国会通信 No.479
【癒着の構造を絶て!】
2001/3/19 (マンデーレポート第479回の要旨)
●先週の16日(金)に開催された、参議院予算委員会の
KSD・外交機密費疑惑に関する「集中質疑」で、58分間の
持ち時間を使って、総理、外務大臣、農水大臣、会計検査院長、
警察局長を中心に質問を行いました。
●まず冒頭に栃木県の土地改良区が、自民党の党費、そして
自民党系の栃木県土地改良区政治連盟の会費を支払っている
問題について農水大臣に聞きました。
●全国の都道府県に、土地改良区が存在します。
そして各県ごとにこの土地改良区が集まって、都道府県土地改良連合
(略称「土改連」)を組織し、さらに全国的に集まって
全国都道府県土地改良連合(略称「全土連」)を組織しています。
●そしてこれと表裏一体となって、自民党支持組織である
各県の土地改良政治連盟が存在します。表裏一体であることは
「土改連の理事長」=「政治連盟の会長」と当然のように
決められていることからも明らかです。
●そしてこの政治連盟には、当然のように土地改良区と建設業界が
会員として組み込まれています。
そのうえで、この政治連盟に対する毎年の会費納入が押し付けられています。
●栃木県の地元紙「下野(しもつけ)新聞」が14日付で、
スクープした記事によると、平成9年度と平成10年度の、会費納入の目標額は、
A 土地改良協議会(県内の土地改良区全体が参加) 400万円
B 建設業界(県内各支部のそれぞれで分担) 500万円
C 産業界(建設関連の産業の主なもの) 100万円
であったことが明らかになりました。
●また、同日付の同紙の記事によると、自民党費を改良区の
予算から立替払いをしていた事実が発覚しています。
●土地改良区は、農業用水を利用する農業者から徴収する
「賦課金」と国や地方自治体らの補助金で運営されている、
公的な「認可法人」です。
したがって、そのお金は公金であり、一部の「政党」の党費になったり、
特定の政治家のための政治資金になったりすることなどは、
絶対に許されないものです。
●まして、これらの事実が長期間にわたって「賦課金」
を支払わなければならない、土地改良区に参加している農業者の知らない
ところで行なわれているとしたら、それは大変な問題です。
なぜなら、この賦課金の支払いは、たとえ農地の耕作を止めた後も、
支払い続けなければならないものだからです。
●さらに農水省はこの土地改良のための補助金として年間1兆円を
超える金額を出しています。
すなわち農業土木事業の代表がこの土地改良事業なのです。
●先ほど、土改連と表裏一体となっている自民党系の
政治団体=県土地改良政治連盟に、土地改良区から年間400万円、
建設業関連団体から年間600万円の会費が支払われてきたらしいとの
報道を紹介しました。
●もしこれが真実であるとするなら、自民党及び自民党系の政治団体は、
国から公共事業の補助金を出させ、やがて、土地改良事業の恩恵を受ける
土地改良区と、工事の受注の利益を得る建設業関連の団体から、
党費及び会費を吸い上げていることになります。
まさに、公共事業のリベートをとっていることにほかなりません。
●さらに、土地改良区は、農業者の賦課金もその収入としています。
もし、一人一人の改良区に参加している農業者に無断で、
党費や会費を支払っているとしたら、一人に分割すれば金額は
低くなるかもしれませんが、承諾を得ずに賦課金を違法な目的のために
使い込んだ事になります。
これは、明らかに業務上横領にあたる可能性が出てきます。
●こんな観点で農水大臣を厳しく追及しました。
まさに「KSD」問題と同じ問題点、「公(おおやけ)」を隠れみのにした
癒着の政治を行なっているこれが、土地改良区の問題であると
考えます。
●しかし、このような構造は、KSDや土地改良区にとどまりません。
このような癒着の構造が日本の改革を遅れに遅らせているのです。
ためにするための「あらさがし」をしているのではありません。
長引く経済不況の真実の原因は、改革の足を引っ張り続けてきた、
政・官・業の「癒着」なのです。
ここを打ち破らない限り、日本の21世紀の新たな発展はないと確信し、
さらなる戦いを続けていかねばなりません。
●なお以下に、土地改良についての簡単な一口メモをつけました。
ご参照ください。
また、金曜日の質疑の白眉は、実はこの問題ではありませんでした。
それは、機密費疑惑に対する警察の消極的な対応や、ポイントになる
「支出決議書」が会計検査院に保管されたまま、捜査の対象に
すらなっていないという「驚くべき怠慢」
