国会通信 No.631
【選挙戦の感想】
2004/7/20 (マンデーレポート631の要旨)
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〔主な内容〕
【1】選挙戦の感想
【2】得票結果の分析
【3】先週の主な活動
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【1】選挙戦の感想
1 トップ争いは、きつい。
●今回の参議院選挙、栃木選挙区では定数2のところ、
自・民・共とも候補者を1名に絞ったため、最初から当落を
争う選挙ではなかった。
●焦点は、当然に自・民の首位争いとなり、自分自身も
それを強く意識していたので、今まで味わったことのない
プレッシャーを感じた。
2 争点の設定
●今回の選挙戦の争点は当然「年金」、「イラク」、「足銀」の
3点になると考えた。そしてこの争点をできるだけ明確にするよう
政見放送(添付資料 参照)から、街頭演説、そして遊説カーの
連呼に至るまで、首尾一貫するように訴えた。
●また「足銀破綻」の問題も、単体として訴えるよりも、地域再生と
いう大きな枠組みの中で訴えるようにした。
●したがって小泉「三位一体の改革」による地方の財源不足の実態や、
民主党マニフェストによる18兆円の自主財源移管とセットで足銀問題を
訴えるようにした。
3 ウグイス嬢との共同作業
●初日から遊説カーに乗ったが、連呼するキャッチコピーがなかなか
まとまらなかった。「年金」の問題を端的に訴える短く印象に残るコピー
がなかなか固まらなかった。
●自分でしゃべり、そのあとでウグイス嬢にしゃべってもらい、
散々試行錯誤して3日目くらいから、
以下のコピーに固まった。
@国民7割が反対する年金法は白紙撤回です。
A14年間連続値上げの年金法を廃止しましょう。
B議員年金を廃止し、全国民共通の新しい年金制度を作ります。
Cダレもが安心できる、全国民共通の年金制度を作ります。
D自主財源18兆円を直ちに地方に移管します。
E農家が安心して農業に取り組める直接支払い制度を作ります。
●どの政党にもあてはまる意味不明・無内容の連呼は
避けてほしかった。誰にも通用する内容希薄のコピーを
連呼することに慣れているのが普通のウグイス嬢であろう。
それを承知であえて内容の濃い言い方を要求した。
私の難しい要求にウグイス嬢の皆さんは良く応えてくれた。
ありがたいと思った。
4 農業政策についての真剣な訴え。
●今までとは違って、農村部に行くと必ず訴えたのが民主党の
農政プランであり直接支払い制度である。これらの詳細は後日に
譲るが、政権交代を実現するためには農業政策が重要な意味を
もつことを強く実感している。
●たとえば上記Dなど、直接支払い制度の中身を知らない人が
一般的かもしれない。しかしそれでも良いからと押し切って
農村部にいくと必ずこのことを連呼してもらった。
民主党の農業政策への熱意が少しでも分かったもらえばよいと
考えたからである。
5 ネガティブキャンペーンは避けた。
●政見放送の最初の原稿は、政府案の徹底した批判に終始し、
積極的提案の少ないものであった。それを大幅に修正し、
民主党の5つの提案をしっかりともりこんだ内容にした。
●街頭演説のときも、かならずこの5点の提案の部分は
触れるようにした。
● 5点とは
@ 議員年金の廃止
A 一元化
B 全額税金で支える「最低保証年金」と「所得比例年金」の
合体した制度
C 年金財源を食い物にしている官僚機構の改革
D 年金情報を年1回通知する年金レター制度
6 年金問題でもっとも力点を置いたのは保険料値上げの結末
●政府案は厚生年金の保険料を14年間で18%超まで上昇させる。
この結果、当然予想される正規の労働者への雇用調整、パート派遣
の急増等の雇用不安をもっとも強く訴えた。
7 10月施行は意外に知られていない。
●年金法の施行日は 厚生年金については今年の10月から、
国民年金については来年の4月から。いづれも目前に迫っている。
このことを知らない人が多い。投票勧誘の意味もあって、終盤には
「ほっておくと10月施行。これでよいのですか」と訴えた。
