国会通信 No.231

【さ・社 新党論】

 1995/12/18(マンデーレポート第231回の要旨)


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【先週の主な活動記録、参加した主な会議】
●15日 予算編成大綱決定。
●15日 与党公共事業ワーキングチーム 
 公共事業重点化枠3000億円につき
 公共枠2500億円、設備費500億円(5:1)に決定。
●15日 税制改革大綱決定
【社会党の新しい動き】
1 とちぎ民主フォーラム結成式 開催。  来賓として挨拶。
2 発言要旨
1) 新しい時代の政党像の模索
  (1) 巨大政党の時代は終わった。
  (2) 市民参加のネットワーク型政党の時代
  (3) 緩やかな連携と広い裾野を持った政党
  ∴ とちぎ民主フォーラムの新しい挑戦には、心から拍手を送りたい。 
2) 社会党の新党問題については世間が多いに注目。特にさきがけとどうなるか。 
● 私の基本的な考え方は
  数あわせ新党論には反対。 生き残りのための新党論は、有権者の反発を浴びる。
  自己保全のみに汲々としているとのイメージは政治に対する不信感を助長するのみ。
  理念こそ重要。
■ さきがけの理念
● 一言で言えば民権国家の実現。
  私流の言い方をすれば、21世紀へ向けてのわが国の最大の課題は
  「市民の民主的意思決定力すなわちシビリアンパワーの強化」こそ最大の課題である
。
● 日本社会はいままで、官僚セクターと企業セクターのみが肥大化し、
  市民セクターがまだ十分に育っていない。私がもっとも関心を払っている
  NPO法案の作成や、ネットワーク活動はすべてこの事に通じている。
3) さきがけと社会党の理念の比較
  (1)歴史認識・護憲感覚・外交方針 ではかなり共通している。
  (2)経済政策 では、企業と労働者を対立概念に置く社会党の基本認識に
   違和感を覚えることが多い。 
  (3)負担の問題
  (4)自助努力
4) さきがけの内部の議論 3通り。
  武村←→鳩山←(簗瀬)→田中 
  ∴決してさきがけモンロー主義を取っているわけではない。
  以上の理念に合致できる、幅広い勢力の結集(自民・社会を含めた)こそ望ましい。
  そのために今後とも情報交換を続けていきたい。
5) 最後に一言
(1) 村山政権は、多くの苦悩を乗り越えながら進んできた。
  特に、今年は戦後50年。
  マスコミはあまり評価しないが、戦後50年にあたって歴史の反省にたった
  メッセージを、国民代表としての国会が発信できるかどうかが今年の最大の
  課題だったと思う。
  50年の節目にあたってなんのメッセージもだせない、
  そのこと自体にアジア各国から根本的な不信感を浴びる、
  そんな最悪の事態は避けられたのではないか。
● 仮に自民党単独政権であったら、衆議院でさえあのような50年決議を
  通すことすらできなかったであろう。
  自社さ政権であったからこそできたこと。
  アジア各国も不十分と批判しながらも一定の評価をしている。
  村山政権の歴史に残る功績の一つ。
(2) ただ国民にわかりやすい社会党の総括がまだ不十分である。
  特に、自衛隊や日米安全保障条約問題。
● 私は、国民に見えないところで大変な苦労をしていることを知っている。
  ニューウェーブの皆さんの激論、
  1期生当選直後のパブロフの会、
  「改革連帯の会」、
● このような水面下での苦悩の過程が有権者には伝わっていない。
  それどころか、社会党の基本的な見解の変更が村山総理の
  総理就任直後の所信表明で唐突に行われたとの印象が強い。
  総理のポストと引き替えなどと揶揄されたりする。
  そこが残念である。
● さきがけのわれわれは、自民党という大政党を飛び出し、
  小政党としての苦難を覚悟し、落選の危機を目前にしつつ
  新党を結成した。有権者の審判というふるいの前で我々は
  過去の自らを総括しながら現在に至っています。
● 社会党はなぜ、新党に移行せざるを得ないのかとの、国民にわかりやすい
  総括が必要なのではないか。新党論の必然的論拠を提起すべきである。