国会通信 No.574

  【米大使の国連観】

2003/4/1 (マンデーレポート574の要旨)


〔主な内容〕 【1】【ベーカー大使の国連観】 【先週の主な活動】 ※来週は、統一地方選挙期間中。国会通信は休止します。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】【ベーカー大使の国連観】 ●25日午前8時からキャピトル東急で日米国会議員連盟主催の  ハワード・H・ベーカー駐日大使との朝食懇談会が開催された。  時節柄100名近い国会議員が出席。私も最前列、衆議院同期の  中谷前防衛庁長官のとなりに座って、大使の話に耳を傾けた。 ●以下は、その話のメモである。(作成は私) 1 アメリカの近況について   USA 民主主義の価値 アメリカの最大の資産       変化に対応できる能力も 重要な価値       競争はゼロサムゲームではない        協力と共栄       世界の安全についても同様 2 イラク関係 1)経過   9・11以降の変化 → 国からの脅威ではなくテロからの脅威   独裁者の存在 → 国家的なテロ   coalition連盟による戦い。 2)目的   領土的な野心ではもちろんない   独裁者から大量破壊兵器を奪う闘い   サダムフセインが退くことによって、闘いは終わる   国民に対して責任を取る 良い政府を作ること ●話は通訳を入れて40分を超えたが、話の前半は中国問題に。  肝心のイラク問題に移ったのは、8時半を回ったころであった。  なんとなく時間調整しているのかなと感じた。 ●話が終わって質疑となった。まずは自民党の平沢代議士などが  北朝鮮問題との関連などを質問。自民党が2名続いて3番目に  私が質問。時間も9時を回り、大使の予定時間が9時15分まで  ということで端的に以下の2問を聞いた。 Q1 大使の言う「独裁者」の定義は? Q2 「独裁者」かどうかを、最終的に決めるのは国連の安保理    であるべきだと考えるがどうか? ●この2問に対する大使の返答は以下の通りであった。 1)独裁者かどうかの定義は、逆から応えたほうがわかりやすい。   独裁者でないリーダーはどういうことかで応えると、   国民を圧迫しないということ。   議会・選挙の制度を持っていること。   権力を独占せずに共有しているということである。    2)安保理が独裁者かどうかを最終的に決めるべきかだが   これは違うと思う。   国連が決めるのではなく加盟国がそれぞれ、それを決めるべきである。   国連はそういう機能にはふさわしくない。   国連は決められたたことを執行していく機関である。   そして国連の機能も最近では欠点がめだつ。   国連は「保存」、「保護」し、「改善」すべき存在だと思う。 ●私にとって強烈だったのは、大使の答えの最後のフレーズである。  「国連は『保存』し『保護』し『改善』すべきである」という部分だった。 ●保存、保護、改善という言葉に相当する相当する大使の使った言葉が  何であったかは聞き漏らした。したがって通訳の日本語をそのまま受け  取るしかなく、それゆえ正確な論評はできない。そのことをさておくとしても  まさに大使にとっての国連は、「保存」の対象であり、「保護」の対象であり、  「改善」の対象なのであろう。とするとアメリカにとっての国連は、  まるで自然保護の対象のような絶滅種でしかないのかと言いたくなってしまう。 ●質問に答えるに際して、大使は小声で「good question」とつぶやいた。  少し苦々しい思いを感じる響きだった。質問する私のほうも「言わずもがな」  のいやみな質問であることは重々承知のうえである。しかし、失礼を覚悟の上で  これを聞かずに入られなかった。参加した国会議員のすべてが大使に「ヨイショ」  の発言では、大使に現状認識を誤らせてしまう。それを避けたかった。 ●抹殺すべき独裁者かどうかを決めのは一体だれか。それをひとつの国の  判断にゆだねることの危うさ。このことを自覚して作られたのが国連では  なかったのか。そんな問いかけをしたかったのである。米国流の民主主義や  自由だけが絶対の価値ではない。アメリカ流の独善主義は世界を危うくする。 【先週の主な活動】 ■3月24日(月) 08:00 第573回マンデーレポー 12:00 議運理事会 ★いよいよ予算委員会の審議が大詰め。