国会通信 No.464


 【不信任なるか?】

2000/11/20 (マンデーレポート第464回の要旨)


【不信任 なるか?】 ************************************************* ●栃木県知事選の開票経過を横目で見ながら、マンデ  ーレポートを作成している。今回は、民主党県連として  独自性を発揮できなかった。民主党支持者の多くの皆さ  んからもご批判をいただいた。厳しく反省しなければな  らない。 ●一方、自民党は加藤紘一さんの決起で大揺れである。  私も、彼の行動には大きく拍手をおくりたい。しかし、  是非とも加藤さんにお願いしたいのは、自民党を離党し  新たな改革の道を歩いてもらいたいと言う事である。 ●私も、7年前の1963年6月18日、宮沢内閣に対する  不信任案に、白票(=賛成票)を投じ、そして直ちに離  党し、3日後に新党さきがけの結成を行った。ちなみに  さきがけ結党に参加した10名の代議士のうち、不信任  案に賛成したのは1名、欠席が1名、賛成が8名、と  それぞれが独自に判断し採決に臨んだ。 ●私が自民党離党を決断した理由は、自民党内の選挙制  度改革をめぐる激しい議論の渦中で、つくづく自民党の  内部改革は無理だと感じたからであった。党利党略、  個利個略、国益よりも自分益、利権構造にしばられて  決断ができない、そんな自民党の未来に絶望したのが  理由の一つであった。 ●そのときから7年が経過した。自民党は果たして  良くなったか。利権構造にがんじがらめになり、日本の  改革を妨げ続けている状況に何の変わりもない。 ●自民党は、7年前の総選挙で野党に転落。その後自  社さ政権で政権に復帰、しかし、自民党は単独政権を作  る力を喪失、その後連立の相手を次々と変え、2年前か  らの自自公政権からは、かつて宗教政党と徹底的に批判  した公明党との連携を強化、権力維持のためには無原則  な性格をさらに強めている。 ●こんな自民党の内部改革はきわめて困難である。加  藤さんには、ぜひ自民党を離党してもらいたい。  そして新党を結成し、自民党との対抗勢力を連携して構  築してもらいたい。 ★★★★★★★★ ★  ご連絡  ★  ★★★★★★★★   来週に予定されている参議院予算委員会での民主党の   質問のトップは私が行う予定です。テレビ中継も入ります。   しかし、、、、、実はヤキモキしています。と言うのも、   衆議院の予算委員会の質問終了後、採決前に不信任案が   提出される予定ですので、仮に不信任案が可決されれば   参議院の予算委員会はあっというまに吹っ飛んでしまい   ます。また、否決されても、いろんな波瀾が予想されます。   そんなわけで、質問の準備も極めてやりずらい状況です。 【先週の主な出来事】 ■11/13(月) ★10:20 上京。 ★11:40 国対役員会。 ★12:15 議員総会。 ★ 13:00 本会議。  「斡旋行為処罰法案」 趣旨説明及び質疑  この法案にはさまざまな適用制限の工夫がされている。  以下の6点。これは問題です。   1 私設秘書を除外   2 識務権限のハ一ドルを置いている   3 請託のハードル   4 あっせんの対象を「契約と行政処分」     に限定   5 報酬を「財産上の利益」に限定   6 適用上の注意規定     「公職にある者の政治活動を不当に妨げることの     ないよう留意」 ■11/14(火) ★6:46 上京。 ★8:00 IT革命推進PT。     講師  情報通信総合研究所 副所長 藤田 繁さん     「あるべき競争政策」について ★9:30〜12:30 地方行政警察委員会。  この日は参考人質疑を行いました。  その一人都立大学教授 前田雅英さんの以下の指摘  が印象に残っています。 ●刑法犯検挙率の急激な低下 1988年(60%)からつるべ落し                 99年は25.28% ●急低下の原因  犯罪発生の急増仁対し警察の人員体制          が追いつかない  →重大事犯にシフト                  →軽微事件の軽視                  →その結果重大事犯の検挙率まで低下 ★10:25〜10:40  行革PT 弟2回。  