国会通信 No.585

  【参議院でのイラク新法審議開始】

2003/7/8 (マンデーレポート585の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【与党党首の発言に抗議】 【参議院でのイラク新法審議開始】 【先週の主な活動】 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【与党党首の発言に抗議、しかし、】 ●7月4日(金)、午前11:00の議運理事会での一こま。  この日の新聞で、前夜与党3党の党首が会談し、  9月に臨時国会を召集する、またそのために自民党の  総裁選挙も予定(9月30日?)を前倒しすることを  決めたとの報道。野党筆頭理事としてこのことを見過ごす  わけには行かない。 ●参議院はいよいよ来週からイラク新法の審議入り。  にもかかわらず国会はあたかも終わったも同様の話を  するというのは、参議院無視も甚だしい、厳重に抗議  すると発言。与党理事もおおいに同感の意を表明。  委員長も、そのことを与党に充分伝える旨表明した。 ●もっとも、3党首の発言の背景にあるのは、この法案に  対する民主党の腰のすわらない対応である。残念ながら  民主党は足もとをみられてしまったようだ。 ●私は、反対するなら鮮やかにしろと考える。  与党が絶対に飲めないのを見越して修正案を提出する  のはあまりにも技巧的である。結果として民主党に対する  国民の理解を得ることも困難となる。 ●民主党は「責任野党」という意味不明の観念にとりつかれて  はいないか。政権の座に着いていないのに、政権担当能力を  誇示しようとするのは滑稽とは思わないか。 ●野党の責任の第一は、与党案の不備を徹底追及することにある。  徹底追及し、国民に対して、問題点をえぐり出すことこそ、  野党の責任である。 ●55年体制の社会党、「何でも反対社会党」と揶揄されたこの党を  反面教師にするのはよい。しかし、なんでもかんでも対案提出。  そして、対案なければ政権担当能力なしと決めつける。これは  間違っている。 ●与党は、政権という多様な権限を持つ、だからこそ政策の  実現可能性を問われる。権利と義務の当然の結果である。  権限のない野党に、対案提出の政治的義務を負わせるのは  公平ではない。 ●野党の第一の責任は与党を徹底追及することにあるのだ。  まずは、そのことに徹するべきである。へたな政権幻想に  とりつかれる必要はない。 【参議院でのイラク新法審議開始】 ●いよいよ参議院でのイラク新法の審議が始まった。  民主党はこの法案に反対である。衆議院は、絶対に飲めない  修正案を提出するという戦術をとったが、参議院では当然  最初から反対である。すっきりとしていてよい。  徹底的に問題点を追求すべきである。 ●とくに イラク新法が根拠とする5月22日付の  国連安全保障理事会決議(決議1483号)の読み方は  重要である。 ● ブッシュ大統領が一方的に戦闘終結宣言をしたのが  5月初め。開戦前に、国連の安保理決議を獲得するのに  失敗した米国が、5月22日に、ようやくとりつけたのが  1483号である。 ●だから、イラク攻撃に積極的だった米英と、反対の急先鋒  だった仏独の妥協の産物であり、複雑な枠組みとなっている。 ● 決議1483号の構造を解説すると  1「国連と当局」の役割分担。   ★国連 = 復興、人道支援   ★当局 = 治安維持、統治機構再建  2「当局(CPA)」とは?   米英の占領軍司令部当局のことである。  3国連事務総長はイラク特別代表を任命、   そして特別代表は、国連及び国際機関と   当局との「調整」をする。 ●いったん分離して、その後調整するといった構造  なので自衛隊の関与がどちらに関連した行動なのか  分かりづらい。 ●ただ妥協の産物の1483号ではあるが、国連が加盟国に  直接要請しているのは、明らかに「イラク国民に対する  復興と人道支援」である。「治安の維持等」は、加盟国へ  直接的に要請するものではない。 ●1483号の分かりづらさに乗じて、国連の傘の外に  ある「当局」の行動に自衛隊を参加させるのは憲法9条  が禁止している、「国際紛争」を解決する手段として「武力」  を行使することに限りなく近くなる。同条違反の疑いが濃厚  である。 【先週の主な活動】 ■6月30日(月) 08:00 第584回マンデーレポート ■7月1日(火) 12:00 常任役員会 12:30 議運理事会 18:00 結党5周年2003民主党大躍進パーティー ★家藤秘書の奮闘の甲斐あってようやくノルマ達成。  ほっと安堵。パーティー終了後、地元から上京した塚原市議、  田崎博之氏、東京後援会の今野氏と懇談。   ■7月2日(水) 09:00 議運委員部と打合せ、国対委員長と打合せ 09:30 議運理事会09:40 議運委員会 10:00 本会議 12:00 国対・理事合同会議 15:00 高見裕一様、鰍hPB増山様 来訪 17:00 三枝成彰様 来訪 ■7月3日(木) 09:00 佐藤県議と挨拶まわり ★県連の新幹事長に就任した同氏と関係者や地元報道関係を  中心に挨拶回り。その後上京。 12:00 議運委員部と打合せ、国対委員長と打合せ 12:30 議運理事会 18:00 第11回東京栃木県人会 ★栃木県に縁のある人たちが集まっての県人会。  ヴィオラ奏者の村山さんが乾杯の音頭。郷里の話で  盛り上がった。 ■7月4日(金) 10:30 議運委員部と打合せ、国対委員長と打合せ 11:00 議運理事会(本文参照) 17:00 21世紀臨調新スタート。 ★会長の東大総長佐々木毅先生や前三重県知事の北川さんや  堂本千葉県知事など懐かしい顔ぶれに多数あえた。  岩井信奉教授から「みなさんの時のほうが根性あったね」  などと言われたりもした。民間臨調時代の亀井会長の熱情には  まだお答えできていないのが残念である。 ■7月5日(土)6日(日) ★風邪がなおらずダウン。 ■7月7日(月) 12:30 議運理事会。 13:00 参議院本会議 ★新議員紹介、 ★イラク支援法の趣旨説明・質疑(民主党・新緑風会   千葉景子議員・15分)、 ★国民生活調査会報告