国会通信 No.616

  【内閣委員会の審議開始】

2004/3/15 (マンデーレポート616の要旨)


【1】内閣委員会の審議開始 【2】公益通報保護法案の中味は 【3】【先週の主な活動】 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】聴取すべきは6大臣? ●3月11日(木) 参議院の各委員会は、いっせいに所管大臣の  所信を聴取。いよいよ委員会の活動が開始。これから定例日の  火・木を中心に委員会の審議が本格化する。 ●内閣委員会でも同日に各大臣の所信を聴取したが、その  スタートにあたっては若干の議論があった。それは聴取すべき  大臣の数が5人なのか6人なのかということであった。 ●内閣委員会は通常の委員会と比べて所管大臣の数は6人と、  圧倒的に多い。内閣総理大臣の政治主導、官僚政治からの脱却  という掛け声の下、4年前から国家的戦略に関する事項については  内閣委員会の所管としたのである。 ●すなわち従来の官房長官、国家公安委員長のみならず、  従来の経済企画庁長官、科学技術庁長官、を加え、さらに  規制改革担当大臣、有事法制担当大臣なども内閣委員会の  所管大臣とし、6大臣を所管大臣としたのである。   ●しかし、一方で所属委員の数を増加するまではしなかったので  広汎な所管に比べて、手不足の感は否定できない。そんな背景の中で  所信を聴取する大臣の数についての議論が起きてくる。 ●特に今度の国会では、有事法制については特別委員会が立てられた。  また、井上大臣のもう一つの所管事項である災害対策については  従来から災害対策特別委員会が立っている。特別委員会がたっている  ものについてまで、審議をすべきかどうかが、議論となった。   ●結果として、この議論は継続しながら、今回は五大臣の聴取に  することとしたわけだが、内閣委員会の意義についての議論に  ついては今後早急に各会派の意見をまとめる必要があることを  強く感じた次第である。 【2】公益通報者保護法案についてヒアリング ●12日(金)内閣部門会議で今国会の目玉法案の一つ  公益通報者保護法案について、批判的なご意見をお持ちの  浅岡聡子弁護士からヒアリングを行った。   ●近年、企業や官庁のモラルハザードのなかで様々な不祥事が  起きている。それを防止し、国民の生命や安全を守るためにも  内部告発が重要な意義を有している。そんな見地から政府が  提案しているのがこの法案である。   ●まず同法案の骨格を紹介すると  1法律の目的   公益通報者の保護を図るとともに、国民の生命、身体、財産   その他の利益の保護にかかわる法令の規定の遵守を図る。   また同時に国民生活の安定及び社会経済の健全な発展に資する。     2保護対象となる「 公益通報」とは   別表の法律に違反して犯罪行為となる事実についての通報など  (別表)に掲げられた法律   刑法、食品衛生法、証券取引法、JAS法、大気汚染防止法、    廃棄物処理法、個人情報保護法、その他政令で定める法律  3保護の内容   通報した労働者(公務員を含む。)に対して   @ 公益通報をしたことを理由とする解雇は無効   A 労働者派遣契約の解除は無効   B その他の不利益な取扱いの禁止  4通報先と保護要件   上記保護を受けるための要件を通報先に応じて要求     @事業者内部への通報 「不正目的なし」   A行政機関への通報  「〃」+「真実相当性」   B事業者外部への通報 「〃」+「〃」+「一定の要件」   (内部通報では証拠隠滅の恐れがあること、内部通報後20日以内に調査を    行う旨の通知がないこと、人の生命・身体への危害が発生する急迫した    危険があることなど)を満たすこと  ●この法案に対しては与党内部ではかなり抵抗感があった模様。  その結果、与党を納得させるために、保護要件を過重せざるを得ず、  結果として法案は公益通報防止法案になってしまっている感がする。  これが浅岡氏の指摘である ●例えば 1 通報対象 として指定犯罪行為を要求しているが、   これでは適用場面が狭すぎる。 2 指定犯罪行為の中には、独禁法など重要な法律が除外されている。 3 真実相当性の証明を通報者側に科しているのは酷ではないか。 ●確かに与党案では、積極的な公益通報を促進する効果はなく、  また公益通報を支援する効果もない。期待はずれの法案かもしれない。 【3】【先週の主な活動】 ■3月8日(月) 08:00 第615回マンデーレポート 09:30 法律相談 10:00 法律相談 13:00 故長島正明様 告別式 15:00〜清原地区挨拶回り 18:00 民主党栃木県連三役会議・幹事会 ■3月9日(火) 12:00 内閣委員会理事懇 ★内閣委員会の所管大臣について議論。  所信表明の聞き方については各会派の間で  かなりの認識の開きあり。 13:00 警察庁より道交法レクチャー ■3月10日(水) 08:00 経済産業部門会議 09:45 島聡代議士 来訪 10:50 福島啓史郎議員 来訪 ★自民党公明党の議員立法による「食育基本法」についての  説明を聴取した。 12:00 国対・理事合同会議 13:00 民主党知的財産権戦略PT・経済産業部門合同会議 ★特許法35条改正問題についてヒアリング。 17:00 両院議員総会・懇談会 ■3月11日(木) 09:50 内閣委員会理事会 10:00 内閣委員会 ★所信表明の聴取  井上有事担当大臣の聴取を含む6大臣とすべしとの意見もあったが  まずは五大臣の所信表明を聞いた。(上記【1】参照) 10:40 内閣委員会理事懇 11:00 文化庁著作権課吉川課長より著作権法レクチャー 11:30 政権交代を実現する会 14:00 中小企業向け金融検査マニュアルWT 15:30 特許庁長官 来訪 19:30 立正佼成会 県内教会長会議 参院選についての推薦決議を受け    決意表明。  ■3月12日(金) 08:00 内閣部門会議 ★公益通報者保護法案についてのヒアリング(上記【2】参照) 09:30 議員総会 10:00 本会議 11:30 議員総会 ■3月13日(土) 13:30 第4回JR東労組大宮地本スポーツフェスティバルで激励挨拶 19:00 宇都宮市御幸地区やなせ進後援会役員会 ■3月14日(日) 08:00 第9回 西部学童野球高嶋杯開会式 ★県内外から40チーム655名のチビッコが参加。小学校最後の対抗戦が開始。  顧問として激励の挨拶。 11:00 聖輝水民謡貢献章受章祝賀会 16:30 第18回栃木青葉会総会・懇親会 18:30 平成15年度伝統文化こども教室日本舞踊発表会