このPTの座長をしているために、参考人質疑の  合間を見て、少しだけ顔を出しました。   「新体制の課題」というテーマで、飯尾 潤  政策研究大学院大学 教授の話を聞きました。 ★10:45〜11:10 裁判官訴追委員会に出席。 ★12:30〜13:00 常任役員会。  来週行なわれる予定の参議院予算委員会での質問の  トップバッターとして私が指名されました。 ★14:00 議員総会 ★14:30〜16:15 参議院本会議。 ●財政演説に対する質疑    民主 平田健ニ議員 ●法案の採決  1 一般職の職員の給与に関する法律改正案  2 国会議員の秘書に関する法律改正案 ★16:20 参議院予算委員会。   補正予算についての趣旨説明を宮沢大蔵大臣から   聴取しました。 ★16:30 予算委員会の民主党所属議員間で打ち合わせ。 ★17:00 知的財産権戦略PT 座長副座長会議。  今後の方針についての打ち合わせを行いました。 ■11/15(水) ★7:11 上京。 ★8:20 IT革命推進PT 役員の打ち合わせを行いました。 ★8:30 知的財産権PT 岸 宣仁 経済ジャーナリストの話を聞きました。 ★11:00 個人情報保護PT      國學院大學教授の萩原静雄さんの話を聞きました。 ★12:00 国対理事合同会議に出席しました。 ★13:00〜16:00 参議院の憲法調査会に出席しました。  参考人は著名な西部 邁、佐高 信のお二人。  特に西部さんがどんな話をするか興味しんしんでした。  西部さんの話は、、、、、   「自由←→秩序、平等←→格差、博愛←→競合等々  それぞれに内在する限界がある。その調整原理が  それがその国の「歴史」や「伝統」である。」という  内容でした。しかし、「歴史」も「伝統」も実体は  ありません。一種の仮想観念です。これに規範的な  意義を求めるのは無理なのではないでしょうか。 ■11/16(木) ★8:20 IT革命推進PT。  電子政府構想についての2回目。電子政府の  具体的なメニューについて日立総研からヒアリン  グしました。 ★9:20 国対役員会。 ★10:00〜17:00 地方警察行政委員会。  警察法に関する質疑を行いました。  私は50分間質問しました。  (質問の主な内容は後記のとおりです) ■11/17(金) ★8:00 予算部会。  衆参の予算委員会所属議員が  合同で質問のすり合わせをしました。 ★10:00〜12:00 参議院本会議。   ◇農地法とヒトクローン法の趣旨説明、質疑。   ◇ 1 日米地全協定 採決 〇     2 電子商取引等の書面交付の便法 〇     3 公共工事の入札及び契約の適正化に関する 法律案 〇       (○は賛成) *********************************************** 11/16 に行った質問の要旨 (地方警察行政委員会) *********************************************** ■須藤正和さんの死は防ぎえたか。 1 警察 公安委員会の対処でどこが問題だった?  「事件にならないと警察は動かないのか」  「公安委員会に独自の窓口がないのは問題だ」  「事実関係の調査確定もできない公安委員会なら   有名無実の存在ではないか」 ■ 検挙率の低下について 1 検挙率の低下の原因をどう把握しているのか 2 警備公安部門の人員の肥大化と適正化 3 階級忰拡大という組織改革政策と  「ごんぞう」問題(9.23毎日新聞社説) 4 キヤリア ノンキャリア問題 ■公安委員会の権限強化について 今回の改正案で、ほんとうに公安委員会の権限が 強くなるのか、具体的に聞きたい。 1 受付事務を始めとして 国及び県の  公安委員会の内部体制はどう変わるのか 2 委員の選出の仕方は改善されるのか。  3 勤務時間や年俸等はどうなるのか。   非常勤なのに常勤並以上の給与を得ているのは   問題ではないか。  4 権限行使のための調査は誰がやるのか。 結論として、独自の事務局を持たねば、いつまで たっても公安委員会は警察の追認機関でしかないの ではないか。