8 選挙の意味は小泉政治の信任投票
●年金、イラク、足銀破綻、、、、いづれも共通するのは小泉政治の
強権的な姿勢。この流れに身を任せてよいのかどうか実はこれが
最大の争点である。
●小泉改革の本質はワシントンコンセンサス。
すなわち、アメリカのエリートが大好きな、「民営化と市場の自由
が最高の善である」との考え方に任せておけば、必ず
「優勝劣敗」「弱肉強食」の世界になってしまう。これでよいかどうか
が最大の争点と考えた。まさに小泉改革への信任投票こそ
今回の選挙の本質であった。
●「民主党は、経済的効率と社会的公正のバランスの取れた社会を
目指します。今回の選挙は、21世紀の日本の社会をどう構想するかが
問われているのです、、、。」これが今選挙戦での私の演説の締めくくり
だった。
【2】得票結果の分析
1 開票結果 投票率 50.99%
得票数 38万8,356票
(栃木選挙区 過去最高得票)
2 県内5小選挙区のうち
3区を除く4小選挙区で自民候補を上回る票を取った。
3 前回との比較
●6年前は自民は2候補を擁立(矢野氏 上吉原氏)。
そこでこの2候補の合計得票数と今回のやなせ票を比較してみた。
● 得票数比較
96年 04年 増減
自民 36万8413票 33万2512票 ▲3万5901票
民主 33万3834票 38万8356票 △5万4522票
●市町村における優劣 ―県内49市町村では―
@6年前 、民主優勢の市町村は4市5町。
8市32町は自民2候補の合計がやなせを上回った。
A今回「やなせ」が「矢の」を上回ったのは12市16町。
そして市部はすべて「やなせ」が上回った。
さらに負けた郡部の得票もすべて6年前を大幅に上回っている。
(※)。
(※ 96年選挙で 民主「やなせ」が上位の市町村
= 宇都宮市、鹿沼市、小山市、矢板市、
上三川町、南河内町、河内町、益子町、大平町の4市5町)
(※ 04年選挙で、あらたに「やなせ」が上位になった市町村
= 足利市、栃木市、佐野市、日光市、今市市、真岡市、大田原市、
黒磯市、上河内町、市貝町、芳賀町、壬生町、石橋町、国分寺町、
野木町、氏家町、高根沢町、喜連川町、西那須野町)
(※ 04年選挙で 自民「矢の」が上位の市町村
= 西方町、粟野町、足尾町、二宮町、茂木町、藤岡町、岩舟町
都賀町、栗山村、藤原町、塩屋町、南那須町、烏山町、
馬頭町、小川町、湯津上村、黒羽町、那須町、塩原町
田沼町、葛生町)
●出口調査と得票結果
1 投票結果が出てから各紙が明らかにした出口調査は自民票や公明票の
かなりが簗瀬に流れていたことを示している。
2 たとえば下野新聞の出口調査では
自民支持者の25%が「やなせ」に(「矢の」は71%)
公明支持者の22%が「やなせ」に(「矢の」は64%)流れとの
結果が出ている。
3 自民、公明支持者の皆さんも、かなり小泉総理のやり方に抵抗感を
感じ、結果として「やなせ」に流れたのであろう。
4 「勝ってかぶとの緒を締めよ」
以上の結果を見るとき、史上最高得票を喜んでばかりもいられない。
今回の勝利はまさに小泉総理の自業自得の結果である。
民主にとっては 敵失の勝利でしかない。
この本質を見失ってはならない。
政権交代の本当の勝負はこれから始まるのである。
【3】先週の主な活動
■7月12日(月)
7:00 宇都宮中央卸売市場に当選御礼の挨拶
08:00 第630回マンデーレポート
挨拶まわり
■7月13日(火)
挨拶まわり
■7月14日(水)
挨拶まわり
■7月15日(木)
挨拶まわり
■7月16日(金)
挨拶まわり
13:00 日本郵政公社労組(JPD)栃木第1回定期総会
13:30 日光市制施行50周年記念式典
■7月17日(土)
10:00 第19回宇都宮竜神づた小品盆栽愛好会
13:30 電機連合栃木地協「政・労・使」合同会議
17:30 龍三会万燈神輿渡御 顧問として挨拶
18:00 天王祭 江野町の皆さんを激励
■7月18日(日)
14:00 バッハソサイエティー 会議
19:00 宇都宮市御幸地区盆踊り大会
■7月19日(月)
9:00 富士見剣道倶楽部 創立30周年 記念式典で挨拶
14:00 栃木チエロ倶楽部 激励