国会通信 No.62
【憲法記念日に考えたこと】
1992/4/30 (マンデーレポート第62回の要旨)
1 「護憲論」の歴史的意義
→平和主義の定着化
→「軍国主義」再燃への防波堤
2 「護憲論」の弊害
(1)憲法全般にわたる現状維持思想
(2)「平和主義」の「免罪符」化
(3)「自衛隊」の「ブラックボックス」化
3 「憲法臨時調査会」の勧め
(1)憲法の中で問題と成るのは9条のみではない。
・総理大臣が欠け、新総理誕生までの間の規定がない。
・参議院の改革の障害。
→両院制(42)・選挙された議員(43)。
・政治改革が議員以外のものに委ねられない理由。
→「法律」事項(43、47)
・「私学助成」問題。→89
・新しい人権のメニューの出現
「環境権」・「プライヴァシー」ほか。
(2)「憲法臨調」の開設を
・「改憲アレルギー」からの解放
・ タブー視することの弊害
・まず広範な国民の意識調査からはじめよ。
なぜならば法の本質は国民の規範 意識にあるからである。
4 「護憲論」のリメーク、「歴史研究所」の 設置を。
・「護憲論」の果たしてきた歴史的意味
→日本国民の歴史的な不安感、自信のなさ。
「また、来た道に戻らない保障はないのでは?」
→これに対する防波堤の役割。
・「戦争」勃発、敗戦にいたる歴史的事実についての
共通認識が出来ていないことが一番問題である。
・この不安感に応え、軍備の無前提な増強に歯止めを
欠けてきたのが「護憲論」
・いわば、自衛隊に対するシビリアンコントロールの前提である
国民の共通認識の欠如が問題なのである。
・ドイツの例→「戦史研究所」
・日本も総合的な「第二次大戦」の失敗の歴史を総合的に分析し、
因果関係を明かにする必要がある。
・これは、膨大な国家的事業となる。
分析の対象は、政治・行政・経済・軍事
とう当時の社会全般に及ばねば成らない。
また、分析は、広く国民全体の共通認識にまで到らねば成らない。
アジアの信頼回復
することの弊害
・ まず広範な国民の意識調査からはじめよ。
なぜならば法の本質は国民の規範意識であるから。