国会通信 No.615
【内閣委員会の視察実現】
2004/3/8 (マンデーレポート615の要旨)
【1】内閣委員会の視察
【2】知財PTで「社内発明」についてヒアリング
【3】武道議連の理事就任
【4】【先週の主な活動】
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【1】板ばさみの地元視察
●3月2日 内閣委員会の視察を行った。
委員長としての初めての視察であり、視察先には地元栃木も
含まれており、意義のあるものにしたかった。
●視察先の決定については、各党の理事の間で若干の論議が
あった。国会の会期中の視察だから、宿泊が必要な遠隔地には
行かないのが先例である。調査部が作成した日程案はA、B、Cの
3案。いづれも関東圏内の2県をセットにした案である。
議論の結果、B案に決定した。
●B案は、午前中にさいたま市の関東管区警察局、午後に栃木県の
地域再生計画や経済特区の進捗状況、そして御料牧場を視察と
いった内容になっている。
●委員長の地元には行かないという議運申し合わせがあるとの
指摘もあった。「錦を飾る」的な「お手盛り視察」は慎むべし
という観点である。良識の府、参議院としての当然の配慮であろう。
●しかし調べてみると、昭和20年代に同旨の決議があったが、
数年後に撤回されており、納得できる理由や必要性があれば、
委員長の地元にも視察が行われているのが、現在の例である。
年度は、九委員会中、五委員会が委員長の地元に視察が行われている。
ただし、さすがに地元にのみ限定はしていない。
●私個人の希望を率直に明かすと、もちろん栃木に行きたかった。
なぜなら、足銀破綻で危機的な経済状況にある栃木の切り札は、
地域再生計画であり、経済特区だと考えているからである。
そして、その直接的な所管は、内閣府であり、それに対応する
委員会は内閣委員会だからだ。
●なんとか、地域の経済を立て直したい。そして、そのために、
栃木のみんながどれほど国の各種施策を切望しているか、
それを各党所属の議員に聞いてもらいたい。そんな視察にしたかった。
●しかし、そんな委員長の個人的な希望を理事会の席で明らかに
するわけには行かない。なぜなら、委員長は公平中立でなければ
ならないからだ。各会派の代表が理事会を構成する。そして、
原則的には理事会の全会一致で事を運んでいく。
●余談だが、英米の議会の委員会は委員長主導の色彩が強い
ようだ。しかし、日本は原則的には全会一致ルールが基本である。
さらに余談を重ねれば、議会内少数の野党にとっても「全会一致」
ルールは数の劣勢を補う場合もある。与党に安易な強行をさせない
歯止めの働きをする。そんな一面があることを忘れてはならない。
●そんなわけで理事の議論を固唾を飲んで見守った。また、最終的に
栃木視察がけられる場合も覚悟した。結果としてB案が了承された
時にはホット胸をなでおろした。
●2日当日は、11名の委員が参加した。まずは、午前中に埼玉県の
さいたま市にある関東管区警察局を訪問、1時間半の予定を30分以上
オーバーする調査を行った。激増する外国人犯罪に対する対応、
DV法にもとづく家庭内暴力への対応、サイバーテロ対策等、
重要な案件について限られた時間だったが、充実した質疑応答だった。
●午後にはバスで栃木県の宇都宮市に移動。県の公館で知事はじめ県の
執行部や経済団体の代表者と意見交換を行った。足銀の破綻に伴って
県が国に申請しているのは「経済新生構想」という名の地域再生計画。
申請対象の省庁は金融庁、財務省、経済産業省等々、11の省庁にのぼる。
限られた時間のなかでの意見交換ではあったが、地域再生の重要性に
ついて委員諸氏に強く訴えられたのではないかと思う。
●その後、バスの車内から宇都宮市の中心部を視察。商工会議所会頭の
梁さんも同乗し、市内の大型店があいついで撤退した状況、また採用
された「にぎわい特区」のおかげで、西武デパート撤退後に長崎屋が
入ったこと等視察してもらった。
●その後高根沢町にある御料牧場へと向かった。ここでは皇室関係の
食材を提供する全国で唯一つの牧場。鳥インフルエンザの伝染を防ぐために
バスのタイヤの殺菌を行うなど細心の注意が払われているのにが印象に
残った。
【2】知財PTで「社内発明」についてヒアリング
●3日(水)、知財PTと経済産業部門会議の共催で、ヒアリングを行った。
