国会通信 No.438
【本会議で質問:預金保険法改正案】
2000/4/24 (マンデーレポート第438回の要旨)
【先週の出来事】
■18日(火)
11:00〜12:30 情報バリアフリーPT 第1回。
講師:東京大学教授 坂村 健 氏。
※ 障害者や高齢者にやさしい情報社会を作るために何をすべきか。
これが、PTの目標。ただし、坂村先生から、考察の対象を高齢者・
弱者に限定するよりも、みんなに適合するよう考えて行くべきだとの
アドバイスをいただいた。誰にも適合するユニバーサル仕様こそ
重要である。
13:30〜15:30 交通情報通信委員会。
※ 運輸施設整備事業団法の一部を改正する法律案について
質疑後採決。共産党のみ反対。
この法案は、
1 特殊法人等の整理合理化を推進するため、造船業基盤整備事業協会
を解散し、その業務の一部を運輸施設整備事業団に実施させること。
2 高度船舶技術を用いた船舶等の実用化を図るため、当該船舶等の製造
に必要な資金の借入れに係る債務保証業務を同事業団に新たに
実施させること。
などを主な内容としている。その後、19日の本会議で可決された。
17:00〜18:00 常任幹事会。
■19日(水)
10:00〜12:00 参議院本会議。
■20日(木)
10:30〜11:30 イタリア大使と鳩山代表との懇談に同席。
この日の朝、ダレーマ首相の辞任の報道。ダレーマ氏は左翼民主党
出身。
前任のプロディー氏からオリーブの木政権をひきついだ。
辞任の背景などが話題となった。
11:30〜12:00 運輸部会。
タクシー業務適正化法案について公運労協と意見交換。
13:00〜13:30 交通情報通信委員会。
いわゆるバリアフリー法案について趣旨説明。
15:00〜16:00 裁判官訴追委員会。
■21日(金)
8:00〜9:00 アンケ・フックス ドイツ連邦副議長と懇談。
フックス女史は社会民主党の元幹事。ドイツ社民党が政権奪取する
までのさまざまな知恵について親切にアドバイスいただいた。
たとえば、財政再建の主張はもっともだが、さらに国民の理解を
高めるためには、具体的なメリットが何にあるのかの具体的な主張が
必要、との話はとても参考になった。
また、私は都知事の「三国人」発言など、最近の日本で外国人問題に
ついてかなりの排外的なムードが漂っているがどう思うかと質問。
社会不安はえてして外国人排斥運動に転化されること、自国民の安心
が確保される政策作りがもっとも大切、、、などと
話されていた。
10:00〜12:00 参議院 本会議。
預金保険法について趣旨説明と質疑。
昨年夏の盗聴法国会以来、久しぶりに民主党を代表して森総理・宮沢
大蔵・谷垣金融再生委員長、に対して質問。
森総理とははじめての対決。
持ち時間20分の質問であったが、字数約6000字の質問は
なんとか時間内に収まった。
森総理は金融にはあまり強くない。
前日のクエスチョンタイムとは打って変わった原稿棒読みの答弁に
終始。専門用語の語彙にも乏しい様子。
攻め方によってはかなりぐらつかせる事ができるのでは、と感じた。
(質問の詳細は以下のとおり)
■22日(土)
9:30〜10:15 第5回関東ディスクゴルフ大会であいさつ。
ディスクゴルフとは、フリスビー(正式にはディスク)を使ったゴルフ。
ゴールには円盤が引っかかるような鎖が数条たてに張られており、
ゴールにディスクが命中すると鎖にひっかって下にあるディスクの
うけ皿に受け止められそれがホールインとなる。
私は県議当時からディスク関係の団体の会長を務めている。
10:30〜11:30 朝日新聞記者の取材を受ける。
13:30〜14:30 民謡貢献賞を受賞した小山貢清世さんのお祝いで挨拶。
18:30〜20:00 栃木三区の民主党関係議員団と懇談。
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【本会議で質問:預金保険法改正案】
以下のような質問要旨で森総理・宮沢大蔵・谷垣金融再生委員長に質問しました。
預金保険法等の一部を改正する法律案及び保険業法及び金融機関等の更生手続の特例等
に関する法律の一部を改正する法律案に対する
質問要旨
2000年4月21日
民主党・新緑風会 簗瀬 進
1 金融改革の緊急性と将来ビジョンについて
(1) 世界的な金融再編にどう対処するか? (総理)
ドイチェバンクが、米国8位のバンカーズ・トラストを買収することを発表した。
これが実現すれば、ドイチェバンクは、UBSやシティ・グループを抜き、世界最大
の銀行となる。世界は急激な金融大規模化の路線をひた走っている。
その原因とまた将来構想について。
(2) 金融関連新商品の開発力の著しい遅れにどのように対処していくのか?(大蔵)
米国の金融業界は、セキュリタイゼーション(証券化)やデリバティブなどの技術
を駆使し、多くの特許を生み出しています。
これに対し、我が国の金融業界では、セキュ リタイゼーションについても
デリバティブについても特許の出願さえありません。
このような現状をどう受け止め、我が国はどう対応していくべきなのか、
2 改革を遅らせてきた原因は今も続いている。
(1)金融における政官業癒着体質は改革されたか? (総理)
自民党が大手銀行10行に政治献金を要請したという報道があった。
もし現実になったら、それは銀行に投入された国民の税金の上前をはねるような
ものだ。真偽の程を問う。
(2)前金融再生委員長の辞任に関する総理の所見は? (総理)
総理は、越智前金融再生委員長の金融検査に絡むいわゆる「手心」発言について、
「そんなに間違った発言だとは受け止められない」と述べたと伝えられている。
その発言の真意を問う。
(3)1兆円の株価操作に関しての総理の所見は? (総理)
先週末の株価暴落に慌てた自民党首脳は1兆円の株価操作を始めると言い出した。
このような政治的操作を繰り返していては、いつまでたっても日本の金融システム
は世界のすう勢から遅れるばかりである。
(4)株価暴落の真の原因は構造改革の遅れにある。ペイオフの延期は改革をさらに
先送りすることになるのではないか? (総理・大蔵)
3 東京協和・安全二信組に対する東京都の負担拒否問題について。
(大蔵・金融再生委員長)
4 「そごう」への債権放棄とLTCBの関係について
(金融再生委員長)
5 預金保険法に移行する結果、抜け落ちることについて。
(1)デイスクロージャー義務が欠落することの問題点についてどう考えるか。 (大蔵)
(2)システミックリスクの認定が裁量にゆだねられるのは問題ではないか? (大蔵)
(3)公的資金投入の歯止めがないのではないか。 (大蔵)
6 保険業法の特例等に関する法律の改正点について
(1)ゼロ金利政策について。 (総理・大蔵)
(2)生保処理について巨額の公的資金を投入することへの納得できる理由について、ど
う説明するか? (総理)
(3)生命保険会社の経営実態について。 (金融再生委員長)
7 金融行政の総括の必要性について (総理)