国会通信 No.436
【政権の正当性】
2000/4/10 (マンデーレポート第436回の要旨)
【先週の出来事】
■ 3日(月)
8:00〜 9:00 第435回マンデーレポート実施。
10:00〜11:00 足利工業大学 工学部・大学院入学式であいさつ。
※微細化技術の革命的な進歩などについて話した。
13:00〜16:00 (参)国民生活調査会。
少子化問題について関係省庁へ質疑。
16:00〜17:30 民主党 憲法調査会。
17:30〜19:00 国会コーラス愛好会。
※この日は、前日の深夜11時半に行われた青木官房長官の小渕総理の
緊急入院発表、午前中の青木長官職務代理者選任、そして森氏後継が
確定的になるなど、永田町は急展開。
■4日(火)
8:00〜 9:00 商工部会に出席。
「再生資源の利用促進に関する法案」についてヒアリング。
10:00〜12:30 交通情報通信委員会。
海洋汚染防止法の改正案について審議 採決。
10:10〜10:40 常任幹事会。
森 自民党新総裁誕生により、5月解散、6月総選挙の
可能性がかなり高くなったこと、選挙準備をさらに
急速に加速する事などが確認された。
また首班氏名にあたっての他党への協力依頼は
特に行わない方向が決められた。
■5日(水)
9:30〜10:30 中国共産党の訪日団と意見交換。
鳩山由紀夫代表、ネクストキャビネットの伊藤英成外交・安保大臣
とともに、中国共産党の曾慶紅中央組織部長ら10名の訪日団と懇談。
同氏は江沢民首席の側近ナンバーワンと言われる人。
台湾の陳新総統誕生後の日本の出方をうかがうのが、今回の訪日団
の目的のひとつ。
10:30〜11:00 両院議員総会。
13:00〜14:00 (参)本会議。首班氏名。記名投票。
※ 得票の結果
森 鳩山 不破 小沢 土井 武村 椎名
(衆) 334 95 26 17 14 1 0
(参) 137 56 23 5 14 2 7
14:30〜15:00 (参)憲法調査会。
論文を寄せてくれた170名余の学生の中から選ばれた
20人の学生参考人の皆さんから意見を聴取。その後質疑。
※ 当初応募者の数が少なかったので、特に声をかけて
応募してもらったものもあるやに聞いた。
20名の選抜の基準もどうもはっきりとしていない。
客観性や公平性に問題がある。
■7日(金)
8:30〜 9:30 雇用新産業育成PT 福祉型公共事業の展望と課題。
10:30〜11:00 在日大韓民国 民団の新旧会長が鳩山代表を表敬。
在日外国人に地方参政権を付与する法案が、
今国会で成立させる事ができるかどうかについて
が会談の主要な話題となった。
13:00〜14:00 (参)本会議。森新総理の所信表明。
喜びをかみ殺しているような森新総理。
開会前のうれしそうな顔。
森さんの臆面のない正直さには恐れいる。
■8日(土)
14:00〜15:00 4区候補予定者 中井豊氏と打ち合わせ。
17:30〜18:30 1区候補予定者 水島広子氏と打ち合わせ。
19:00〜20:30 篠井地区でミニ集会。
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【森政権の正当性は?】
●民主党の川端国会対策委員長は7日、青木官房長官に対し以下の5点についての
疑問を明らかにするよう文書で要求した。
(1)前総理が順天堂病院に入院したとされているのは2日の午前1時、
その後青木官房長官が入院の事実を記者会見で発表したのが同日の午後11時半、
この間22時間もの時間がかかったのはなぜか。
(2)官房長官は、会見で前総理が昏睡状態に陥ったのは2日午後8時過ぎと
言っている。
しかし、総理の臨時代理を任命したのは翌3日の午前9時。なぜ、昏睡状態に
陥りながら、直ちに臨時代理を任命せず13時間もの空白を作ったのか。
(3)憲法70条の趣旨を考えれば、昏睡状態に陥った時点で速やかに臨時代理を
任命すべき。選任までに生じた『総理不在』の事態は重大な危機で、
あってはならない『政治の空白』と考える。この事態に至った事実関係を
明白にしてほしい。その責任をどう考えるか。
(4)2日午後8時以降、官房長官が宮沢蔵相に臨時代理就任を要請したとの
報道があるが、これは事実か。
(5)本日に至るまで、病状に関する医師団の報告が全くない。
国民は病状を心配しており、一国の代表者だった前首相の病状を知る
権利があると考える。本日にも医師団に病状を明らかにさせる考えはないか。
● この質問の第5点ににあるように、いまもって前総理の病状についての医師団の発表が
ないのは、なんとしても理解ができない。
前総理が、いつから、どんな状況になったのか、これについての専門的な
医師からの発表が今もってない。ただ、青木官房長官という医療に素人の、
不正確な言葉でしか前総理の病状は語られていないのである。
海外のマスコミがクレムリン並の密室だと言ったが、
これではクレムリンよりも数段ひどい。
●このことは単なる国民の知る権利・情報公開のレベルでとどまる
議論ではない。権力の正当性、あるいは民主主義の適正手続きにかかわる
重大な問題である。法律的な見地から言えば、青木官房長官に対する
職務代行選任行為が無効であり、したがって青木官房長官が主宰して
閣議決定した小渕総理の総辞職決定も無効、当然森新総裁の選任手続きも
無効になる等々、森内閣の存立を覆す重大な問題である。
●青木官房長官は「2日の午後7時に小渕総理に会ったが、このとき総理は
まだ元気で、総理自ら後事を青木氏に託したいと言った」と説明、
したがって小渕総理自身が職務代理者の指定を行ったと説明する。
しかし、小渕総理がこのような発言をしたかどうかは青木官房長官以外
だれも証明できない事である。
● さらに村上参議院議員会長が明らかにしているように、職務代理者は当初は宮沢さんに
なってもらおうとして、宮沢さんに電話までかけて交渉した事実が明かとなった。
このことは、前総理から代理は青木にという意思表示がなかったことを
強く推測させる。そうなると、青木官房長官は最初からまったく大ウソを
ついていたことになるのである。
● しかも、前総理の不幸を利用し、これを同情の追い風にして、選挙に勝とうなどとの
考えはあまりにも卑劣でありまた国民を愚弄するするものである。
いづれにしてもまずは一刻も早い医師団の正確な報告を求めたい。