(むしろ「意図的」なサボタージュと言うべきだと思いますが)
をえぐりだした点にあると自分では思っています。
この点は長文になりますので、次週に報告します。
●土地改良区 ひとくちメモ
(三重県の「宮川用水土地改良区」のホームページが
分かりやすく、よくまとまっていたので、参考にさせていただきました。)
1 土地改良区とは?農業用水を流すための水路や施設を作ったり、
作られた水路を水系ごとに「管理」しているのが「土地改良区」です。
2 「管理」とは? 用水路を直したり、草刈をしたりして、
水をむだなく田や畑に流すことをいいます。
3 土地改良区は知事の認可法人です。
4 管理のための費用は賦課金と補助金
組合員(農家)の方々から出して頂いたお金(賦課金といいます)
を土地改良区が預かり、このお金で水路を作ったり、
また、古くなった水路を直したり、草刈をしたり、水を配るのに使っています。
さらに、工事の費用はかなり高額なので、国、県や市町村から補助金をもらいます。
農家の賦課金の単価は、一年間に必要な費用を受益面積で割って出します。
平成10年度では1,000uあたり6,450円の賦課金を市町村役場で集めてもらっています。
(徴収委任といいます。)
工場やお店のように品物を売るわけではないので、利益(もうけ)はありません。
【今週の主な活動】
■3月12日(月)
7:55AM マンデーレポート。
国対にまにあうために1箇所だけしか街頭演説ができません。
県庁前と東武前は、JR前のテープを流すことにして
8:17の新幹線で上京しました。
9:20AM 国対役員会
9:30AM 民緑予算委員打合せ
10:00AM 予算委員会〜6:00PM
0:00PM 内閣委員会理事懇
0:00PM 常任役員会
2:00PM ボニージャックス西脇さん 面会。
予算委員会を谷林議員に交代してもらっての面談。
来年6月19日に国会コーラス愛好会を中心にしたイベントの
相談に乗ってもらいました。
3:00PM 予算委員会に戻りました。
6:00PM 議員総会
■3月13日(火)
9:20AM 国対役員会 9:30に首相の問責決議案が提出された旨報告。
9:45AM 議員総会
10:00AM EU国会議員とのIT政策懇談会
11:00AM 経済産業部門会議役員会
0:00PM 常任役員会
1:00PM 議員総会
2:30PM 外交・安保部門会議勉強会
講師 岡田俊次氏 「まちがいだらけのTMD論議」
■3月14日(水)
8:00AM 経済産業部門会議
9:10AM 国対役員会
9:30AM 議員総会
10:00AM 本会議 森内閣総理大臣問責決議
またしても、与党は結束してこれを否決しました。
(○=105票 ×=138票) 否決しておきながら、
党内に戻って「森オロシ」。そしてまたもや派閥の権力争いに。
こんなことだから、株式市場は1万2000円を割り込むのです。
日本は、いまや事実上無政府状態。与党が何を言っても、
最後に責任をとる人が誰なのか分からないのです。
これでは、海外からの信頼は喪失。
国民は、将来に対する安心を失っています。
0:00PM 国対・理事合同会議
1:00PM 参議院憲法調査会
4:00PM 参院選 民主党IT選挙戦略打合せ
5:00PM 憲法調査会長主催 懇親会
■3月15日(木)
9:20AM 国対役員会
9:50AM 内閣委員会理事会
10:00AM 内閣委員会。
委員会所管の5大臣の所信を連続して聴取しました。
以下の5つです。
おそらく日本国の憲政始まって以来、最多の所管大臣でしょう。
内閣官房長官 福田安雄君
国家公安委員長 伊吹文明君
行革特命大臣 橋本龍太郎君
経済財政大臣 麻生太郎君
科学技術特命大臣 笹川 尭君
各5分強の所信を聞きましたが、本当に重要な委員会なんだなと改めて実感しました。
10:00AM 予算委員会 公聴会 〜5:00PM
■3月16日(金)
9:20AM 国対役員会
9:30AM 議員総会
10:00AM 本会議
1:00PM 予算委員会の集中質疑開始。
■3月17日(土)
4:00PM 御幸地区、簗瀬進と水島広子の合同国政報告会。
■3月18日(日)
8:00AM 第6回さよなら学童野球大会。4月には中学生になる
ちびっこ球児が34チーム、505名参加。
(茨城からも1チーム参加)1週間にわたって、
小学生最後のリーグ戦を展開します。顧問として
激励の挨拶をしました。
10:00AM あつみ幼稚園の卒園式で来賓として挨拶。
11:30AM ライオンズクラブの集まりに出席。
12:00AM 釜川プロムナードに出店中の江野町壮青会の皆さんを激励。