国会通信 No.469

 【官製成人式は見直しの時期】

2001/1/9 (マンデーレポート第469回の要旨)


【官製成人式は見直しの時期】 ********************************************** 【結論】  官製成人式の限界が見えてきた。  官製成人式はいったん取りやめて、  今後は成人式のあり方自体から若者の自主性に  ゆだねるべきである。 ●8日宇都宮市内のホテルで行なわれた、  一条中学校出身者の成人式に参加しました。  来賓の紹介もなく主催者、市議会議長のあいさつ後、  成人者の誓いの言葉があって閉会。  たった15分間の式典でした。 ●そのあとは、出席者と中学時代の担任の先生を  交えた宴会がまっています。  私は、次の県内遊説の日程もあって早々に会場をでました。 ●ところで、宇都宮市では数年前から中学校区域毎に  細分化して成人式を実施しています。  以前は、市内の全成人者を宇都宮市の  文化センター大ホールに集めていました。    しかし、だんだん来賓のお歴々の話を静かに聞く  雰囲気が失われ、また私語が増えていきました。  そこで各出身校毎に細分化の方向になったのでしょうか。  しかし、それでもやはり騒がしいため、昨年から  会場を学校の体育館からホテルに変更したようです。  そこまでして成人式を行政側が祝う必要があるのか  正直言って疑問を感じています。 ●全国でも成人式のあり方は問題になっている模様。  市長さんが式辞を投げ捨てて帰ってしまったり、  あるいは知事が「静かにしろ」と一喝したり、  そんな成人式の光景がテレビでも報道されていました。  どうも行政側の思いと、参加者の成人者の間の意識の  ズレがそうとう広がっていると思います。   ●行政側は、おそらく「予算を使い、おまえたちの  ためにやってやっているのに、なんだその態度は」と  いう考えがあるのでしょう。いっぽうで成人者の一部には  「そんな善意の押しつけはゴメンだ」  「なにもあんたらに育ててもらったわけではない」  といった気持ちがあるのでしょう。 ●私は、そろそろ成人式という行事自体のあり方を  見なおすべき時期に来たのではないかと思います。  たとえば、実際は、学校や教育委員会が、  全市統一的な行事の組み立てをしておきながら、  外見は成人者一同の自主的な運営であるかのように  していることもあるようで、  成人式のあり方には相当な無理が来ていたと思います。 ●若者むけのイベントをことさらに導入したり、携帯  電話を使った賞品付きクイズをやることを理由にして  携帯の使用を制限したり、極端な場合は参加者に  五万円の祝い金を出したり等々、  「整然とした式典」を実現するためのさまざまな工夫自体、  官製成人式の無理と無駄の象徴ではないでしょうか。 ●変に押しつけたり、変に媚びたりする態度は、  若者のもっとも嫌うところだと思います。  さらに、そもそも、個人の成年をお上が祝うと言う  事自体、ある種の国家主義的ないかがわしさを伴って  いるのではないでしょうか。  そして、式典に行くと、自分たちがまだ選択の権利  を行使する機会を与えられなかった首長や議員が来ていて、  その人たちの来賓としての祝辞を聞くように  仕向けられる、これには抵抗を感じるのでしょうね。    たしかに既成の秩序は尊重しなければならないが  それにしても「祝ってやっているのだから静かにしろ」  との行政の態度はやはり若者の反発の対象だと思います。 ●他方、いやなら欠席すれば良い、出席する以上  秩序に従うべきだ、出席者の迷惑を考えろ、という  理屈もわからないわけではありません。  しかし、いづれ納税者としてはみんな同じなのです。  したがって「欠席すれば良い」のひとことで  「切り捨て」てしまうのもおかしいと思います。 ●いずれにしても官製成人式はそろそろ  見なおすべきではないでしょうか。  そして、祝うか祝わないかから始まって、  すべていったんは成人者の自主性に任せたらどうでしょうか。 