国会通信 No.669

  【郵政民営化法案「僅差」の意味】

2005/7/11 (マンデーレポート669の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】 郵政民営化法案 「僅差」の意味  【2】 県連要請についての知事からの回答書 【3】先週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】 郵政民営化法案 「僅差」の意味  ●郵政民営化法案がたった3票差で衆議院を通過しました。 私は、それなりの差をつけて通るものと予測していたが、その予測は見事外れた。 なぜだろう。 ●まず自民党の内部で渦巻く、反小泉エネルギーの量を少々見誤って いたようです。また公明党の介入に対する反発の強さも見誤っていました。 さらに自民党執行部の、強引にして拙劣な対応、すなわち「欠席も反対も 同じく処分する」といった方針が、逆に反対者の数を増やしてしまったように 思います。 ●テレビを見ていたら、安倍幹事長代理が若手を説得しているシーンが 写されていました。見ていて、若手議員への同情の思いが募りました。なにも、 テレビをいれてまで説得シーンを撮らせる必要はなかろうに、と。 そして、もしかしたら、一事が万事、こんな調子で進められているのだろうかと 想像してしまいました。 ●執行部・反執行部ともなり接近すると予想はしていたようですが、 その差が、まさか3票とはそうほうともが予測していなかったのではと 思います。 ●本会議場では、自民党議員が「青」票(反対票)を投じるたびに野党席から 怒号のような歓声が沸き起こります。議長席の前には透明な二つの箱が置かれ、 白票と青票が積み重なっていきます。両者の差は、遠目では判別不能。 3票という僅差での薄氷の差での可決でした。 ●大量造反劇といえば、ちょうど12年前の宮沢不信任案のときの ことを思い出しました。実はあの時、自民党で最初に造反票を投じる ことになってしまったのは自分だったからです。 ●重要な投票は、動議によって記名投票とされます。 この場合、議会事務局の職員が議員の氏名を点呼します。 通常、最前列に座る1期生から、順番に名前は呼ばれていきます。 そして、たまたま、そのとき私は自民党1期生として最前列に座っていました。 ●今回と違って、あのときの造反票の色は、「白」でした。 なぜなら、野党提出の宮沢内閣不信任案に、与党議員として賛成する のだから、賛成の意味の「白」票となるのです。 ●投票する議員の手に握られた木札の色が「しろ」か「あお」か。 野党の議員は食い入るように見ていました。 そして造反の色を確認すると鬼の首でもとったかのように大騒ぎする。 12年前と同じ光景が目の前で展開していきます。 ●あのときの私は、すでに自民党離党の決意を固めていました。 だから、氏名点呼がされたとき、目の前の森山文部大臣に一礼しました。 次に、後ろを向き、自民党の先輩や同僚に向けて一礼しました。 惜別のさまざまな思いをこめたつもりでした。 ●そんな気持ちでしたから、実は野党の無責任な空騒ぎには 強い不快の念を持ちました。 「あなたたちのために造反するのではない。勘違いするな。」そんな 気持ちだったと思います。 あのときの息苦しさと切迫感を再び思い出しました。 ●マスコミの一部は、12年前の93年6月18日と今回の類似点をあげます。 しかし、私は質的にはずいぶん違うと思います。 今回は「法案」への「賛否」であり、12年前は「内閣不信任」という最終決定でした。 したがって、12年前は、欠席にしろ造反票を投じるにしろ、 いずれもが「離党」と表裏一体の関係に置かれていたのです。 ● しかし、今回はそんな緊張感はあまり伝わってはきませんでした。 法案に反対する議員には、どうやら離党の重荷はないようです。 あくまで自民党というコップの中の嵐。 コップを割るほどの気構えや奥深い理念は見受けられません。 あくまで党内政局であり、小泉個人の性格論に象徴される矮小な争いと お見受けしました。 ● 僅差の予測は間違えました。しかし、茶番劇にしか過ぎないという本質論は 誤ってはいないと考えています。 ●さて、明日(11日)午後1時からの参議院の本会議では、グレンイーグルス ・サミットの総理報告に続けて、郵政民営化法案についての特別委員会の 設置が正式に議決されます。いよいよ参議院での法案審議が始まります。 ●マスコミ等は、参議院での審議はさらに厳しいと予測していますが、私の予測は 少し異なっています。参議院自民党の鍵は大実力者の青木会長。 そして、僅差の勝利後、自民党内に一斉にでてきた解散警戒論。 このまま選挙戦に突入したらどうなるか分からないという恐怖感。 そして公明党の選挙態勢未だしの状況。 こんなかで、しきりなおしの上、一呼吸置いて、 なんとか体制を立て直そうと必死になってくるものと想像します。 ● 一方で民主党にとっては、まさに好機到来です。 体制を立て直す余裕を与えず、一気呵成に攻めきらねばなりません。 【2】 県連要請についての知事からの回答書 ●7月4日(月)、民主党県連本部に須藤副知事がお見えになりました。 7月11日の県主催の懇談会に関連する県連の2点の要請について、 回答書を持ってこられました。 ●県連側としては、代表の私、幹事長の佐藤信県議、議員会長の 渡辺直治県議の3名がお会いしました。 ●回答書の中身を要約すると以下のとおりです。 要請の1点目は、「予算関係懇談会のあり方や運営方法についての再検討」、 2点目は、「民主党県連主催の予算等についての意見交換会への執行部出席要請」 でした。 ●まず、1点目については、国会議員の指摘を踏まえての対応を今までも 行ってきたこと、陳情行政からの脱却をはかるべく今後とも努力する趣旨が 受け止められる回答でした。 また2点目については、県連からの要請があれば対応する旨の前向きの回答でした。 ● 1点目については、もう少し踏み込むべきであるとの不満も少しあります。 しかし、最大与党の自民党への配慮もあってぎりぎりの表現をとられたものと 拝察しました。また2点目については、県連と県執行部との意見交換会の実現に 向けて大きく一歩を踏み出したことになりますし、その過程で1点目の不満足な点を 補うこともできます。そのように考え、全体として県執行部の対応は評価できるものと 考えました。 ●そんな状況ですので、明日(11日午前11時)に予定されている県との懇談会は出席の  方向で対応したいと考えています。 【3】先週の主な活動 ■7月4日(月) 08:00 第668回マンデーレポート 10:00 県連 知事要請の回答(参照 上記【2】) ★県の予算陳情についての懇談会について、知事から文書で回答があった。  回答書を持参した須藤副知事と会談。 16:00 民主党自治体議員フォーラム栃木結成大会 ★待望された民主党の党員サポーターを中心とした自治体議員フォーラムが  立ち上がりました。会長には佐藤栄県議が選ばれ、国会議員は顧問になりました。  政権交代を実現するための不可欠の前提が地方議員の強化です。都議選の勝利の  翌日でもあり、参加者一同意欲に燃えての出発となりました。 18:30 弁理士の日記念祝賀会 ■7月5日(火) 12:00 日弁連主催 共謀罪を考える集会 ■7月6日(水) 12:00 国対・理事合同会議 15:00 次の内閣 閣議 ■7月7日(木) 08:00 法務部門会議 11:30 政権交代を実現する会・勉強会 15:30 日本の近現代史調査会 18:00 第13回東京栃木県人会総会・懇親会 18:30 エネルギー政策フォーラム懇親会 ■7月8日(金) 09:30 議員総会 10:00 本会議 11:30 森山真弓先生の「在職25年感謝の集い」に出席。 13:30 法務部門役員会 ■7月9日(土) 13:00 部落解放同盟栃木県連合会女性部第27回定期大会 13:00 伊藤家・米久家披露宴 15:30 独協医科大学胸部外科みよし副院長陳情 19:00 東北大学44J有志の集い。 ★20名が杜の都仙台に集まりました。痛飲。幹事役の萩谷氏、海輪氏、  ご苦労様でした。 ■7月10日(日) 09:00 河内柔道会平成17年度河内町柔道大会 17:30 第37回夏の夜の祭典「下田健二&生バンドの集い」 19:00  柴山往夫さん弔問 ★長い間お世話になりました。心からご冥福をお祈りします。