国会通信 No.634

  【臨時国会閉幕】

2004/8/9 (マンデーレポート634の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 〔主な内容〕 【1】党首討論で代表をバックアップ 【2】たった6時間の年金審議―臨時国会 閉幕― 【3】政党政治の歴史に学ぶ会 発足準備会 【4】「複数政党政治」の実質化 三谷先生の話から 【5】先週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】 党首討論で代表をバックアップ。 ●8月3日、国家基本政策委員会が開催された。  この委員会は、党首討論(いわゆるクスチョンタイム)を所管する  ために設けられた特別の常任委員会。衆参合同で構成し、交互に  党首討論を主宰していく。 ●この日、私は正式に野党側の筆頭理事に選任された。  これからは民主党代表の後ろを固めながら、党首討論に  参加し、党首をバックアップすることになる。乞うご期待。 ●なお、今臨時国会は短期のために党首討論は行われない。  次回はおそらく次の臨時国会。衆議院主宰でスタート。 【2】たった6時間の年金審議―臨時国会 閉幕― ●8月5日 臨時国会が閉幕した。参議院選挙で示された  年金改革法に対する国民7割の拒絶反応。この民意をまったく  無視し、衆参あわせて委員会審議はたった6時間。議論らしい  議論もせずに否決した与党の暴挙を絶対に忘れてはならない。 ●特に年金改革法には合計あわせて40箇所の誤りがあった。  前代未聞の誤りの多さ。そして、これを官報に正誤表を掲載  するという簡易な手続きで済ませてしまった衆議院の議運委員長。  信じられない議会の手続き軽視である。 ●しかも、この間違いによって大きな実害も出た。  すなわち、加給年金の支給根拠が不明確になった結果、  320万人が当該の年金がもらえなくなるという不祥事である。  (加給年金の支給総額は平成15年度では約8000億円) ●こんな状況であるならなおさら慎重な論議をすべきであった。  国民の意思を無視する小泉政権を許してはならない。 【3】政党政治の歴史に学ぶ会 発足準備会 ●10年前の政治改革うねりをつくった同期の改革は議員を  中心に「政党政治の歴史の学ぶ会」を発足させることになり  その準備会を8月5日に行った。 ●10年前に座長をお願いした佐々木毅教授もいまや東大の  総長となり、今回は、佐々木先生の先輩でもある、東大名誉教授の  三谷先生が座長をお引き受けいただけそうである。 ●この日は以下のとおり、大変有意義なお話をしていただいた。  特に 1 これからは「複数政党政治」をいかに実質化していくかが   重要である。 2 そのためにはプロ(専門政治家)とアマ(有権者)の両面を   レベルアップしていくかがポイントとなる。   等々のご指摘はまったく同感である。 ●先生は、つい最近まで、過去の分析を中心にして研究活動を  行ってきたのだが、陪審制度の研究の第1人者であったため  最近の司法制度改革に引っ張り出されて、初めて現役政治家や  政党との接点を持ったとのこと。 ●陪審制度が、裁判への参加のプロセスで有権者のレベルアップに  つながるとの指摘はなるほどと思った。 ●いかに先生の話の要点をメモしたものを参考に掲げておく。 【4】「複数政党政治」の実質化 三谷先生の話から  政治改革10年「政党政治の歴史に学ぶ会」(仮称)初会合  (発足打合せ会合) 座長挨拶・問題提起  三谷太一郎先生 1 私の歴史感覚 歴史意識   基準時…1945年    近代をとらえる原点   (国民学校3年、9歳)−1945年   戦時下では世代間ギャップは存在しない   子供も大人も同じような感覚 2 私の見方:全て「後ろ向き」の見方   旧憲法下のアンシャンレジーム   関心を向けてきた一つは木戸日記   校訂に岡義武先生や、丸山真男先生の指導を受けながら従事。 3 陪審制の研究…司法制度改革の現場に例外的に係わる   昨年は始めて自民党本部司法制度調査会で話し。   