国会通信 No.531
【総理1年の評価はマイナス50点】
2002/5/7 (マンデーレポート531の要旨)
●長い連休が終わった。
連休中にも 鈴木宗男議員の秘書や業界関係者の逮捕、
また議長辞任したばかりの井上参議院議員の秘書等の逮捕など
政治腐敗が三権の長にまで及んでいることを示す事態が
相次いでいる。まさに日本は癒着列島そのものである。
●総理も、アジア歴訪から日本に戻るやいなや
羽田空港から歌舞伎の襲名披露に直行し、
疲れをものともせず?三時間も観劇を楽しんだとか。
●これは「余裕」というよりも「危機感の欠如」ではないか。
外務省が事前にお膳立てした外交のシナリオで
マリオネットのように演じていれば良いのだから、
疲れを感ずるまでもないのだろう。
小泉純一郎とは、そんな政治家なのである。
●政権1年を過ぎ マスコミ各誌からその評価を聞かれた。
地元の下野新聞には「マイナス50点」と答えた。
最高点は蓮見衆議院議員の「100点」。
マイナスの点数をつけたのは 私だけだった。
●国民の期待をあおるだけあおり、
そしてそれを裏切っていくのは、
政治家としての大きな犯罪行為である。
●構造改革がほとんど進まなかったことで
もちろん「0点」。
並みの自民党総理だったらそれですむ話だ。
●しかし、小泉総理はそれとは違うのである。
「自民党をぶっ壊す」と叫びつつ、国民の支持をあおりにあおり、
高まる国民的な支持におびえた、全国の自民党員が、
対抗馬の橋本龍太郎氏を捨てて、小泉に乗ったのである。
●その国民の期待を見事に裏切り、国民に深い喪失感を
与え、日本の政治をさらに絶望の淵に追い落とそうとしている
のは、0点ですむ話ではない。だからマイナスなのである。
●しかも、低下傾向の支持率を持ちこたえ、求心力を高めようとして、
今しゃにむに、突っ込もうとしているのが有事法制立法と
メディア規制二法(有害図書規制法を断念したので「三法」から
「二法」になった)である。
●これらはいづれも昔からの自民党タカ派が執念をこめてきた法案である。
そして共通しているのは 国民への国家管理を極限まで高めうる点である。
したがって 国民やマスコミからの強い警戒感があり、なかなか
だそうとしても出せなかった法案であった。
●「自民党をぶっこわす」はずだったのに、
「自民党が文句をつけられない」法案をだすことで、
与野党の鋭い緊張感を生み出し、強行突破しようとしている。
これでは、「自民党をぶちこわす」話ではない。
「自民党好み」の法案を強行審議する総理の姿勢は、
かっこつけながら、自民党に迎合しているのである。
●自民党内に意図的に抵抗勢力を作り出し、それと果敢に戦う姿を
演技して、国民の支持率を高めてきた小泉流の政治手法。
いまやこの手法は破綻した。
●自民党内の抵抗勢力には迎合し、
野党・マスコミ・そして究極的には国民すら抵抗勢力に
するしかないのが小泉総理の現状である。
●政権維持という権力の妄執。それにとりつかれて
日本の未来を失いかねない悪法を強行しようとする政権。
これは0点どころの話ではない。
日本の歴史を後戻りさせるマイナス点をつけるべきである。