【先週の主な出来事 ― 全市町村遊説スタート】 ●1日は、例年の通り、妻や母とともに午前0時から  元朝参り、午前2時ころ亡父の墓参を行い、その後  午前10時、新幹線で宮中参賀のために上京。帰っ  てから後援会長の長島さんのお宅にご挨拶に行き、  その後妻の実家に新年のあいさつ。そして自宅にもど  り年賀状に目を通すなどして過ごしました。  ●2日 県内遊説がスタートしました。  午前10時、まず宇都宮市一条の自宅前で今世紀  第一声をあげました。  この日から、県内の49市町村のすべてで  新春の街頭演説を行うことにしました。  演説の内容は「3つの革命―情報革命、市民革命、  そして知的創造革命」(次週以降に紹介します)にしました。  21世紀の日本に必要な3つのポイントをテーマにして、  訴えていくことにしました。  例年は、後援会報の新年号を配りながら地元の細  かな挨拶回りをしてきましたが、今年から方針変更。  新しいミレニアムの始まりということもあって全県  遊説を行うこととしました。    午前11時、オリオン通り 商店会の新年初顔合わ  せに参加。顧問として新年の挨拶。そして午前11時  50分、二荒山神社前で新年初演説。拍手をする聴衆  もいて、反応は上々でした。  午後0時30分、県南方面への遊説を開始しました。  この日は宇都宮以南の以下の6市1町で、1箇所ずつ  街頭演説を実施。宇都宮の自宅に戻ったときには午後  8時になっていました。  (宇都宮、栃木、佐野、足利、小山、上三川、真岡) ●3日  高校時代の恩師石井信夫先生が逝去なさいました。  自宅に弔問にうかがった後、遊説を開始しました。  この日は県北の6市で街頭演説を実施。午後8時  ころに帰宅しました。    (鹿沼、今市、日光、矢板、大田原、黒磯) ●4日  10時すぎに栃木県弁護士会の新年顔合わせに出席。  鳩山代表の憲法発言について懸念している旨、  先輩弁護士から言われ、釈明しているうちに、  11時の宇都宮市の新年賀詞交換会が近づき中途で退席。    11時からの宇都宮市と同商工会議所共催の新年  賀詞交換会では水島代議士が初デビュー。ひな壇には  福田新知事、そして水島さんと、今までの顔ぶれとは  大きく変化。    12時からは宇都宮市の民主市民連合の  市議のみなさんの新年顔合わせに出席しました。  午後1時からは民主党県連を代表してマスコミ挨拶回り。  水島代議士・佐藤信県議のペアと二手に分かれて実施。  その後4時すぎから、南河内町、石橋町の2箇所で  街頭演説を行いました。   ●5日  午前11時に小山市の新年会、午前11時50分に  栃木市の新年会に出席しました。その前後に以下の  7つの町で街頭演説を行いました。とくに最後の田沼  町では、商店街の肉屋さんから揚げたてのポテトフラ  イの差し入れをいただき大感激しました。   (壬生、国分寺、都賀、西方、粟野、葛生、田沼) ●6日  私に音楽のすばらしさを教えてくれた石井信夫先生の  葬儀に参列しました。  その後県内遊説を開始。  この日は県南の以下の3町で街頭演説を行った後  に小山駅から上京。  新宿で行なわれた大学時代の模擬裁判仲間の新年会に  参加しました。  演説に熱が入りすぎ、予定の新幹線に乗り遅れ。  そのため、在来線で上京するはめに。         (大平、岩舟、藤岡) ●7日  東京から戻ってから県内遊説開始。この日は  以下の4町1村で街頭演説を行いました。  最後に行ったのは栗山村。  日も落ち、寒い中で数人の方がわざわざ  家の外に出て話を聞いてくれました。路面凍結を  恐れながらそろそろと車を走らせて行った甲斐が  ありました。       (河内、上河内、塩谷、藤原、栗山)     ●8日  成人式に参加後、県内遊説を開始しました。  この日は大雪。そのためいたるところで渋滞。  特に鬼怒川の橋を渡るのにかなりの時間がかかっ  てしまいました。以下の5町で街頭演説を実施  できました。(芳賀、茂木、益子、二宮、野木)  2日から8日までの6日間で  この日まで新春街頭演説を行った市町村の数は  12市 22町 1村 の35箇所となりました。  残りは13町1村の14箇所。    がんばります。