国会通信 No.481

 【個人情報保護法案の危険性】

2001/4/2 (マンデーレポート第481回の要旨)


   【個人情報保護法案の危険性】 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ●3月30日(金)、民主党のプライバシー保護法ワーキングチーム  (事務局長 簗瀬)で、前日閣議決定された「個人情報保護法案」  のヒアリングを、内閣官房小川審議官から行いました。 ●民主党では、この法案を今国会の最重要法案と位置付け、  その内容の精査に着手しました。そしてこの日は、明らかになった  条文の逐条的な検討に入りました。しかし、すでにいろいろと  問題が出ています。 ●たとえば、個人情報取り扱い事業者の概念規定があいまい。  非営利で個人情報をもっている人や事業者も入るそうです。  そうすると、この法案の網をかける範囲は実に広大になります。  マスコミはもちろんのこと、たとえば市民のボランティアグループも  当然これに入ります。 ●そして規制をかける責任者は所管の大臣だそうです。  大臣は聞こえはよいが、何のことはない「与党の政治家」です。  政治権力者がデータベースを持つものに対していろんな命令を  出せるようになる。これは相当問題です。 ●ちなみに先行している諸外国の例を見ると、日本のような  政治権力が直接的にチエックをするような国は見当りません  たとえばアメリカでは、7名で構成する  プライバシー保護調査委員会がこれにあたり、  その構成は:大統領任命3名、上院議長任命2名、  下院議長任命2名となっています。 ●日本でもこのような中立な第3者機関がチエックするような  体制にしないとこの法案は「個人情報保護法案」ではなく、  個人情報政府規制法案に間違いなくなってしまうでしょう。 ●この法案は、これからのコンピューター社会をどの  ようなものにするか大変重要な意味を持っている法案ですが、  急ごしらえの、そして実に大きな欠陥を持っている法案で  あるということをこれから、明らかにしていきたいと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――― 【機密費疑惑のこしたままで予算可決】 ●5日月曜日の参議院本会議。野党3党は、内閣官房と  外務省の機密費を減額した修正案を提出しました。しかし  反対多数で否決。そして与党提出の予算は、無修正で  参議院でも可決されました。5億円を超える機密費の流用が  行われながら、修正すらしようとしない与党の態度には  心からの怒りを覚えます。 ●マスコミは野党の無力を批判します。しかし、民主政治は  最後はやはり議席の数で決まってしまいます。少数野党の  力量不足を指摘するのも結構ですが、決められた議会制  民主主義のルールの枠内で力量を発揮するしかないのです。  暴力でこのルールを否定するわけにはまいりません。  結局のところ選挙で勝たねばならないのです。 ●私も予算委員会と内閣委員会で執拗に機密費の問題を  取り上げました。しかし、決定的に追い詰めることはできず、  予算は無修正で通ってしまいました。この問題にてついて  マスコミは野党の追求不足を批判します。その批判はもちろん  受けなければなりませんが、マスコミのこの問題に対する  報道姿勢もおざなりでした。 ●一例をあげると私の予算委員会での質問で浮き彫りになっ  た警察の消極的な姿勢をもっと広く報道してくれればなー  とも思いました。 ●私の質問で明らかとなった警察の消極的な姿勢を二つ  あげてみます。 1 警察は、最初から内閣と外務省は「ガサいれ」すなわち   家宅捜索はやらないと最初から明言しています。   こんな消極的に姿勢では真相の解明などできません。 2 会計検査院には「支出決議書」が保管されています。   警察は、真相解明の大前提であるこれらの支払決議書の   提出を求めようとはしていません。 ●このようなことが質問では明らかになっているにも  かかわらず、そのことの報道はありません。これでは  国民の関心は高まりません。 ●多勢に無勢の野党が、効果的な真相究明をするために  欠かせないのが世論の後押しです。そしてそれに火をつけて  くれるのがマスコミの報道です。 ●報道の尻すぼみの姿勢は大変残念でした。  森政権の不祥事があきれるほど出てきて、政権交代が  現実のものになろうとするや、恐ろしくなり、急きょ  報道姿勢を転換、体制維持に回ったのではないかと  かんぐりたくなります。 ●わが党はわが党で田中甲さんの離党、そして  秘書の不祥事続きと、ぱっとしません。  本当に申し訳なく思います。 ――――――――――――――――――――――――― 【千葉県知事選に思う】 ●千葉県で堂本さんが当選しました。  かつてさきがけでご一緒させていただき、  またNETDというニフティーのフォーラムを一緒に  たちあげた堂本知事の当選には心からお祝い申し上げます。 ●民主党公認の若井さんの当選は残念でした。  また、民主党としても無党派層のみなさんの支持を充分に  得られなかったことを本当に反省しなければなりません。 ●ただ マスコミの既成政党はすべて否定された  などとする総括は、ちょっと安易なのではないかと思います。 ●政党否定の結果、何が出てくるのでしょうか。  結果として、テロと独裁者でしかなかったことは  歴史が証明しています。 ●堂本さんの勝利は、たんなるスタートでしかないと思います。 ●有権者が「改革の意思」を持続できるか、  持続するために「改革の意思」を組織化できるのか、  これがポイントだと思います。 ●田中甲さんの考え方も十分に分かります。  