国会通信 No.597

  【高速道路の無料化】

2003/10/20 (マンデーレポート597の要旨)


いよいよ事実上の選挙戦に突入。 先週の選挙準備関係の主な動きは以下の通り。 ○14日(火) 水島広子総合選対総決起大会    選対委員長として挨拶。会場の宇都宮市内教育会館は満員。  立ち見まで出た。よかった。この日雨。天候悪し。さらに  会場の駐車場は手狭。したがって入館するには大渋滞。  そんななかで1200名を超える入館者。感謝。  落合恵子さんの話がとても良かった。  水島立候補予定者も明晰な力強い話。Verry Good。  なんとかV2を果たしたい。 ○17日(金) おおはた章宏を励ます会  日立市で行なわれた総決起集会に党代表として挨拶。  大畠氏とは96年の民主党立ち上げをともに果たした仲間。  また鳩山由紀夫と桃苑の誓いをした4人の一人。  しかし対立候補が代替わりし、彼よりも若い新人が出馬。  世代交代よりも政権交代を と訴えた。  明日はアイドル安倍幹事長が来るという。  全力を尽くして当選してほしい。 ○18日(土) 簗瀬・城東地区民主党トークライブ  篠井・富屋地区国政報告会  栃木1区は全国注目の選挙区。  この日篠井の会場にはテレビ朝日が取材に来た。  映像は22日(水)のスーパーモーニング(10ch)で  流される予定。 ぜひともご覧下さい。  午後7時にスタート。私が前座で30分過ぎに水島到着。  熱弁を振るう。この地域は農業が盛ん。農業問題にも言及。  8時過ぎに話は終わり、質問タイム。4名の参加者から質問。  熱心な聴衆を前に彼女はさらに語り続け終了は9時近く  なっていた。 ○19日(日) 菅代表来県に伴う街頭演説 宇都宮             同上     小山  菅さん来県。宇都宮で新幹線で到着するのが午後1時11分。  新幹線を乗り継ぎ 水島 山岡と二人の公認候補を支援する  計画。菅さんの前座を務めるため、  1時10分前から二荒山神社前で演説開始、10分で切り上げて、  ただちに在来線に飛び乗り、小山へ移動、  小山駅前での山岡候補の遊説に参加、演説終了後  今度は佐野市に移動。めまぐるしかった。   ○中塚ひでのり事務所開設式 (佐野市)  完全落下傘と言われようと、彼の勇気と決断を評価したい。  彼の決断によって栃木5区の不戦敗は避けられ、有権者への  選択の受け皿は提供されたのだ。  郷里伊丹市から母親が激励に来てくれた。ありがたかった。  心細さを乗り越え挑戦する中塚君 新しい未来を切り開くために  がんばってほしい。 【高速道路の無料化】 ●自民党とのマニフェスト対決、そのなかだもっとも注目度が  高いのが自民党の「民営化」か民主党の「無料化」か、といった  高速道路改革問題である。 ●藤井総裁の更迭を民・由合併隠しに使うなど言語道断。  人事問題を政治的にもてあそんだ結果が、石原大臣対  藤井総裁の更迭泥仕合。自業自得である。 ●それはさておき、無料化か民営化かの問題、絶対に民主党に  軍配が上がると信じている。 1 民営化は単なる手段でしかない。   小泉改革は、手段が自己目的化してしまっている。 2 目的は、国民のための道路の実現である。   今は高嶺の花どころか、最終的には公団の借金を   国民に負担させることなり、国民経済を圧迫する   無用の長物に絶対になる。   私はこんな視点から無料化論を断固支持したい。 ●いま道路公団の抱える借金は40兆円。  貸主は財務省の理財部、すなわち借金の原資は郵貯や年金  掛け金など国民が貸し手である。  もちろん ただで貸すことはできない。だいたい年金の  予定利率と同額の年4%程度の金利を毎年払っている。  そして政府の計画ではこれを50年以上かけてで返済する  こととしている。最短の50年としてもその元利払いは  以下のように実に大変な金額になる。   元金   40兆円   利息   40兆円×年4%×50年=80兆円   元利合計 120兆円 ●政府の計画では 50年間で120兆円の負担になるのである。  しかも、財投資金の利息は変動金利になっているから、今後  景気回復とともにインフレにでもなればさらに金利は上昇する  可能性大。こんな体制で自民党の道路族はさらに新路線建設を  しかねないのだから実に恐ろしい事態が待っているのだ。   ●民主党の提案は、一挙に世直し国債を発行し、道路公団の  40兆円の借金を消し、そして公団は廃止、料金は無料化する  実に大胆な提案である。 ●いま国債の金利は安い。例えば現在30年物の国債の利回りは  1. 1%。平均2%(何種類かの国債を組み合わせて発行するから)で  計算しても  元金   40兆円   利息   40兆円×年2%かける30年=24兆円  元利合計 64兆円  ですむのである。 ●そのうえ 料金徴収の必要のなくなった高速道路は多くの出入口を  設置でき、道路の規格も今よりも低位にして建設コストの大幅な削減が  可能になる。例えばアメリカの高速道路は返金すると3キロごとに  取り付け道路がついている。ところが日本は14キロに一箇所。  だから隣町の先の先まで行ってインターに入るなどの使いづらい  情況になっているのだ。 ●民主党の無料化案こそ究極の経済活性化案である。 《参考》民主党マニフェスト(完全版)の高速道路関連 ●道路公団を廃止し、高速道路を原則無料化します。  地域でも高速道路を使いやすくし、物流コストの引き下げ、  生活の利便向上をめざしてフリーウェイとするとともに、  さまざまな「族お化け」がはびこっている道路を  「つくる、利用する、管理する」それぞれの面において、  地域と国民の手に取り戻します。   ●道路公団廃止と高速道路原則無料化  多額の投資をしながら有効活用されていない高速道路を  生かすことで、地方を活性化するとともに、流通コストの  削減を図るために、高速道路は、3 年以内に、一部大都市を  除き無料とします。日本道路公団・本州四国連絡橋公団は  廃止します。無料化によってコストが削減するだけでなく、  出入り口を大幅に増設できることから、地方の高速道路が  暮らしに生かせる道路としてよみがえります。高速道路に  係る債務返済と道路の維持管理には、年間2兆円が必要  ですが、現在、国と地方を合わせて9兆円に達している  道路予算の一部振り替えと、渋滞・環境対策の観点から  例外的に徴収する大都市部の通行料でまかないます。       ●道路特定財源廃止・自動車関係諸税軽減・環境税創設  自動車にかかる税金が、道路建設を優先するために高く  設定されてきたことを踏まえて、道路特定財源を一般財源化  するとともに、税金を大幅に引き下げます。平成17年度中に、  道路特定財源の廃止法案と、自動車重量税半減・  自動車取得税廃止の税制改革法案を国会提出して、  その成立をめざします。  同時に、将来の世代に良好な地球環境を引き継ぎ、  また京都議定書の議長国としての国際的責任を果たすため、  わが国産業競争力の維持に配慮した措置を講じつつ、  実効ある温暖化対策として二酸化炭素の発生源に、  環境負荷の程度に応じて炭素含有量1トンあたり  3000円程度の税金をかける「環境税」を創設します。