国会通信 No.604

  【高校生との対話】

2003/12/15 (マンデーレポート604の要旨)


【高校生との対話】 【自衛隊派遣反対の統一行動】 【辻説法600回達成と内閣委員長就任を祝福する会】 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【高校生との対話】 ●12月9日(火)11:00 衆議院会館第一会議室に、宇都宮  高校の高校生30余名を迎えた。毎年この時期に私の出身校、  宇都宮高校の後輩たちが国会見学にやってくる。希望に満ちた  若者と意見交換できる機会はとても楽しい。 ●栃木県選出の国会議員のうち宇都宮高校の出身者は  自民3(西川、矢野、船田)、民主2(簗瀬、枝野)。  小林守氏の姿がないのが寂しい限り。 ●私は20分ほど遅刻。後輩諸君からの「政治家を志した動機は」  という質問に答えた。  私はまず、政治が決断を誤った例として過去の戦争の歴史をあげ、  戦争を始めるのも止めさせるのも、実は最終的には国民の意思決定  能力にかかっている。自分の政治に取り組むもっとも根本的な動機は、  日本人の意思決定能力をいかに高めるかにあるのだと答えた。 ●漠然とし抽象的、分かりづらいかなと思いながらも、そう語らざるを  得なかった。私の本音がそこにある以上、やがて分かってくれればよい  と思って正直に話した。(別項参照) ●高校生諸君はけっこう率直であり辛らつでもある。  私への質問として「自分の弟が簗瀬事務所を見学したことがあった。  建物や設備が良くないので驚いた。どうしてなのか。」と突っ込まれた。 ●この質問には苦笑せざるを得なかった。政治の仕事はお金がかかる。  「ぼろは着てても心は錦」と思ってやっているなどと答えた。この  例えはちょっと古過ぎるかなと内心思っていたら、すかさず枝野君が  フォロー。政治の仕事は一人だけではできない。スタッフの人件費や  広報のための印刷費などお金がかかる。政治ではお金など稼げない。  私も簗瀬さんも、弁護士をやっていたほうがずっと裕福だったろうと  ユーモアを交えて話してくれた。 ●最後に、後輩に向けてアドバイスすることがあればという質問があった。  私は「ノビリス・オブリジ」というラテン語の格言のことを話した。  「ノビリス」とは「高貴なる者の」、「オブリジ」とは「義務」。  クリミア戦争のときに英軍でもっとも多くの死傷者をだしたのは  貴族の出身者であったように、エリートは真っ先かけて危地に飛び込む  義務があるとされた。宇高生もこのような気概をもってほしい。  様々なことに挑戦する義務があるのだと感じてほしい。  このように話した。 ●1時間の予定時間はあっという間に過ぎ去り散会となった。  会場の衆議院議員会館の部屋を出たら数人の学生が私を待っていた。  そして握手を求められ、「ノビリス・オブリジ」の話、感激しました、  と言われた。うれしかった。 【自衛隊派遣反対の全国統一行動】 ●12月14日(日)12:00から、民主党栃木県連主催で  「イラクへの自衛隊派遣反対」の街頭演説会を宇都宮市内の二荒山  神社前で開催し、国会からは、水島さん、谷さん、県議会からは山田美也子さん、  市議会からは塚原毅繁さん、飛び入りで民主党サポーターの飯島さんが  参加してくれた。 ●東京でも同時刻、日比谷野外音楽堂で自衛隊派遣反対の大演説会を  開催。全国の県連もそれぞれ現地で演説会を同時開催。全国で  反対運動の取り組みが始まった。 ●イラクへの自衛隊派遣の基本計画は、先週の火曜日に閣議決定された。  この重要な歴史的決定の際の首相の言葉の軽さと空虚さ。  それは太平洋戦争当時の指導者以下であると思う。 ●この国の意思決定能力はいまもって低い。  政治家も、政界も、真実の争点提起を避け、  あいまいなごまかしの中で政治が動いていく。  有権者も、ごまかしに慣らされ、根本的な変革を望まない。  