国会通信 No.677

  【圧勝ボケ?】

2005/10/3 (マンデーレポート677の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】「圧勝ボケ」? 【2】21世紀の2大正当性とは? 【3】参議院憲法調査会の会長代理の就任。 【4】先週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】 「圧勝ボケ」? ●9月26日(月)。衆参両院において小泉首相の所信表明演説が行われた。 ●率直な印象は「短い」「無気力」「陳腐」であった。  歴代総理との比較においても小泉首相自身の過去の比較から行っても  20分弱の超短時間。そして内容にしても、「郵政民営化」の自画自賛に  半分以上の時間を費やし、その際の言い回しも政見放送や選挙演説で  聞き飽きた内容。 ●政治評論家の岩見さんが「圧勝ボケ」と評していたが全く同感だった。  民営化という言葉のみが踊り、民営化の結果どうなるのかといった具体像  が示されていない。空疎な改革の実態に国民はなぜ気づかないのだろう。 ●株式の政府保有は変わらない、業態についてのさまざまな法律的規制、  そして不採算店舗が統廃合されぬようにする基金造成。民営化といいつつ  公社以上に国費=国民の税金を投入するのがなんで「民営化」と言いうるのか。  理解不能である。 ●民営化反対の公約を掲げた民・共・社等の各党の比例得票数、それを合計  すると賛成政党の自公の得票数を若干だが上回っている。今回の選挙を郵政民営化に一  点集中した国民投票とすれば、反対が過半数を超えたとも見ることができる。民営化論  が圧勝したわけではない。 【2】 21世紀の二大政党制とはなんだろう。 ●9月29日(木)9:30 議員総会が行われた。  本会議の予鈴も鳴り、短時間の発言時間しかできなかったが、この日出席した  前原代表に対して発言を求めた。 ●私は「3つのお願いがあります」としたうえで以下の3点の発言をした。   1 選挙の総括をただちにしっかりと行うべし。   2 民主党と「労組」の関係は古くて新しい問題。しかし徹底的な論議は     いまもってできていない。総括論議で徹底的に行うべきであり、代表     としての誤解されるような発言は慎重にしていただきたい。    3 憲法改正についても、党の憲法調査会の論議を踏まえた発言を     していただきたい。 ●民主党が、自民党と対抗する二大政党制を形成するとして、  その支持基盤をどこに求めるべきなのか。  政党は一定の社会的な実体をもつ存在であるべきだし、社会のどの部分を  代表するべきかつねに明確な意識を持つべきである。  こう考えたとき、民主党の不可欠なパートナーとして、労働組合の存在を積極的に認め  るべきであると考える。93年6月に自民党を離党以来、私はそのように考えてきた。 ●だからといってつねに連合に隷属せよなどといっているのではない。  かつての総評政治部と揶揄された社会党のような姿になれというつもりはさらさらない。  信頼の上に立った切磋琢磨の関係を築くべきであり、そのための  徹底的な議論を今こそすべきである。 ●民主党は、いままで、この原点の議論をなおざりにしてきた。民主党の存在意義や社  会的な基盤をどこに求めるかなどの根底な議論を避けてきたような気がする。自民・社  会。民社・日本新党などその出自がさまざまなことが主な理由だろうが、これは政党と  しての本質的な懈怠であり、それゆえにもっとも大きな弱点のひとつ。それを的確につ  いてきたのが小泉首相である。これが、今回の敗因のひとつであると私は感じている ●もちろん21世紀には、20世紀にさかんだったイデオロギーの対立構造は  すでに終焉を迎えた。また、労働組合の組織率も低下し、非正規雇用者の数も急増する  など、社会の雇用構造も激変している。コンピューターのもたらす  社会経済の革命的な変化は今後とも続くだろう。そのような中で21世紀の2大政党制の  あるべき姿とは何なのか。あらためて真剣に考えるべきではないか。 ●もちろん政権交代それ自体にも政治浄化の機能はある。保守A党と保守B党の政権交  代でも、癒着の構造はそれなりに断ち切れるかもしれない。しかし  政権交代とはそんな小さなドラマでよいのだろうか。また政権交代自体が自己目的化し  てよいのだろうか。それでは政権交代とは、理念なき権力闘争のいいかえでしかなくな  ってしまう。それでよいのだろうか。 ●したがって私は政権交代可能な二大政党制を目指す以上、組織面と政策面での対立軸  をそれなりに明示する必要があると考えている。  また、民主党は自民党の単なる補完勢力であってはならない。  なぜなら、同質的な小政党は、別段存在する意義がないからである。  同質的な政党は、同化・吸収の将来があるのみだと考える。  自民党に代わって、なぜ民主党なのか。政策面、組織面でのそれとなしの違いを明示す  る必要がある。このことは、民主党が政権につくための必須の前提条件だと考える。   【3】 参議院憲法調査会の会長代理の就任。 ●先週は28日に党の憲法調査会の拡大役員会が行われ、また29日には  参議院の憲法調査会が開催されました。その結果、引き続き参議院の憲法調査会の  会長代理・党の憲法調査会の会長代理に就任することが決まりました。 ●衆議院では憲法調査会が特別委員会に改組され、法案の審査権を新たに付与されまし  た。国民投票手続きについての調査がまず始まるよう。衆議院憲法調査会はかなりの早  いスピードになって来ました。 ●郵政民営化の論議のように国民をあおるようなリーダーシップのあり方は憲法論議に  はふさわしくないと考えています。  参議院は参議院らしく。国民とともに憲法論議を進めていく。  その基本を忘れないようにしたいと思っています。 【4】 先週の主な活動 ■9月26日(月) 08:00 第676回マンデーレポート 13:00 開会式 14:00 議員総会 14:30 総理大臣所信表明演説(上記【1】) ■9月27日(火) 13:00 電機連合栃木地協第39回定期大会  17:00 小林隆さん面会 ★3区候補者だった小林さんと選挙後初めて懇談。  次期にかける強い意欲を聞かせてもらった。  県連としてもさまざまなバックアップをする予定である。 18:00 国会コーラス練習 ★衆議院解散によって国会コーラスもさまざまな影響を受けた。  会長の中野寛成さんが落選。会長辞退のお気持ちも伝えられ  苦慮している。ただ今年国連60周年にあたり、11月14日に  予定した本番は、ユニセフへのチャリティーのためなんとしても  断行することで意思確認した。 ■9月28日(水) 09:00 郵政改革調査会 11:30 民主党憲法調査会拡大役員会(上記【3】参照) 12:00 国対・理事合同会議 ■9月29日(木) 08:00 法務部門会議 09:30 議員総会(上記【2】参照) 10:00 本会議 11:40 憲法調査会幹事会(上記【3】参照) 12:00 下野新聞インタビュー 13:00 本会議 ■9月30日(金) 08:00 郵政改革調査会 ■10月1日(土) 11:00 連合栃木「愛のカンパ街頭行動」 13:30 JAM栃木第7回定期大会 ■10月2日(日) 08:00 第47回西原地区体育祭 09:00 伊東文化幼稚園第52回秋季大運動会 16:30 宇都宮中央ライオンズクラブ合同例会 18:00 ザ・コーラス静輪第3回演奏会 打ち上げパーティー