国会通信 No.415


 【SI(社会主義インター)パリ世界大会に参加】

1999/11/15 (マンデーレポート第415回の要旨)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ■先週は、フランスのパリで開催された第21回SI(SOCIALIST INTERNATIONAL)  会議に民主党を代表して出席してきました。  国際交流委員長に着任して以来はじめての国際会議出席です。 ■ もっとも民主党の立場は、あくまでも招待をうけたうえでのオブザーバー出席。  正式に加入するかどうかについては、今後党内の議論をさらにつみかさねたうえで  結論を出すつもりです。 ■ 会議日程は三日間(8日〜10日)、会場はパリ市内東部に再開発された  デファンス地区にある「cnit」(クニート)と呼ばれる国際会議場でした。  朝10時から5時過ぎまでの会議が連日行われ、夜は午後8時からのレセプションと、  過密なスケジュールをこなしてきました。 ■初日の8日は、社会民主主義の将来についての本質論が議論され、また2日目の  9日には、中東和平やコソボ問題が語られ、最終日の10日にはパリ宣言の採択と  人事が決定されると言った概要でした。  とにかく8日の午前中は、フランスのジョスパン首相、ドイツのシュレーダー首相、  そしてイギリスのブレア首相があいついでスピーチをし、また2日目には、  イスラエルのバラク首相、ペレス前首相、PLOのアラファト議長、が出席しスピーチを  行うなど、あたかも世界政治の「スター」の話を目の前で聞くことができ、大変勉強に  なりました。 ■特に興味を感じたのは市場経済についての評価です。  「路線の差」とまでは明確になってはいないかもしれませんが、市場経済について  これを積極的に評価しようとするブレア氏やシュレーダー氏に対して、  これを評価しながらも「社会全体が市場化することは問題がある」としてその行き過ぎを  警戒するジョスパン氏の間にあるニュアンスの差が気になりました。 ■また、イタリアの最大与党の左翼民主党の代表の発言も印象に残りました。  発言の内容は   「社会主義をとっていない政党の中にも多くの改革政党がある。たとえばアメリカの    民主党や、キリスト教を背景にして福祉を考えるような政党である。これらとの    連携を今後は深めていくべきである。」  といった内容でした。  わが民主党のポジションもこの辺におくべきなのかな?とも思った次第です。 ■ 以下には、会議の途中でザウルスに書きつけた雑駁なメモを載せました。  今回特に有意義と思われる、ジョスパンとブレアのスピーチ原稿については、  後日掲載したいと思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜会議メモ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ● 8日(月) ■第1セッション(10:00から13:00)    「次世紀における社会民主々義」    フェリぺ ゴンザレス   議長  モロア   仏首相 社民党党首 ジョスパン   独 首相 シユレ-ダ一   英 首相 ブレア   ※ 市揚経済についての評価。  ブレアとジョスパンに違い。   ■第2セッション(15:00から18:00)     今大会の宣言案 「パリ宣言」 について提案。   ■レセプション (20:00〜22:00) オルセー美術館。  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ● 9日(火) ■第3セッション(9:30〜13:00)      「平和と連帯の方向性」についてスピーチ   イスラエル首相 バラク   PLO議長 アラファト   イスラエル前首相 ぺしス   北アイルランド社民党々首   ボスニア社民党党首   モンテネグロ社民党委員長   グルジア共和国社会党党首   アルバニア社会党々首   クロアチア社民党副委員長   セルビア民主連合代表   スェーデン外務大臣      「紛争解決の国際的な予防措置のアジェンダを提案。      CTBTを否決した米上院は信じられないと正面から批判。」   イタリア左翼民主党代表     「市場経済は賛成。しかし市場社会には反対」としたジョスパン発言には      賛成である。しかし、胎頭する新しい勢カへの対処(ブレア)も重要である。      ドグマではない価値の集績がポイント。      21世紀の社会主義は常に再生(改革)するものでなければならない。」 ■在仏日本人会訪問(13:30から14:45)      事務局長の岡本宏嗣さん、事務局の小糸淳司さん、そして    海外有権者ネツトワ一ク フランス代表の谷ロ吉信さん夫妻と懇談。     来年の5月以降に実施となる、海外投票の準備状況の実態がどうなっているか    を中心に話を聞かせていただきました。    なお、最近論議されている「海外特別区」を新設する事には反対であるとの    意見をいただきました。その理由は、所在国の人ロ格差が投票に色濃く反映する    ので所在地後とに不平等になるからとのことでした。 ■第4セッション(15:00から18:00)   モンゴル社民党代表   アルジェリア   アンゴラ    ★武器取引の禁止 国連の活躍が期侍される     ムサカ議定書   モーリス島社会党党首    ★国際化 ニフのブロックに分けるのではなく多様性を認めたもの    ★イン夕ーネットの意味   役員人事     女性を地域代表に必らず登用する事を新たな基本方針とする。     25人の理事    ポルトガル首相の「アントニオ グテレス」氏を新議長に選任する予定。    現議長のモロア氏は名誉会長に。 ■フランス国民議会議長招待レセプション (議長公邸 HOTEL LASAY)     モロア議長、イスラエル前首相ペレス氏、新議長予定者のポルトガル首相グテレス氏   ほか多くの参加者と交流。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ●10日(水) 第5セッション(9:30から14:00) ■中共 中央対外聯絡部の副部長 劉敬欽氏と会場内で接触。  中国はSIの第16,17回に出てこれで三度めの参加。  正式加入入考えはない。政党どうしの性格がちがうから。 以下の各国代表が発言。 ■南アフリ力 ANC代表  借金返還問題が重要  世界の援助が必要 ■キプロス代表 ■イタリヤ民主党代表 ■トルコ人民共和党代表  EUの労働者の12%が失業  人間の価値を疎害しない経済 ■アルバニア   50万人の避難民 ■ブラジル民主党代表  国際化の問題点。通貨、貿易赤字。  その解決策のためのアジエンダ必要。  富と所得の再分配。  世界共通の就学年数など教育面での世界的な協力。  マスコミの民主化  市場の混乱 ■チリ社民党代表 ■ポ一ランド社会民主党代表  ■ネパール会議派議長 ■ドミニカ民主党代表 ■べネズェラ ■BFM代表(児童保護団体) ■メキシコ社民党代表   国際化の影   貧困   金融   規則監視の必要性 ■ ポーランドUPU代表