山本七平氏の指摘した「空気の支配」は今も変わらず、  ボヤッとした雰囲気の中で、きちんとした議論もなく、  重要な政策が決められていく。 ●それを厳しく指摘しなければならない  野党の取り組みも弱いし、マスコミの対応も甘い。  イラクへの自衛隊派遣も戦前の歴史とほとんど  変わらないではないか。 ●戦争を始めるのも、また終らせるのも、究極的には国民次第。  しかし、国民の間に今も続くのは一般的な被害者意識である。  「どうしようもなかった戦争」「止める事のできなかった戦争」  、、、聞こえてくるのはこの嘆きだけでしかない。  しかし、最終的には戦争を始めるのも国民であり、戦争を  終らせるのも実は国民である。 ●戦争という究極の事態に国民の主権者意識が見えてくる。  あのドイツですら、ヒトラー暗殺の密かな動きはあった。  しかし、日本にはそれはなかった。私はこの歴史を恥じている。 ●太平洋戦争を詳細に分析すると、戦争についてのわが国の意思決定が  いかにあいまいであったかが良くわかる。  例えば、   1 戦争開始の時点で、戦争目的は明示されていなかった。     (戦争の目的を「大東亜共栄圏」の建設にあると明示したのは     真珠湾攻撃から2年後の昭和18年であった。)   2 戦争にかける予算も国会では議論されていない。     出たとこ勝負の成り行き次第だった。   3 戦争目的も成り行きだったから戦争終結のイメージもなかった。     (アメリカは「日本占領」がゴールだった。しかし日本の     ゴールは何だったのだろう。「合衆国全土占領」の     イメージがなかったのはもちろんである。) ●自衛隊派遣の基本計画が閣議で決定されたが、戦闘地域であると  認識しながら派遣するのは、明らかなイラク特措法違反である。  まさに自衛隊の超法規的派遣であり、こんなことがまかり通れば、  これからは、自衛隊の海外派遣には、なんの法律も必要とされ  なくなる。小泉政権の自衛隊派遣は歴史的な暴挙である。  法治国家としての日本の崩壊に直結する暴挙である。  許してはならない。 【辻説法600回達成と内閣委員長就任を祝福する会】 ●12月13日(土)16:00 「辻説法600回達成と  内閣常任委員長就任を祝福する会」が開催されました。 ●500名余の人が参加してくれました。足銀破綻等の難しい  環境の中で多くの皆さんのご協力を頂きました。こころから  感謝申し上げます。 ●菅代表が来賓として来ていただけるはずでしたが、  前日に急な発熱でダウン、代わりに菅信子さんが来てくれました。  そして祝賀会の中締めの音頭までとってくれました。  力強い菅夫人の頑張れコール、大変盛り上がりました。  本当にありがとうございました。   【先週の主な活動】 ■12月8日(月) 08:00 第603回マンデーレポート 18:00 水島広子総合選対解散式 ■12月9日(火) 10:30 家西悟前衆議院議員 来訪。 11:00 宇都宮高校国会見学懇談会(前記参照) 12:00 議長主催オーストラリア連邦議会議員団来日歓迎昼食会 13:00 選対委員長と面談    (北関東ブロック参議院選挙候補者擁立状況ヒアリング) ■12月10日(水) 17:45 NTT労組宇都宮東分会平出部会大忘年会 19:00 宇都宮中央ライオンズクラブ理事会 ■12月11日(木) 18:30 連合栃木北那須地協第4回地協総会 ■12月12日(金) 18:30 森田一穂氏褒章受章祝賀会 ■12月13日(土) 16:00 簗瀬進君の辻説法600回達成と内閣常任委員長就任を祝福する会 (前記参照)。 ■12月14日(日) 10:00 花房自治会餅つき大会 11:00 栃木県鍼灸師会鍼供養・忘年会 12:00 民主党栃木県連「イラクへの自衛隊派遣反対」街頭演説会 (前記参照) 14:00 栃木県行政書士会理事会 18:00 連合セミナー