国会通信 No.501
【テロリズムの戦い】
2001/9/17 (マンデーレポート第501回の要旨)
●9月11日 衝撃的な映像に全世界は釘付けになりました。
WTC、ペンタゴン、という経済・軍事のアメリカの心臓部が
テロリストの自爆攻撃にさらされました。ハイジャックされた
民間の航空機が、あたかもミサイルのように、次々とビルに
激突する信じられない映像が繰り返し流されました。
●まず、いまだ安否が確認されていない多くの人々の救援を
心から願うとともに、亡くなられた皆さんへの哀悼の誠をささげます。
さらに、市民に対しての無差別攻撃を行ったテロリストに対し
心からの怒りを表明します。
●身近にもニューヨークに滞在中の人がいました。それどころか
攻撃の時間にペンタゴンで勤務していた人もいました。
連合栃木の森田会長の娘さんの夫は海軍勤務の歯科医、事件のときは
まさにペンタゴンで勤務中だったのです。また、同僚の参議院議員も
ニューヨーク視察中の方が4人いました。さらに、IT関係で時々
メールもいただく公文俊平先生や会津泉さんもニューヨーク滞在中
でした。皆さんご無事でした。良かったとほっと胸をなでおろして
いますが、テロリストの無差別攻撃にいつどこで曝されるか分から
ない、そんな言い知れない恐怖感に襲われます。
●ブッシュ大統領は、事件後の第一声から、すでに「アメリカ
に対する戦争」であると明言し、さらに「自由に対する」戦争で
あると言葉を重ねることで、テロリストへの報復戦がアメリカに
止まらない多国間のテーマであることを示唆しました。
そして事件後かなり早いペースで、「報復戦争」が世界の正義と
する論調が作られています。
●テロの実行犯がほぼ特定され、そしてオサマ・ビンラディン氏
との関係が印象付けられ、さらにビンラディン氏をかくまっている
とされるアフガニスタンのタリバン政権への攻撃の準備が着々
進んでいます。
●もちろん、テロリストに対する徹底した対策をしなければなりません。
これは、21世紀の世界共通の大きな課題です。情報を共有しながら、
ありとあらゆる手段を尽くして、テロリストを撲滅していく必要が
あります。まさに、そのための国際的な協力体制をいままで以上に
濃密に築いていくことが早急の課題です。
●しかし、「目には目を」的な同害報復の対応がテロ撲滅の
ために果たして有効でしょうか。
●テロリストは、もちろん国家組織ではありません。たんなる個人
あるいは集団にしかすぎません。そして、テロリストは常に市井に
身を隠しています。民間人とも軍人とも区別不可能のところに
わざわざ身をおいているのがテロリストなのです。
●したがってテロリストへの軍事的な攻撃は、かならず市民を
まきこみます。そして、軍隊のくせに無実の市民を殺したとの
恨みや非難、そして新たな憎悪を生みます。結果として、軍隊も
テロリストとなんら変わらないことにされてしまうのです。
言葉を変えればテロリストへの軍事行動は、軍隊自体をテロリスト化する
といっても良いでしょう。
●むしろ、アメリカが怒りに任せて報復戦争をしかけることは、テロリスト
の思う壺ではないでしょうか。私はそのように思えてなりません。
●そもそも自爆テロに走る根本の動機にさかのぼって考えるべきです。
●彼らは「神になろうとして」自爆テロに走るのではない。
悲惨な現世よりも、死んだほうが「楽」であり、「名誉」でもあると考え、
さらに憎むべきアメリカに強烈な痛手を与えられると思っているのでしょう。
●問題は、貧困や屈辱的な差別と言う現実です。テロを生み出す社会環境や
貧困という現実が変わらない限り、ビンラディンを殺害しても、次から次へと
新たなテロリストは生まれてくるのです。
●特にIT革命の結果、コンピューターは世界を一極化し、アメリカ型経済が
世界を席巻しようとしています。勝ち組みと負け組みの差は、どんどん拡大し、
その勝ち組みの頂点にアメリカが君臨している、、、、それがアメリカへの強い
反感になっているのは間違いありません。最近のシアトルでのWTO会議に
対する反グローバリゼーションの嵐、そして今回のWTCやペンタゴンへの
自爆テロ、どうも共通の根っこをもっているような気がします。
●このような勝ち組みと負け組みをはっきりと分けてしまった世界の現況を
変えていかない限り、テロリズムを根絶することは出来ません。圧倒的な
貧困に耐えるために、人々は熱狂的な宗教を生み出す。そして宗教の熱狂は、
内心に止まらず、やがて狂信的な行動に駆り立てる。テロリズムは、この
ような流れの中で誕生します。その出発点をたたない限り、絶望的な貧困の
よどみからは、常にテロリズムが発生し続けるでしょう。そこに最大限の
力点を置くべきです。
●もちろんテロリストの今回の行為は絶対に許すべからざる行為です。
そして、その組織的な犯罪に関与したすべての犯罪人は、徹底的に断罪すべきです。
さらには、2度とこのような攻撃を受けることのないような社会防衛のための
仕組みを徹底して作り上げるべきです。そのために世界は全力をあげるべきであり
わが国はその先頭にたつべきです。
●しかし、報復こそ最優先のテーマであると考えることは大いに疑問です。
21世紀の平和の仕組みは、暴力の連鎖反応を生み出すだけでは絶対に実現
できません。
【先週の主な活動記録】
■ 9月10日(月)
†マンデーレポート500回達成。
鳩山代表が早朝から応援に駆けつけてくれました。
また支持者の皆さんも多数激励に駆けつけてくれました。
心から感謝申し上げます。
■9月11日(火)
†化学リーグ21 定期総会で挨拶。
†県庁滝の原会の総会で挨拶。
宇都宮高校出身者の会。私も昭和53年、県庁統計課に勤務
していました。
■9月14日(金)
†法律相談を実施。
時には弁護士としての仕事もありますよ。
†栃木県商工会議所議員大会で挨拶。
†弔問。
■9月15日(土)
†各地区の敬老会に出席し挨拶。
午前中4ヶ所。午後2ヶ所。
御幸地区の敬老会の席上、大変爽快な話がありました。
老人会連合会長の関谷さん。みんなでパソコンをやるべきだとの
話。ご自身も、私のHPをのぞいたり、孫とのEメール交換を
楽しんだりしているとのこと。すばらしい。感動した。
触発された私も、「これからはバリアフリーではなく、さらに
進んだユニバーサルデザインで行くべきだ」などと話。
少々分かりづらかったかなと反省。
■9月16日(日)
†雀宮学童野球リーグ 20周年記念式典。
顧問として「功労表彰」をうけました。うれしかった。
斎藤三郎会長さんはじめ関係者の皆さんの永年のご苦労に
心から敬意を表します。
†視覚障害者の皆さんによる宇都宮ライトセンター主催の
チャリティーマッサージの会を激励しました。
†戸祭地区敬老会に出席。
来年から、大きな敬老の式典はなくなり、各自治会単位で
行われるようになるとのこと。宇都宮市から例年でていた
敬老者にたいする記念品の贈呈も今年から廃止。
記念品を市が出すのはおかしいとかねがね思っていたので、
評価したいと思います。
†宇都宮青年会議所OB会総会に出席。挨拶。
†参議院民主党の研修会に参加。鳩山代表の講演を聞いた後
宇都宮に戻る。