案件は、社内発明に関する特許法改正案。対象者は、経団連の担当者と
知財学会所属の東大教授の玉井さん。
●青色発光ダイオードや味の素など、巨額の勝訴案件が新聞をにぎわせている。
会社内の研究開発の結果生まれた特許権の帰属をどうするのか、研究者への
報酬をどうするのかが大問題になっている。
●この問題に関連する論点は、日本の企業の研究開発能力をどう高めて
いくのかという21世紀の経済戦略の基本に関わる大問題である。
●特許庁は、この問題にようやく結論を出し、今国会での法改正を考えているが
その内容については、賛否両論がわきおこっている。
この日の日ヒアリングでも、玉井教授は反対、経団連は賛成であった。
●今後、本日を含めて、三回のヒアリングを行い、部門会議としての結論を出す
予定である。したがって、論議の紹介は後日に譲りたい。
●来週は、一連の訴訟の訴訟代理人となった弁護士さんのヒアリングを行う予定である。
【3】武道議連の理事就任
●超党派の武道議連の総会が行われた。そして、新会長には高村正彦元外相に
就任、私も新たに理事の一人に選任された。
●私自身は、武道議連の理事としてはまちがいなく劣等生だと思う。
あえて言えば、まったく心得がないわけではない。例えば、中学生の時に剣道部に
1週間(!)、弓道部に半年(!)、所属していた。また高校では柔道が正課だった。
ただ、選手になるまでにはもちろん至っていないので、武道の厳しさを体感しているわ
けではない。
●ただ末弟が柔道家でありその縁で陽南柔道クラブや河内柔道クラブの顧問をしている
。
大きな大会の来賓挨拶には必ず出席し、小学生・中学生を激励する。
また富士見剣道クラブの顧問や二荒山神社の境内で行われる少年少女の剣道大会の
顧問もしている。
●剣道にしても柔道にしても基本的には一対一の試合形式であり、
幼い子どもたちが衆人環視のなかで、緊張して試合に臨む姿は、胸を締め付けられる
ほどの感動を覚える。負けて、泣きべそをかく子どもの姿を見るときなど、
おもわず目頭が熱くなる。幼いながら、たった一人で人生に立ち向かっていく
瞬間のような感じがする。こんな子どもたちを応援する意味で、武道議連に
入っている。
●ただ、武道を取り巻く環境は甘いものではない。この日も町道場の廃業や激減の
話が出て、私も発言した。
●学校教育の現場には指導者はそんなに多くはない。それを補っているのが、
在野の武道家である。しかし例えば道場経営の困難さや、クラブ運営の経費や
大会運営等の活動費のやりくり等、厳しい環境にさらされている。結果として
剣道場や柔道場等の廃業があいついでいる。固定資産税の軽減措置など何らかの
バックアップをしながら、子どもたちを育てるための社会教育の見地から
何らかの措置を検討すべきではないかと提言した。
【4】【先週の主な活動】
■3月1日(月)
08:00 第614回マンデーレポート
18:00 第8回連合栃木下都賀東地協定期総会
■3月2日(火)
内閣委員会視察 (上記【1】参照)
■3月3日(水)
11:30 武道議員連盟総会 (上記【3】参照)
12:00 国対・理事合同会議
13:00 民主党知的財産権戦略PT(上記【2】参照)
18:00 故柴積様 通夜
18:00 連合栃木公務員共闘連絡会議学習会
■3月4日(木)
11:30 故柴積様 告別式
■3月5日(金)
18:15 連合栃木下都賀西地協春闘学習会
18:00 宇河内地区選対結成準備会
■3月6日(土)
10:00 連合栃木2004春季生活闘争・総決起集会
19:00 簗瀬進後援会上三川支部会議
★従来の支部という名称を、「上三川地区後援会」と名称変更。
また10年間支部長を務めていただいた田中正美さんの退任、
そして新会長として上野剛(つよし)さんを選任しました。
■3月7日(日)
12:00 第10回武術太極拳協会選手権大会
★主催者の会長として挨拶。
10数年前、理事長の高山守夫さんと
二人で体協教加入のお願いに行ったことが忘れられない。
あれから10余年。体協加盟の市町村の数は正準あわせて16市町村、
会員数は2000名を越した。高山理事長ご夫妻や役員の皆様のご努力の
賜物。心から祝福したい。また当日は世界チャンピオンの孔さんも
総合太極拳の妙技を披露、その優美にして力感あふれる演技に会場は
魅了された。
17:30 BSU練習