国会通信 No.554

  【自民の崩壊 民主の非力】

2002/11/5 (マンデーレポート554の要旨)


●27日に行なわれた全国7選挙区における補欠選挙、結果として民主党は1議席、  自民党は5議席、無所属1議席という結果に終った。 ●私は、この結果を自民党の「勝利」と認めたくはない。  なぜなら、自民党は小泉さんの「改革」の顔と、抵抗勢力の顔を、  巧妙に使い分けて選挙に勝利しているからである。 ●選挙は、究極において政策の選択である。  しかし、今回の選挙結果が、何らかの政策選択の意味を持ったであろうか。  不良債権の処理にしても、デフレ対策にしても、今回の選挙結果がなにを  選択したのかまったく明らかではない。 ●自民党は分裂したまま、改革と抵抗のごった煮のままで、  選挙に臨んだ。抵抗勢力は、小泉の人気を利用し、小泉総理は、  抵抗勢力の主張をたれ流しにしたまま、お互いに、正反対の  役割分担をしたままで、選挙に臨みそして勝った。 ●自民党の政策分裂を放置したままの選挙。こんな選挙を打つしかない  自民党の現状は政党の体をなしているとは言いがたい。  政策選択については全く意味のない選挙であった。 ●まさに虚構の勝利である。 ●しかし、それをみすみす許した民主党も実に不甲斐なかった。  選挙後、衆参の議員総会でそれなりの議論があったが、とにかく  なぜこのような結果に終らせたのかそれぞれの議員が真剣に  原因を分析すべきである。 ●代表選挙、その後の幹事長人事など党内の混乱が続いた。  政策レベルでも、組織レベルでも、民主党はあまりにも非力  すぎる。 ●代表選挙の結果や、幹事長の人選に不満はあっても、本当の  ライバルは自民党であるという原点を忘れてはならない。 ●民主党に所属することの最大の理由は日本における二大政党  の構築である。それは、自民党と対峙できるもう一つの政党を  作ることである。その基本を見失ってはいないか。われわれは  真剣に反省すべきである。 ●民主党の存在意義は、運動論的にも、政策論的にも自民党とは  異なった選択肢を国民に提供することである。政党は誰のために  存在するのか。政党の権力闘争が是認されるのは、その結果が  政策の転換に直結する場合に限られる。 ●今回の選挙結果が、何らかの政策選択と結びついているだろうか。  その答えは明らかにノーである。そしてそんな結果を導いた責任は、  自民党と民主党の双方にある。自民党は事実上政策的に分裂している。  そして民主党も政策集約の努力を放棄している。 ●いまや政治的にも経済的にも、日本はほんとうに深刻な危機に  立っていることを実感すべきである。 【先週の主な活動】 ■10月28日(月) 08:00 第533回マンデーレポート 10:00 栃木県高齢・退職者団体連盟第9回定期総会 ■10月29日(火) 10:00 経済産業委員会 ★経済産業大臣の所信表明を聞きました。 10:30 郵政省経営企画課平井課長 ★郵政法改正案の概要についてレク 11:15 総務省データ通信課阪本課長レク 11:30 内閣府大臣官房審議官土肥原様 来訪 12:00 常任役員会 12:30 議運委員部と打合せ、国対委員長と打合せ 13:00 議運理事会 ★次の本会議について議論。 ■10月30日(水) 10:30 議運委員部と打合せ、国対委員長と打合せ 11:00 議運理事会 12:00 国対・理事合同会議 14:00 故黒沢幸様 告別式 ★国対・理事合同会議が終って直ちに地元宇都宮に。 黒沢さんは、衆議院の初当選の選挙の時から ご支援してくださった。本当にありがとうございました。 心から御冥福をお祈りします。 ■10月31日(木) 10:00 経済産業委員会 ★東京電力点険記録等の不正問題について東電社長の勝俣氏を 参考人として招致。民主党は若林議員が質問。 ★記録の不正作成だけではない重大問題。 一例をあげれば、炉心シユラウドのヒビを認識したまま 3年から5年放置する(福島第一原発の1号機、2号機)など 単なる記録作成上の問題に止まらない重大な問題である。 ★ 最大の問題点は日本の原子力行政にあって、原発の保守 についての明瞭な法的基準がなこと。 ★原発新規導建設の基準はあるが、稼働後に当然発生する ことが予想される、設備・桟器の劣化をどの程度まで許容 できるのかとか、どの程度の期間で取り替えるのか等々の 法的な基準がないことが問題の核心ではないか。 12:00 両院議長主催 母国訪問海外日系人歓迎パーティー ★2年前の衆銀選挙前に米国で遊説。その際にお世話になった ロサンゼルスの皆さんやニューヨークの皆さんに再会。 在外投票制度の現状や改善点などについて議論。懐かしく かつ有意義な時間だった。 ■11月1日(金) 09:00 議運委員部と打合せ、国対委員長と打合せ 09:30 議運理事会 09:40 議運委員会 10:00 本会議 ★新議員2名の紹介。所属常任委員会の決定。 10:20  ★議員総会。日曜日に行なわれた5つの衆議院補選、 2つの参議院補選の結果について、鳩山代表、中野 幹事長が報告、議論。(上記参照) 11:00 金融庁信用課長レク 11:20 国土交通省住宅局 区分所有法レク 19:30 自由党栃木県連主催のパーティに来賓として挨拶(小山市内) ★自由党県連主催のパーティーで来賓挨拶するのは今回が初めて。 小沢一郎党首はじめ話題は日曜日の選挙結果について。(上記) ■11月3日(日) 08:30 第38回宇都宮少年剣道大会開会式 10:00 ミツトヨ労組「第13回秋の祭典」 ■11月4日(月) 16:00 上野家・小川家披露宴 ★上野剛上三川町議の長男貴司君と美智子さんの結婚披露宴 で挨拶。上野議員は、自民離党後の終始一貫支援してくれた人。 貴司君の消防団の仲間が多いに盛り上げてくれ、とても 楽しい披露宴でした。