その際原敬に言及。   日本の陪審制に先べんをつけたという原の慧眼を指摘。   理解されたかどうか。疑問。   アプローチの方向が現役の政治家とは違うなと実感。 4 「後向き」アプローチの意義はある。   45年前にさかのぼってみる。   そして「政党政治の伝統あるいは連続」が日本にもある。   来年は敗戦60年   →明治+大正に匹敵する。 5 この国にも複数政党政治の伝統がある。   1924(T13)〜1932(S7)   複数政党制が機能した事実   (8年しか、8年も)   世界的に見ても意味がある   明治憲法は決して政党政治に親和的ではない。   反政党的憲法下でなぜ誕生したのかという興味ある事実は   しっかり探っておくべきである。 6 ポツダム宣言   起草者 アメリカ政府当局   立ち返るべき政治的伝統が日本には存在するとの認識があった   上記の「8年」がなければ占領側の認識も違った 7 イラクには複数政党の経験がない、見方が違う、   国務省の日本専門家   →複数政党制を担った日本の政治家への敬意があった   「民主主義的傾向の復活・強化」という文言にその認識が示されている 8 複数政党制の実質化が今の政治の大きな課題 9 複数政党制を担う主体がポイント   →アマとプロの両面がある   (1)質の高いアマ      能動的ディーモスをどう作るか active demos      ↓      陪審裁判を政治制度としてとらえる      ↓      active demosを作る手段としてとらえる   (2)プロ(=現役の政治家)をどうレベルアップするか      PPSを担うプロをどう養成するか     「派閥」機能劣化      リーダー、ナショナルリーダー(=インターナショナルリーダー)をどう養成      するか      PPSの主体的条件をどう整えるか      マキャベリの君主論に(16Cのイタリアを統一するリーダーをどう養成するか      学ぶ必要                以上 【5】先週の主な活動 ■8月2日(月) 08:00 第633回マンデーレポート 09:15 法律相談 ■8月3日(火) 09:30 議員総会 10:00 本会議 ★小泉総理のサミット報告。江田議員会長の質疑。 11:10 国家基本政策委員会 (上記【1】) 12:00 日本・パキスタン友好議員連盟パキスタン下院議長来日歓迎昼食会 ■8月4日(水) 07:30 栃木県執行部と国会議員との朝食懇談会 09:30 来客 10:15 特許庁総務部長来訪 12:00 国対・理事合同会議 ■8月5日(木) 08:00 民主党国会議員年金廃止議員連盟第1回部会 10:00 経済産業委員会 ★中川経済産業大臣からWTO関連の報告および新潟福井福島の  災害対策等の報告を聴取。 12:00 故石綱和夫様告別式 14:30 第3回東電労組宇都宮支部定時大会 16:30 参議院憲法調査会幹事懇談会 ★今までの手続きの確認。実質的な活動は次期臨時国会から。 17:30 政党政治の歴史に学ぶ会打合せ会(上記【3】【4】参照) ■8月6日(金) 09:30 議員総会 10:00 本会議 ★ 臨時国会の会期末処理。 12:00 議員総会 12:15 来客 14:20 両議院議員総会・懇談会 17:00 年金改革キャンペーン街頭宣伝活動 ★宇都宮市内2箇所(1 中央通「すし忠」前 2 JR西口)  で本日閉会した臨時国会の報告を主とした県連主催の街頭演説を  実施。年金論議を徹底的に避けた小泉政権を徹底的に批判。 18:20 法律相談 ■8月7日(土) 10:00 富士通労組小山支部第42回定期大会 10:30 第一電子労組第30回定期大会 13:00 故岩崎純三様合同葬 18:15 第22回高砂荘納涼盆踊り大会 19:00 ふるさと宮まつり宇都宮中央卸売市場神輿 ■8月8日(日) 09:10 第21回全日本教職員連盟教育研究会全国大会記念行事 14:00 全たばこ関東地方本部第17回定期大会