国会通信 No.401


 【予算委員会で質問】

1999/7/19 (マンデーレポート第401回の要旨)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 【先週の出来事】 【12日(月)】  ●辻立ちサミット開催。 ●参議院本会議。5200億円の補正予算が提案された。  それを受けての大蔵大臣の財政演説。 ●民間政治臨調が「日本変革の集い」として再出発。 ●民主党栃木県支部の幹事会に出席。  【13日(火)】 ●知的財産権戦略小委員会開催。   日弁連の知的所有権小委員会の皆さんからヒアリング。  ●本会議開催。財政演説に対する質疑。 ●国旗・国家法案について、参議院議員からヒアリング。  菅代表、羽田幹事長が出席。私は法制化反対の意見を述べた。  【14日(水)】 ●商工部会 開催。   産業活性化法案についてのヒアリングを行う。  リストラ促進法案ではないかとの批判が党内では強いようである。 ●雇用・新産業育成PT。ナスダック・ジャパンについて。  ●愛知県 瀬戸市で行われた「どんとこい銀行110番」の講師。  【15日(木)】 ●名古屋から空路で富山入り。  そこから岐阜県の神岡町にある東大宇宙線研究所を見学。  後日報告の予定。 ●竹村、松崎、桜井参議院議員とともに菅代表に面会。  「国旗国家についての国民投票を行う法案」の  提出を考えてほしいと要請。  【16日(金)】 ●予算委員会 9:00〜17:00  【19日(月)】 ●予算委員会 質疑後採決。  70万人の雇用創出をお題目にしながら、  極めて中途半端な5200億円の補正予算に  賛成するわけには行かない。  民主党、共産党、社民党の3党は反対。  しかし、自自公3党の賛成で補正予算成立。  公明党の皆さんは、予算案に対しての久方ぶりの賛成討論と投票。  ここの議員には戸惑いとはにかみが感じられた。  すかさず、「お友達でいて欲しかったのになー」とヤジを飛ばす。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 【予算委員会で質問】 19日の予算委員会では今井議員の関連質問に立つ。 質問時間(答弁時間は除く)は20分と短く、予算関係の質問の前に、 地元のオウム問題と、日の丸君が代問題に、あわせて10分近い時間を 費やしてしまったため、散漫なやり取りになってしまった。 以下、質問内容のうち オウム関連と日の丸君が代問題の部分をご報告します。 1 オウム問題について 1)栃木県はいまオウムの問題で大揺れにゆれている。  林容疑者がかつて宇都宮の病院の勤務医であったり、   オウムで裁判中の者の中に栃木県の関係者も存在していた。   そんなこともあって、大田原市をはじめとして戦々恐々としているが  この問題に対処する総理の基本的な考え方を聞きたい。 (総理大臣) 2)憲法の22条1項の「居住移転の自由」には「公共の福祉に反しない限り」   との制限がついている。   教団は現時点にたっても教祖および教団の犯罪行為を   総括し反省しようとしない。   それは、再犯への恐れを地域社会に与えることに   ほかならない。したがって大田原市の転入拒否は、   「公共の福祉」をまもるためのやむをえない措置と   して是認されるべきではないか。     (自治大臣) 3)「こどもたち」に罪はない。   また教育を受ける権利も認めるべきである。   しかし、一方で親の勝手な都合で教団維持のために利用されて   いるといった側面がある。単なるこどもではない。   宗教団体の後継者なのである。   ここが大変悩ましい。   しかし、本当に子どもたちの人権を守ろうと考えたとき、   教団の維持のための親や教団関係者のエゴは許されるべきではない。   劣悪な養育環境に置きつづける親の態度は、   民法834条の「親権の濫用」 あるいは「著しい不行跡」に   該当するのではないか。   そして、同条文では 「検察官の請求により」「家庭裁判所が」   「親権喪失を宣告することができる。」法務大臣としては、   この条項の適用を検討すべきではないか。  (法務大臣) 4)そのうえで、さらに人身保護法2条1項は不当に拘束されている   者の救済を、さらにその第2項では何人もこの請求ができるとしている。   この法文を活用して何らかの救済手段をとることはできないか検討すべきである。                          (法務大臣) 2 天皇の軍服姿が選ばれたことをどう考えるか。   (総理)  1)総理は、米国の週刊誌「タイム」の依頼に応じて   「世紀の100人」に選ばれた昭和天皇への推薦文を書いたが、   その内容はどんなものであったか。  2)後日 掲載される写真が軍服姿の天皇であると知って   抗議したと聞いているが、なぜ抗議したのか。  3)昭和天皇の写真は数多く残されているはずなのに、   タイム誌があえて軍服姿の天皇、当時の言葉で言えば   「大元帥閣下」としての昭和天皇の写真を選んだ意図を   どう理解しているのか。   性急に、盗聴法や住民基本台帳法、そして国旗・国歌法案に   取り組み、国家管理の傾向を強めているわが国。   一方歴史の総括が不充分なわが国に対して欧米やアジアが   持ちつづけている潜在的な恐怖感、これがこの写真に現れていると   思うがどうか。   そして日の丸・君が代の法制化にあたっては、かつての軍国主義と   の関連をどう総括するのか。   総理の見解を聞かせていただきたい。  4)私は、国歌としての「君が代」も、国旗としての「日の丸」も   大いにその存在を認めている。   しかし、それを法制化することには断固反対である。   特に国歌の法制化は、より強固に国民の自由な意志の形成を   束縛することになるからである。   「歌」は自由である。    歌詞はひとりびとりの思いいれによって初めて歌としての生命を得る。   天皇家を思ってもよし、妻や父母を思ってもよし、   そしてふるさとの山河を思ってもよい。   しかし、法制化することは歌詞の内容を国が定めることになる。   それによって歌の生命である自由が奪われる。   そしてそれは民主主義の基盤が失われることにやがてつながる。   イギリスの例に習って慣習法の世界にとどめるべきである。   今からでも遅くない法案は撤回すべきではないか。