機能の強化のための内閣法を改正すること。
  2) 各種審議会の公開を9月から実施すること。
  3) 次期通常国会までに土地買い上げ等の公的機関を設置すること。
  4) 「国連改革」検討委員会を設置すること。




2 私や堂本議員、高見議員が強く求めていた、市民活動を推進する基本法
  (NGOやボランティアグループ等の非営利団体に法人格を付与し、
  税制面での支援を含む市民活動促進のための社会的基盤の整備をはかる基本的法律)
  を次期通常国会までに成立させるべきであるとの提案は最終的には採用されなかった。




3 私は「政府セクター」と「産業セクター」の二つのセクターに偏重している
  2極的な日本の社会構造を、「市民セクター」(政府や会社・組合から離れた
  市民相互が自発的、自立的に交流する社会分野)を含む3極的な構造に
  変えていくことが、21世紀の最大の課題と考えている。
  この課題の重要性と緊急性についての理解がさきがけ所属議員全体に
  行き渡っていないのは残念である。




【武村代表辞任問題について】




1 代表の気持ちは痛いほど分かる。
  しかし、大蔵大臣として改革の大ナタをふるえなかったことが
  最大の問題なのだから辞任すべきは大蔵大臣なのではないか。
  わたしは、代表よりも閣僚を辞任すべきである、と考える。
  自社さが主要閣僚ポストをとる体制にこだわる必要は全くない。



2 さきがけは改革の前衛党として今一度原点に戻るべきである。
  そして「改革」の方向性を各自もう1度確認すべきである。
  私は「さきがけ」の目標は上記の社会構造変革に定めるべきであると考える。
  そのための方策として「行政改革」と「市民活動推進」が位置づけられるべき
  だと思う。これは私個人の政治家としての命題でもある。

3 「辞意」の「撤回」は、求心力を回復するための武村流「田舎芝居」と
  「酷評」されよう。さきがけの支持率はまた落ち込むであろう。
  しかし、これでますます「行動」と「事実」で示す崖っぷちに追い込まれた
  とも言える。決然として行うのみ。