国会通信 No.345


 【センターレフトとは?】

1998/4/21 (マンデーレポート第345回の要旨)


◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  ■ まず、先週は日程の都合でどうしても宇都宮でのマンデーレポートが    できませんでした。月曜日には朝の6時半から、県南の野木駅で朝のご挨拶。    火曜日には 足利駅での辻説法等々 宇都宮外での朝の日程が続いたため    1回休みとなりました。そんなわけで 原人日記も発信できませんでした。    お詫びします。  ■ 先々週の「センターレフト」とはなにか?の続きです。   ● まずブレアの考えを見てみましょう。     ブレアは以下の5つを「中道左派の5原則」と考えているようです。    1 グーバル・エコノミーに対応するための安定した管理と経済的引き締め。    2 政府介入の重点を、産業政策、税、支出などから教育、職業訓練、      インフラストラクチャーへと変化させること。    3 われわれは福祉国家の改革者でなければならない。      さもないと、右派がそれを解体してしまうであろう。    4 政府の再構築、分権化、      ちゃんと機能することを重視する方向での政府の改造。    5 われわれは国際主義者でなければならない。      右派の孤立主義に対抗しなければならない。   ● そしてそのうえでブレアは、オールド・レフトでもニュー・ライトでもない     「第3の道」を追求すべきである、と主張する。     そして豊かさと、社会的連帯や社会的公正の両立という考え方は、     「市場への熱狂」から醒めつつある東欧諸国も含めた世界中の諸国で語られ     始めていると指摘している。 ■ このブレアの考え方は、まだまだ漠然としあいまいですが    私なりに以下のように解釈できると思います。   1は、グローバル時代の世界市場の完全な自由に対する警戒を感じます。   2は、市場への政府介入を排除しながらも、教育、職業訓練そして社会的な基盤      の観点では、政府の関与を必要と考えているようです。   3は、福祉国家を解体することへの抵抗を示すとともに、解体されないための      自己改革を必要と考えているようです。   4は、分権化の方向を主張するとともに、形式的な行政改革へ      反対しているようです。     5は、国家エゴを乗り越えようとする意思を示しているようです。   以上のように解釈すると、   ブレアの言うセンターレフトとは   まさに民主党の求めている方向と同様であると思います。   ただ日本で「レフト」というと左翼イデオロギーと誤解する向きもあると思います。   そんな意味で「民主中道」と言い換えたのでしょう。