国会通信 No.269
【民主党誕生】
1996/9/20 (マンデーレポート第269回の要旨)
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○8日・9日 新党の基本政策について合宿。
私は、政策面でのとりまとめ担当者として、会議の議長役を務めました。
最終的に、13本の柱が立ち、内容的に参加者のおおかたの合意が得られました。
(内容の詳細は、後日報告します)
○ 合宿と並行して、鳩山由紀夫・菅直人会談が3日連続(7、8、9日)で
行われました。ここで、設立委員会方式や、鳩・菅の共同代表、
党名は「民主党」等が決定しました。呼びかけ人も鳩山兄弟、菅直人、岡崎トミ子の
4名と決まりました。
○10日・11日 呼びかけ人による11日の共同アピールの内容について
最終的なつめの議論が行われました。
この議論には、政策担当者として鳩山側から簗瀬と五十嵐ふみひこ、
菅側で前原誠司、枝野幸男の両名が参加しました。
○11日 呼びかけ人による新党結成のアピール。
○17日 「民主党」設立委員会発足。 現職議員は37名が参加しました。
解散までの意思決定機関として幹事会が設置され、私も11名の幹事の一人に
選任されました。
○18日 第1回の選挙対策小委員会が開催されました。
そこで選対本部長の鳩山さんから提起された公認基準を検討し、
以下の10項目の基準を決定しました。
1 民主党の政策理念に合致した人であること。
2 2010年の未来への責任を全うできる人であること。
3 現職も新人も基本的には対等あること。
4 現職の先行特権はないこと。
5 過去の新党の動きに積極的に参加してきたこと。
6 社会的に批判されるような経歴がないこと。
7 行政改革、財政改革、社会構造改革等に、
「命も惜しまず、名も惜しまず」過去・現在・未来ともに
取り組む決意をもっていること。
8 女性の立候補については特段の配慮をすること。
9 専門職等の個性を持っている方についての配慮。
10 他党からの推薦・支持よりも独自候補擁立に努力すること。
【民主党につてのQ&A】
○ 「排除の論理」と主体的「選別の論理」
排除の論理をとることはいけないことでしょうか。
非合理的な理由で排他的な取り扱いをすることは非難されて当たり前です。
しかし、「政党」が自らの理念・政策に従って参加者を選別することは、
政党の「主体性」を発揮するためには当然の事だと考えます。
したがって、いわゆる排除の論理と「主体的選別の論理」は分けて考えるべきだと
思います。
○ 「社さ」まるごと論
私たちは、政党の組み合わせ論のみでは政治の閉塞状況を打ち破れないと
考えてきました。特にまるごと論で行くと、残念ながら新党は「かけ込み寺」
か「避難所」になってしまう危険性が充分にありました。これでは新党をつくる
意味がありません。
従来の保守・革新の壁を出発点から超越し、自民も新進も、また社民もさきがけも
乗り越えた政党を創る、これが鳩山由紀夫や私たちの初心でした。この点は
頑固にこだわりました。
○ 兄弟新党呼ばわりは迷惑です。
鳩山邦夫さんの存在も、保革の壁を越えた新党を作るという観点から
から重要な意味を持っていました。
私たちは、兄弟新党をつくる等の幼稚な低い志で行動したわけではありません。
鳩山邦夫さんは、新進、さらに自民に所属する良質な保守層への架け橋の
機能を担っているのです。船田さんが入っていればこの機能はもっと厚みを
帯びたはずなのですが、彼の不参加は非常に残念です。
○ 民主党と名付けた理由
党名は民主党と決まりました。この名前をもっとも早く主張した一人として
うれしく思います。
わたしが「民主党」を主張した理由は、
1 いまの日本の閉塞状況を打破するためには、
市民が主役の「社会」や「政治」そして「政党」を作るべきであること。
だから「民」「主」なのです。
2 民主党は、アメリカ民主党の持つ弱者保護や環境政策・情報政策を重要視する
観点を共有していること。
3 新党は、単に三極に止まらず、将来の政権を担う主役の政党をめざすべきである
こと。