国会通信 No.611
【シビリアンコントロールの観点】
2004/2/9 (マンデーレポート611の要旨)
【1】【シビリアンコントロールの観点】
【2】【お粗末・不真面目な政府答弁】
【3】【マスコミに出ないイラク側の死傷者 2】
【4】【先週の主な活動】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【1】【シビリアンコントロールの観点】
●2月3日(火)13:00 参議院第5控え室で議員総会が
開催。この日は節分。例年なら市内の神社数ヶ所で豆まき神事
に参加するところだが、重用事態のため豆まきは急きょ代理を
たて、議員総会に駆けつけた。
●先週末、全野党欠席の中での本会議採決という異常事態。
いわゆる「完全荷崩れ」のまま案件が参議院に放り込まれた。
参議院の審議をどうスタートするのか。衆議院のように
欠席戦術で始めるのかどうか。それを決めるのがこの日の
議員総会であった。
●10分ほど遅れて会場入り。岡田幹事長が与野党の合意
ができたことを説明していた。
合意の主な内容は
1 今後審議を十分に尽くす。
2 参議院では強行採決はしない。
3 衆議院のイラク特別委員会に週1回 イラク情勢について
報告をする。
この合意の結果、参議院での審議もスタートすることとなった。
●私はこの方針に賛成の意見表明をした。
発言の要旨は以下の通り、まず第一には、欠席戦術の不可であり、
第二は、シビリアンコントロールの先例作りの重要性であった。
●まず第一は以下の通り。
=今回の事態は、「事実上の交戦地域への自衛隊派遣」を
論議するはじめての国会。並の戦術的対応では済まされない。
派遣の賛否を決定する国会の採決が、仮に衆参ともに「野党欠席」
のまま行なわれたとするなら、歴史に大変な悪例を残すことになる。
国会に自衛隊の統制能力が欠如していることを、自ら証明することに
他ならない。野党としても、慎重審議を求めた上で、堂々たる
反対討論を議事録に残した上で、決すべきである。
●第二は、以下の通り。
=これから重要なこと、それは「交戦地域に自衛隊が派遣された際」
自衛隊の海外活動と並行して国会がいかなる審議を行なうかである。
上記3のように、週1回の国会報告を先例として残しえたのは
多いに評価したい。それ以外にも、シビリアンコントロールの
先例をどのように作るかに野党としても最大の力点を置いて
取り組んでほしい。
●シビアリアンコントロールのルール作りの重要性についての
与野党の認識はいぜんとしてかなり低い。例えば以前の
マンデーレポートでも紹介したがドイツの基本法では
以下のようなシビリアンコントロールについての
原則的な規定を置いている。日本もこれに倣って
自衛隊シビリアンコントロールの基本法を作るべきであろう。
【2】【お粗末・不真面目な政府答弁】
●正常化後の翌日、4日水曜日、正午から、参議院本会議で
イラク派遣の承認案件につき政府の趣旨説明が行なわれ、
それに対する与野党の質疑が行なわれた。
先週も書いたことだが、小泉首相はじめ政府の答弁は腹立つほど
不誠実である。
●まず、総理答弁は木で鼻をくくったようだ。理由づけも
ほとんどなく、結論を繰り返すばかり。反対の立場の者たちで
あっても、説きに説いて、納得させようなどとの熱意は
全くない。あまりにも不誠実で、丁寧さを欠いている。
●自衛隊員に対し、生命を危険に曝す活動を命令するのは
総理ではないか。最高決定権者としての総理として「声涙
下るような演説」がなぜできないのだろうか。
●総理の答弁のあて先は、質問をしている議員だけや政党に
とどまらないはずだ。質問者の後ろには膨大な国民が存在
しているのだ。総理の答弁は、最終的には「国民への答弁」
にほかならないはずだ。総理の答弁は、すべて国民に対する
説明責任の基盤に立たねばならない。もっと真摯に答弁を
すべきである。大きな声で抗議の野次を飛ばした。
●外務大臣も同様。
イラク側の負傷者の数を知っているかとの、民主党斎藤議員の
質問に対し、「外務省はそのような数字を持っておりません。」
のたった一言の答弁。イラク側の死傷者の数に日本の外務省は
全く興味を持っていないのである。その冷血ぶりは恐るべき
ものがある。
【3】【マスコミに出ないイラク側の死傷者 その2】
●先週、イラクの民間人の死者の数は1万人を超えると
書いたが、早速群馬県在住のHさんから
死者の数は3万7000人以上との情報がある
とのご指摘を頂いた。
●Hさんの情報の出所は
ファントムランチという名前の投稿者に届いた
イラク自由党の統括官モハメド・アル・オバイディ氏からの手紙。
そしてこのことが掲載されたサイトは以下の通り。