そして  年度内に成立しなければ予算執行に支障が生まれる法案  (=「日切れ法案」)の委員会負託が押せ押せの状況に。  この日の理事会では、以下の4委員会に関連する法案を  当該委員会に付託した。 1 恩給(総務・準日切れ予算関連)、 2 在外公館(外交防衛・日切れ扱い・予算関連)、 3 水産加工工業(農林水産・日切れ)、漁業共同組合合併(衆法・日切れ)、 4 公害健康被害者補償(環境・準日切れ・予算関連) 12:10 議運委員会 12:30 本会議 ★経済産業再生機構関連3法案及び義務教育国庫支援法改正案についての  趣旨説明質疑。 13:50 自治委員会 14:10 経済産業委員会 ★経済産業再生機構関連3法案についての委員会での趣旨説明を  経済産業大臣から聴取した。急ピッチの審議。 ■3月25日(火) 08:00 日米国会議員連盟 ベーカー駐日大使との朝食懇談会(上記【1】) 10:00 経済産業委員会 ★経済産業再生機構関連3法案について質疑。 12:00 両院議員懇談会 12:40 常任役員会 14:00 議運理事会 ★次回の参議院本会議について、明26日(水)午後0時30分より開会、  根抵当権債権譲渡、地方交付税の両法案の採決を行なうことを決めた。 19:00 かとう正一を励ます会地域総決起集会 ★足利市会議員に立候補予定の上記候補者の応援に。  場所は足利市西部の「葉鹿地区公民館」。足利は東京からだと遠い。  新幹線で小山、そこから車で50号線を疾走するのだがこの日は  渋滞、車で1時間以上かかった。加藤氏は将来を嘱望される議員。  2期目も当選して大きく成長してほしいと思う。   ■3月26日(水) 08:00 経済産業部門会議 09:50 経済産業委員会 12:00 議運理事会 12:10 議運委員会 12:30 本会議 12:40 国対・理事合同会議 13:15 農水省種苗課より法案レクチャー 13:30 経営曲構造改善課長より法案レクチャー 13:40 国立国会図書館よりレクチャー 13:45 総務省選挙課より法案レクチャー 14:00 来客 17:00 連合栃木「透明で民主的な公務員制度改革を求める」     街頭キャンペーン。宇都宮駅東口で街宣。 18:30 第15回統一自治体選挙勝利下都賀東地区総決起大会    (小山市市民文化センター) 18:30 野村としひこ後援会総決起大会。 (足利市産業会館ホール) ★統一地方選挙も間近に迫り、連日東京と栃木の日帰りが続く。  この日は、東京、宇都宮、小山、足利、東京という強行日程。  こんな時に交通状況の読み違えは痛い。この日、宇都宮、小山の  車での移動時間を1時間と想定したのが誤り。結果として20分の  遅刻、小山の渡辺県議、そして足利の野村前県議の双方にご迷惑  をかけてしまった。来週の4月4日はいよいよ県議選挙の告示。  在来線の活用、バイク作戦等、交通手段を総合的に活用し、フルに  活動しなければならない。反省の1日。 ■3月27日(木) 10:00 経済産業委員会 12:30 議運図書小委員会 12:40 議運理事会 13:00 来客 15:50 議運理事会 18:30 くどう正志総決起集会(宇都宮・コンセーレ) ■3月28日(金) 10:00 経済産業委員会 12:30 議運理事会 12:40 議運委員会 13:00 本会議 ★平成15年度予算(民主党・新緑風会 反対討論 辻泰弘議員・10分)、  恩給、NHK予算、在外公館、公債発行特例、所得税、関税低率、  国際開発協会加盟、義務教育国庫負担、戦傷病者、国民年金、水産加工業、  漁業共同組合、社会資本整備、同施行、公害健康被害補償、沖縄振興、  国立国会図書館、参議院事務局規定、等各9委員会17件の法案等の採決を  行なった。 18:30 福田浩二総合選対結成総会(宇都宮市民会館) ■3月29日(土) 16:00 陳東徹氏 叙勲祝賀会(宇都宮 東日本ホテル) ★韓国の国花は無窮花(ムグーファ)。この花の名前を冠した勲章は、  日本の勲1等にあたる韓国の最高勲章。友人の陳賢徳君のご父君の  受賞祝いに出席。茂木外務副大臣も発起人代表として挨拶。私も祝辞。  氏の長年のご苦労に心から経緯を表したい。 19:00 山口孝総決起集会(佐野市) ■3月30日(日) 15:00 小林秀明総決起集会 17:30 塚原たけしげ市政報告会、決意を語る会 18:30 藤井弘一総決起大会