国会通信 No.583

  【離党10年】

2003/6/23 (マンデーレポート583の要旨)


【離党10年】 【先週の主な活動】 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【離党10年】 ●1993年の6月18日、衆議院本会議場で宮澤内閣の不信任案が  可決成立した。内閣不信任案の採決は、院の議決の中でも  とりわけ重要な意味をもつ。そのために記名投票で行なわれるのが  通例である。採決に際し、自民党で真っ先に造反の賛成票を  投じたのは私だった。そしてその1時間後に離党の記者会見に  臨んだ。緊張と昂揚の1日は忘れられない。 ●そしてその3日後の21日、自民党を離党した10人の仲間で  新党さきがけを結成した。それに続いて小沢グループも離党、  新生党を結成、そして日本新党のブームともあいまって、  細川連立政権の誕生になだれを打っていく。93年のドラマは、  20世紀最後の政治史のなかでも白眉と言えよう。 ●あれから10年。日本の政治は進展しただろうか。  私自身、政権交代可能な二大政党制の確立をめざしてたゆまぬ  努力をしてきたつもりではある。しかし、細川政権が8ヶ月の  短命で終わり、その後の村山政権では、自民党は政権の座に  復活、そして橋本政権以来、自民党は政権の座に居続けている。 ●私自身は、新党さきがけ、民主党と、二大政党の枠組み作りに  全力をあげてきた。しかし、民主党に対する期待も低下し、  昨今は、日本では二大政党は無理なのではないか、とか、  保守二党の枠組みのほうがわが国にふさわしいとか、  そんな議論も強くなっている。 ●しかし、政権交代の緊張感のないところで、最終的に  実権を握るのは、実は議員のように見えて議員ではない。  緊張感のないところで、実権を強化するのは、官僚である。 ●議員は否応なく選挙の洗礼を受ける。しかし、官僚には  選挙がない。大臣は変わっても官僚組織は存続する。  長期政権は、このような官僚の権限を持続的に拡大する。 ●官僚が下準備し、根回しをし、概要が決まったあと大臣は  事後了承する。そんな繰り返しが今もって続いている。  現在の日本の停滞の最大の原因は、緊張感なき政権与党と、  既得権維持と慣例踏襲に凝り固まった官僚組織にあるのだ。 ●この日本の長期停滞を打破するための最大の特効薬は  政権交代でしかない。 ●民主党をめぐる環境は厳しいものがある。例えば、  先の統一地方選挙の総括で、「民主党の公認や推薦を  もらってもメリットがほとんどなかった」という率直な  声があった。 ●この声に答えるためにも、民主党は、地方政治に対する  政策面や活動面でのさらなる充実を図るべきであろう。 ●また、選挙対策上の看板書き換え等の、安易な  新党論や合流論は避けるべきである。権力の冬に  絶えることによってはじめて自力はついてくるはずだ。 ●そしてそれと同時に「民主党が何をしてくれるか」よりも、  「民主党のためになにがなしうるか」といった観点も大切で  ある。 ●まだまだ日本の政治は未成熟である。新たな政治の枠組みを  主体的に創造して行く。そのための試行錯誤は今後とも持続  しなければならない。そんな観点にたって今後とも努力を  継続すべきである。 ●明日23日夕刻、都内で「新党さきがけ 10年の集い」  が開催される。新党さきがけの最初の10人の現在をまとめると  3人が政治の世界を離れ、自民党に復党した者4名、  民主党にいる者3名となっている。離党後私を含む  落選の苦杯をなめたものも多数あり、それぞれが重い  政治経験を積んできたのは間違いない。久しぶりに  一同に会しどんな話が出るか楽しみである。 【先週の主な活動】 ■6月16日(月) 16:30 議運委員部と打合せ、国対委員長と打合せ 17:00 議運理事会 17:10 議運委員会 17:30 本会議 18:30 国会コーラス愛好会練習会 20:20 議運理事会 ■6月17日(火) 08:00 第582回マンデーレポート 09:30 法律相談 10:00 朝日新聞取材 12:00 常任役員会 13:00 住友電工・福富顧問 来訪 16:00 議員総会 17:15 議運理事会 ★上野官房副長官がイラク関連二法案を先週の金曜日に  閣議決定、同日衆議院に提出した旨報告。 ★これは異例の措置。通常法案は閣議決定の前に  衆参両院の議運理事会で事前の説明が行なわれている。  その慣行を政府が破る形となった。 ★席上、官房副長官に対し以下の3点を述べた。  @事前報告が怠られたことについて厳重に抗議する。  Aそうなったことの原因は、同法案についての  政府与党の意思疎通を欠いた結果であることを  確認したい。  B参議院の野党は会期延長なしと言う前提で審議に  協力してきた。その信頼関係の前提が政府与党によって  破壊されたのだから、今後の審議についての対応は  従来のようにはいかなくなる。この点ご承知おきを。 ■6月18日(水) 12:00 議運理事会  ★衆議院の議運委員会で40日間の会期延長決定。  その報告を聴取。 12:25 議運理事会 ★参議院では会期延長のための本会議を開くかどうか協議。  会期延長反対の立場から、延長のための本会議を開く  必要なしと主張。他の野党も同趣旨。結論は不開催に。 ■6月19日(木) 15:30 岡田幹事長、堀込先生との面談 ★次期衆議院選挙についての栃木の状況について協議。 16:15 下野新聞河又記者取材 16:45 内閣官房徳地参事官レク イラク新法、テロ特措法 18:30 国会コーラス愛好会総会 ■6月20日(金) 16:00 矢野外務副大臣が挨拶。 ★外務大臣の海外渡航延期の件。  議運では19日までと承認していたのを、渡航後に  最初は20日、その次には22日と、2度に渡って  一方的に延期してきた。議会軽視も甚だしい。  帰国後議運の理事会できちんと論議すると申し上げた。 18:30 福田浩司と語る会(総合選対解散式) ■6月21日(土) 17:30 宇都宮高校同窓会 18:00 宇都宮ライオンズクラブ最終移動例会 18:30 飛翔会 幹事会 19:30 飛翔会 懇親会 ■6月22日(日) 13:30 全逓栃木地区退職者組合第32回定期総会