国会通信 No.437
【はじめての車椅子体験】
2000/4/17 (マンデーレポート第437回の要旨)
【先週の出来事】
■11日(火)
10:00〜12:30 参議院 本会議。
森総理の所信表明に対する質疑。
17:00〜18:00 国連東チモール暫定行政機構事務総長代表代行の
デ・メロ氏と会見。
■12日(水)
8:00〜9:00 商工・科学技術合同部会。
「高レベル放射性廃棄物 最終処分場」の構造について。
10:00〜15:45 参議院 本会議。
森総理の所信表明に対する質疑。
海洋汚染防止法等あがり法案3件の採決。
18:30〜19:30 衆議院選挙合同選対 第3回会議。
■13日(木)
10:00〜17:00 交通通信情報委員会。
NHK放送センター 羽田空港ないのバリアフリー施設等を
視察。
■14日(金)
8:00〜9:00 日弁連との定期懇談会。
10:00〜11:30 参議院 本会議。
あがり法案の採決。
11:30〜12:30 パラオ共和国 保険大臣のマサオ・ウエダ氏と会見。
19:30〜20:30 松下テレビ労組 役員会で講演。
■16日(日)
10:00〜10:30 読売新聞記者の取材を受ける。
14:00〜17:30 宇都宮バッハ・ソサイエティー 第5回マタイ受難曲演奏会に出演。
19:00〜19:30 福富健一さん 栃木市寺尾地区後援会の役員会で応援演説。
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【はじめての車椅子体験】
●13日(木)の交通情報通信委員会の視察で、新しくC滑走路がオープンし
海側に拡張した羽田空港を視察した。
視察の中心は、羽田空港関連のバリアフリー施設であった。
飛行機から降りた所から、車椅子に乗り、空港内のエレベーター、インフォメーション、
トイレ、などの施設や、バス、鉄道、モノレール等の空港にアクセスしている交通機関
のバリアフリー施設をチエックしました。
● 現在、衆議院の運輸委員会では政府提出の交通バリアフリー法案と民主党提出の対案を
審議しています。
政府案は、民主党案と比較すると、
1 交通の自由権についての規定が不充分です。
※ 民主党案は「移動制約者の移動の自由を確保」することを法の目的としている。
しかし、政府案は「高齢者・障害者等の移動の利便性の向上」とするだけ。
2 法律の対象範囲が狭すぎます。
※ 政府案=交通施設内の移動を主に規定。
一方民主党案は
=出発地から目的地までの例外のないバリアフリー化を目指しています。
3 政府案は、バリアフリー情報について触れていません。
民主党案では、移動制約者が安全かつ円滑に移動できるようにするため、
理解しやすい方法によって、必要な情報を提供するように努めるものと規定して
いますし、さらに情報のバリアフリー化を推進するよう定めています。
4 政府案は財政上の措置について、明確な規定を置いていません。
しかし、民主党案では、国が公共交通事業者に対し、バリアフリー施設の整備に
要する費用の4分の3を補助するよう定めています。
5 国会への報告についての規定が政府案では欠けています。
しかし、民主党案では、内閣は毎年国会に対し、移動の自由を確保するための施策
を報告するよう定めています。
6 政府案の見なおしの期間は長すぎます。
(政府案=10年←→民主党案=5年)
●政府案が、交通バリアフリー法案についていかに及び腰であり、自民党の得意技で
ある、小出し後出しをここでもやっています。
これでは、残念ながら、効果は期待薄です。
●たとえば 移動制約者がバスに乗りやすいようにするため低床式にするためには
当然バスの購入費は高くなります。
羽田空港にアクセスする京浜バスの話だと
通常のバス=1500万円
低床式バス=1800万円
スロープ付き低床バス=2300万円
と言う話。財政的な補助を考えなければなかなかインセンティブはついてこないと
思われる。
●はじめて経験した車椅子での移動は、なかなかきつかった。
ちょっとした段差があっても車椅子は止まってしまう。
軽いのぼりの斜面でも、車輪を押しまわしするのに、大変な力がいる。
くだりの斜面では、自重で押されるのを止めなければならない。
進行方向と交差する斜面を直進しようとすると、どうしても下り方向に流される。
一人で、車椅子を操作するのは、大変な筋力と注意力を要することを実感した。
本当に汗だくになる。
当然視察の対象になるところだから当然先進的な施設に決まっている。
普通の駅であったら、とても今回のような移動はかなわないであろう。
●充実した情報バリアフリー法案の必要性を実感した次第である。