[JihadUnspun/Wanniski.com]
http://www.asyura.com/0306/war38/msg/935.html
投稿者 ファントムランチ
日時 2003 年 9 月 04 日 23:39:51:oswAM6lqBSCW6
JihadUnspun
http://www.jihadunspun.net/intheatre_internal.php?article=74627&list=/home.php
&
MarchForJustice
http://www.marchforjustice.com/8.21.03.civiliandeaths.php
Wanniski.com
http://www.wanniski.com/showarticle.asp?articleid=2855
●手紙の内容によると、
イラク自由党の数百人の党幹部たちが、
5週間以上にわたり、侵略の影響を受けた、
すべての村や町、都市及び幾つかの砂漠地帯、
(ただしクルド人地区を除く)を調査。
さらにこれらの地域で大勢の葬儀業者、病院職員
及び一般の人々への聞き込みも実施。
その結果、侵略が開始されて以来、
殺害された民間人の合計は37,137人にのぼる
との結果が出たという。
●そしてその内訳は
バグダッド 6,103人
モスル 2,009人
バスラ 6,734人
ナシリヤ 3,581人
ディーワーニーヤ 1,567人
クート 2,494人
ヒラ 3,552人
サマーワ 659人
カルバラ(ナジャフを含む)2,263人
アマーラ 2,741人
ラマーディ 2,172人
キルクーク 861人
ディヤラー 604人
ティクリート 1,797人
●情報の真偽を確認する方法はないが、もし事実だとすると
負傷者は通常死者の3倍程度と推定されるから、すでに
昨年9月の時点で10万人を越える死傷者となる。
【4】【先週の主な活動】
■2月2日(月)
08:00 第610回マンデーレポート
16:00 文京学院大学教授 菊池英博先生 来訪
★足銀問題等 地域金融システムについての
菊池先生のご意見を聞かせていただいた。
「自己資本比率」基準を維持することが
地域金融にとって大変な害悪をもたらしているとの
認識でようやく一致できた。
それは私の持論だが、かつての氏はそこまで徹底
できていなかった。この見地に立った超党派の
議員立法を考えたいと思った。
仮称「BIS規制撤廃議連」。
実現にむけて進んでいきたい。
19:00 山岡賢次都賀町後援会「代議士夫妻を囲む新春の集い」
■2月3日(火)
10:00 立正佼成会宇都宮教会節分祭
13:00 議員総会(上記【1】参照)
■2月4日(水)
11:30 議員総会
12:00 本会議(上記【2】参照)
14:40 足銀問題について取材
17:30 フランス大使館主催・ワイン愛好議員連盟レセプション
18:30 懇親会
★かつて自民党の同期生で返り咲いた今津、増子、山本拓そして
岩屋の4議員と懇談。
■2月5日(木)
08:00 民主党税理士制度推進議員連盟総会
10:00 自治労栃木県本部中央委員会
16:30 社会経済生産性本部・前田様 来訪
17:00 (財)関信越音楽協会・松本様 来訪
18:00 参議院日本・トルコ友好議連主催夕食会
18:30 民主党内閣部会懇談会
■2月6日(金)
11:30 (社)不動産協会 訪問
13:00 文化庁著作権課長よりレクチャー
★漫画家等の「貸与権」(=第3者に貸与されることを
妨げる権利)の立法化状況についてヒアリング。
15:00 NTT労組東日本本部第15回東日本本部委員会
★NTT東日本労組の重点候補に決定された。
18:15 連合下都賀西地協第8回定期総会
19:00 山岡賢次小山後援会「代議士夫妻を囲む新春の集い」
■2月7日(土)
10:00 後援会入会パンフレットの作成打ち合わせ。
11:30 中津川代議士、吉住様、佐藤栄幹事長と昼食懇談
12:00 民主党栃木県連足銀問題第2回公開説明会報告集会
★100名弱出席。吉住さんは、石川銀行出資被害者の会の
代表。現在石川銀行を被告として損害賠償請求を起こしている。
わざわざ福井から栃木まで泊りがけで駆けつけてくれた。
大変参考になる話をしていただいた。
16:00 芳賀通運労組旗開講演
18:00 片島建設工業鰹ヘ友会新年会
19:00 山岡賢次岩舟後援会「代議士夫妻を囲む新春の集い」
■2月8日(日)
11:00 宇都宮酒蔵蔵元見学
12:00 立正佼成会城西支部新年会
14:00 山田みやこと市民の会新春のつどい
16:30 栃木県交響楽団第76会定期演奏会直会