しかし、政治においてもっとも重要なのは  プライオリティーです。  すなわち、今の日本を良くするためには、なにを  最優先の課題とすべきかの判断です。 ●私は、最優先課題は、自民党を政権の座から  降りてもらうことだと思います。それが、まず  最初に実現しなければならない最大にして最優先の  政治課題ではないでしょうか。 ●民主党を支持ている労働団体を批判するのは  分かりますが、なかま喧嘩を横目にして、それを  一番喜んでいるのが自民党であるということ、  これを忘れてはならないと思います。 ――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――― 【先週の主な活動】 ■3月26日(月) マンデーレポート 9:40AM 民緑予算委員打合せ 10:00AM 予算委員会  〜3:15PM 11:30AM 議員総会 0:00PM 本会議 1:30PM 週刊文春から 取材 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 「個人情報保護法案」の問題点についての取材。マスコミも 個人情報保護法案の危険性を敏感に感じ取ってきました。 私が考える問題点を何点か指摘しました。(今週のテーマ) ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^   3:45PM 議員総会 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 4:15PM 本会議 野党3党は、内閣官房と外務省の機密費を減額した修正案を 提出しましたが、反対多数で否決されました。 6:30PM 電機連合四顧問・改革フォーラム協力議員会議 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 7:30PM 岡村喬生さんと懇談。 岡村さん発案の国会コーラスのコンサートの話を詰めています。 来年は2002年ワールドカップの年。国境をこえた友情を 確認するための合唱の祭典ができればと考えています。 そしてこの話、すこしずつ現実に向けて動き始めています。 目標は6月19日。ム・ジークの日。日比谷公会堂。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ■3月27日(火) 9:20AM 国対役員会 9:50AM 内閣委員会 理事会 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 10:00AM 内閣委員会 10:35〜質問 〜11:50AM 再び官房長官、外務大臣、会計検査院に機密費のことを 質問しました。そのあとは知的財産権戦略を中心に 麻生、橋本両大臣と議論しました。35分では足りませんね。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 0:00PM 常任役員会 ■3月28日(水) 8:00AM 日米欧安全保障議員協議会勉強会       講師 ハドソン研究所 日高義樹 氏 9:10AM 国対役員会 9:30AM 議員総会 10:00AM 本会議  11:00AM 経済産業省 情報経済課日下部課長法案レク 0:00PM 国対・理事合同会議 1:00PM 内閣部門会議 5:30PM 錦織淳先生との話し合い ■3月29日(木) 9:20AM 国対役員会 9:50AM 内閣委員会 理事会 10:00AM 内閣委員会 10:35〜質問 〜11:50AM 10:00AM 内閣委員会 10:35〜質問 〜11:50AM ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 10:00AM 内閣委員会 〜0:40PM この日は社民党の照屋議員がノルウエー国王主催の 晩餐会を総理が欠席し、若手議員と寿司を食べた問題を 追求しました。腰が痛かったそうです。それなら すし屋では立ち食いで寿司を召し上がっていたのでしょうか。 恥知らずの首相は、本当に一刻も早く退陣すべきです。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 0:00PM 広報委員会 2:00PM 民主党憲法調査会役員会 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 3:00PM 裁判官訴追委員会  普段は淡々と行っている訴追委員会もこの日はほぼ全員発言。 焦点は、福岡地裁の裁判官の情報漏洩と証拠隠滅疑惑。 訴追委員会が結論を出す前に、裁判官を辞職すると、 真相解明ができなくなります。そんなことのないよう、 最高裁判所に申し入れをするように委員会は一致。 そのうえで司法への信頼を回復するための調査を引き続き 続行することに。また最高裁判所へは、調査中の記録を 訴追委員会に提出するように申し入れすることになりました。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 7:00PM 宇都宮中央地区やなせ進後援会 水島さん、谷候補予定者も遅れて参加してくれました。 冷たい雨の中でしたが幹部40名近く参加してくれました。 ■3月30日(金) 8:00AM プライバシー保護法WT 9:10AM 国対役員会 9:30AM 議員総会 10:00AM 本会議 1:00PM 人事院企画法制課 千葉参事官レク 1:20PM 総務省データ通信課 宮崎課長レク ■3月31日(土) 10:00AM 谷ひろゆき総合選対 第1回選対会議。