国会通信 No.260


 【電脳政治学2】

1996/7/8 (マンデーレポート第260回の要旨)



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【先週の出来事】

●7月5日 中国勉強会  7月9日から13日まで訪中の予定。  核実験反対を訴えること、そして内蒙古の砂漠に植林活動を続ける  日本人ボランティアの皆さん(日本砂漠緑化実践協会)とともに植林を  してくること、が目的である。団長武村正義ほか、さきがけ7人の  国会議員が参加の予定。 ●7月6日 さきがけとちぎ第3回定例大会  平成8年度運動方針及び決議を採択して終了。 ●7月6日 鳩山由紀夫・簗瀬進の「トーク・ライブ」

【トーク・ライブ】

● 1000人の参加者を前に約1時間半。鳩山と簗瀬の 対話形式で、新党への思いが語られた。 ● 鳩山さんは、個人の尊厳が守られる社会作りを理想とし、 そのための行政改革、財政再建の必要性、ボランティア経済の進展 を始めとした経済改革、教育改革等を指摘。 ● 私は、持論の新市民革命の必要性を語った。市民革命の担い手たる 市民の前提は「個人の尊厳」が確立されていなければならないから、 鳩山さんの考えと簗瀬の考えは表裏一体の関係にある。 ● トークライブの後の記者会見で私と船田さんの選挙区の調整は どうするのかとの質問が出た。私は、「船田さんの新党への参加が どうなるか、様々なケースが考えられる、中央の動きと選挙区の 動きは別に考えていかねばならない、選挙区のことを先にすると 成るものも成らなくなる」と答えた。 ● 新党に新進党の議員の参加があれば、新党のインパクトは 高くなることは論を待たない。日本の政治のさらなる進展のために 新たな政治勢力の結集が必要と考える自分としては、当然新進党の議員の 参加を待望している。 ●しかし、当面期待されている船田さんが私と同じ選挙区であることは、 私にとっては大変悩ましいことでもある。翌日の地元紙の見出しにも なったとおり「政敵か同志か」、結果が出るまではなんとも言えないからである。 従って、中央は中央、地元は地元として、当然激突を予想しながら進んで 行く以外にないのである。

【電脳政治学2】

☆先日慶応大学で行われた私の講義の続きをご紹介する。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 第2 日本社会の構造変革  1 日本社会の基本的構造    官僚セクターと企業セクター偏重社会  2 社会構造変革の必要性    現在の政治・経済の閉塞状況の究極の原因がこの社会構造にある。  3 ネットワークは社会を変える    ○市民セクターの基本的インフラがネットワーク。    ○市民相互の横断的連携。    ○ネットワークとNPO法案  4 日本の情報政策の盲点    ○「発信される情報の総量をどのように拡大するのか」の視点が    完全に欠落している。新産業育成・雇用創出のみでは足りない。    ○市民セクターの拡大が最終的解決策。 第3 権力論  1 直接性によるフランクな関係、限りなく親密な関係こそ    ネットワークの原則的な人間関係。           ↓   2 真実の情報提供をする姿勢に対する信頼、    正直な対応をする人への信頼、    不誠実な対応をする人への嫌悪が率直に表現される世界が    ネットワーク。           ↓  3 フラットな人間関係が好まれ、政治における権力のあり方も   根本的に変化を迫られる。           ↓   力による支配からの脱却。   情報開示が権力の不可欠の前提に。   双方向の直接的なコミュニケーションの保証が重要に。           ↓   結論として、かぎりなくなだらかな社会になる。   ∴ 情報の世界に王様はいらない。   ∴ 情報の世界に権力者を作ってはならない。 (次週に続く)