国会通信 No.372
【出て壊し、戻って壊す、小沢流】
1998/11/30 (マンデーレポート第372回の要旨)
【11月24日(火)】
●予算部会に出席。 11月27日に開会、会期末12月14日の第144臨時国会の
開会を目前に控えて、補正予算についての対応を議論しました。
景気対策について早急に対応しなければならない。
しかし政府の提出した予算案には国民経済に直結する所得税、
法人税の減税の実施については、次期通常国会に先送りするなど、
重要な欠陥がある。
したがって民主党としては反対することを部会の決定とした。
● 「地雷犠牲者をゼロにする会」に出席。
対人地雷禁止法の制定を記念し、外務省が主催。
同法案の国内法を審議した委員会の理事であることから
招待されました。
【25日(水)】
● 地方行政・分権化プロジェクト合同会議に出席。
この日は、法政大学経済学部教授 金子勝氏から
「地方財政危機の要因と減税・景気対策のあり方」というテーマで話を
聞きました。
公共事業に偏重した景気対策が、地方の財政負担を過重にし、
フローでも景気が上向かない原因となっている等の指摘は参考になりました。
【26日(木)】
● 米国青年指導者 訪日代表団の皆さんと、意見交換を行いました。
主催は国際交流センター。米国はネブラスカ州やカンザス州などの州上下院議員や政党
スタッフが中心。
日本側は、自民党 逢沢、渡辺(喜美)衆議院議員、公明党 上田衆議院議員、そして
民主党の私が対応しました。
私が、1990年以降の日本の政治状況を説明、またそれぞれ経済政策や、はては個別訪問
をなぜ日本が禁止しているかなどの生々しい議論にまで発展。
面白かった。
●参議院の民主党議員総会に出席。
自・自連立の矛盾を突く、防衛庁や石油公団関連の疑惑を明かに指摘し次期通常国会に
つないでいくなどの基本方針が確認されました。
● 全国商工会議所大会に出席しました。
【27日(金)】
● 参議院本会議(am10:00) 議席指定と特別委員会の設置を決め、10分弱で閉会しました。
特別委員会は、会期毎に設置されますが、今臨時国会でも私は金融特別委員会に
所属することになりました。
●民主党両院議員総会(am11:00)に出席。菅代表は少し頬がこけたような感じ。
リーダーになろうとする者にはつきもの?の危機管理テスト。なんとか及第したと
言えるかな。
菅さんは挨拶のなかで「出ては壊し、戻って壊す小沢流」という自作の川柳を
披露しました。
まさにそのとおりです。5年前の自民党離党は、自民党長期政権に終止符を打ちました。
今回の自自連立で再度自民党を壊してくれれば良いと思います。
まだまだ、自民党は壊し足りません。
極端な安全保障政策=国連総会の決議があれば自衛隊もPKO活動以上の行動が
取れる=は自民党を大いに波立たせると思います。
その結果、自民党の理念政策がすっきりしてくれれば、国民の選択肢は明快になると
思います。
その限りでは、今回の小沢さんの行動は無意味ではないと思います。
しかし、今回の小沢さんの行動には、まったく失望しました。
小選挙区制度の導入にかけていた小沢さんの核心は、政権交代の緊張感を回復する
ことにあったはずです。
結果として自民党をバックアップする以外の何物でもない今回の自自連立は、
彼の今までの軌跡とまったく矛盾しています。経済危機を救うためには、恩讐を
乗り越えるのだなどと、それなりの言い訳をしているようですが、
危機を作った原因こそ、自民党の政策的なあいまいさ、猥雑さ、利権調整型政治、
その場しのぎの先送り政治にあるのです。
これを見切ったからこそ自民党を離党したのではないですか。
自民党政治の流れを変えるためには、自民党を野党に転落させるしかない、
小沢さんはこのことも十分知りぬいているはずです。
それなのに、なぜ自民党と手を組むのですか。自民党の復権に手を貸すのですか。
そしてなぜ、日本の歴史を逆回転させるのですか。
私はかつて、自民党河本派にいたとき、幹事長の小沢一郎氏から、小選挙区導入の意味
を教えられました。
二大政党の緊張感あふれた政治が日本には必要だと、かたい信念をこめて語った
あなたの言葉を良く覚えています。
考えかたの違いはあれ、自民党に対抗する勢力をなんとしても作るという点では、
一致していたはずです。
それが日本の政治の進展のために最優先の課題であるとの考えも共通であったはずです。
しかし、いまやあなたはその原点を忘れてしまった。
信念の政治家から変節の政治家に変わってしまった。
残念ながら政治家小沢一郎氏に挽歌をささげざるを得ません。
●開会式(pm1:00)。参議院本会議場で、天皇陛下のお言葉を聞きました。
● 参議院本会議(pm3:00)。小渕総理の所信表明演説。
総理大臣自身、リーダーシップがないとか、顔が見えないとか批判されているのを
そうとう気にしている様子。
景気回復の第1の柱とのふれこみで「21世紀先導プロジェクト」を立案したが、
それに触れたくだりでわざわざ「私が直轄する」という言葉を挟んだりする。
また経済戦略会議に触れたくだりでも「私に直属する」という修飾語を入れたりする。
「直属」「直轄」は総理大臣にとっては自明の事のはず。
それをあえて口にするところが、滑稽だし、逆にそのほかは「人任せ」であることを
自ら認めているようにも響いてくる。
こんなに自信の欠如した総理を見るのは初めてのような気がする。
● 民主党躍進の集いが宇都宮で開催されました(pm6:00)。
1000名を超す参加者。
景気が悪いさなかの政治資金パーティー。ご奉仕をいただいた皆様に感謝します。
【29日(日)】
● 1区総支部 選対会議開催。
宇都宮市長選はいよいよ保守分裂の様相となってきました。
20年に及ぶ増山市政への総括なしで、後継者指名という市民不在の市長擁立は
見過ごすわけにはいきません。
民主党として独自候補を擁立する方針を再確認しました。
●とちぎ古楽協会の第2回定期演奏会を開催しました。