国会通信 No.684

  【知財関連 トップヒアリング実施決定】

2005/11/28 (マンデーレポート684の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】 知財関連トップヒアリング 実施決定。 【2】 がんばれ 富岡よしただ君。 【3】 公務労働政策議員懇談会の事務局長に就任。 【4】 ナベツネさんの話し。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】 知財関連トップヒアリング 実施決定。 ●民主党の知財国家戦略「はばたけ知的冒険者たち」を決定してから  5年の歳月が経った。この提言は、「知的創造力の進展こそわが国の  21世紀の生命線」であるとの基本に立ち、知的創造力の進展を憲法に  明記、知財基本法の策定、知財庁の設置、知財裁判所の構築、など  様々な広範な提言を含む、包括的な知財戦略を、政党としてはじめて  提起したものであった。 ●その後、政府与党にも拍車がかかり、知財基本法の制定をはじめ、  知財高等裁判所の整備など、提言の一部は続々と実現されていった。  また昨今の各党の憲法改正案のなかでも知財関連の言及がなされるなど、  私が座長としてまとめた上記の提言が、わが国の知財政策の拡充の  ために一定の推進力を持ったことをうれしく思っている。 ●しかし、先端技術の進展はまさに「分進秒歩」。ますます激しい地域間や  国家間の競争が劇化する中、頭脳流出や国際標準化などの基本的な問題点の  取り組みはまだまだ不充分である。そこで、「はばたけ知的冒険者たち」を  策定するに際して有益なアドバイスをいただいた各分野の4名のフロント  ランナーに対して下記日程で、再びヒアリングを行いたいと考えている。  ヒアリングの内容については、順次この国会通信で発表したいと考えて  いるのでご期待ください。 ●知財関連トップヒアリング実施予定   12月15日(木)11:30〜13:00 東京大学名誉教授 新井賢一氏   12月20日(火)11:30〜13:00 Canon顧問 丸島儀一氏   12月21日(水)11:00〜12:30 東北大学名誉教授 大見忠弘氏   1月13日(金) 11:30〜13:00 日産自動車副会長 伊佐山建志氏 【2】 がんばれ 富岡よしただ君。 ●11月21日(月)17:00、佐野市内のマリアージュにおいて、  栃木5区で短期ながら善戦した富岡よしただ君の総合選対総括会議  が行われた。事務長を務めた谷参議院議員とともに、私も参加した。 ●富岡君は意欲にあふれた御礼挨拶をした。落選はしたが、さらに  たくましさを増した力強い挨拶。大変頼もしく感じた。 ●山口孝佐野市議の司会で行われた会議では、倉石連合副会長の  提案で次期衆議院選挙でも一致して支援する旨の決議もなされ、  さながら新しい選対の結成式のような印象すらあった。 ●富岡君自身が作成した簡潔ながら緻密な行動計画書も発表され、  今後は佐野市内に拠点を構えつつ、南の足利市、そして北の栃木市の  両市に攻めこむ体制を固めていくことが確認された。 ●「歩きに勝る王道なし」。私は若い挑戦者に対して必ずこの言葉を  プレゼントする。自分の経験から言えば、次ぎの選挙までは孤独と  寂しさとの戦いである。なんとかがんばって夢を実現してほしいものだ。  県連としても本当に微力ではあるが、様々な支援を約束して励ましの  言葉とさせて頂いた。がんばれ 富岡君よしただ君。 【3】 公務労働政策議員懇談会の事務局長に就任。 ●11月22日(火)12:30から、民主党「公務労働政策議員懇談会」の  役員会、そして13:30から総会が開催された。113名の国会議員が  参加し、この国にとってのぞましい公務員関係の労働政策を考えよう  というのがこの議連の趣旨。前会長の羽田孜さんが退任し、新たな  会長として川端達夫衆議院議員が選出された。 ●私は今までは一会員であったが、この日から新たに  事務局長役をおおせつかった。先輩事務局長であった高嶋参議院議員は  言わばこの問題のオーソリティー。まったく役不足であると自覚しつつも、  次期通常国会の大きな争点のひとつは間違いなく公務員制度改革。  そして民主党の将来にとっても大変重要なテーマである。多少なりとも  お役にたてればと考え、事務局長就任をお受けした。 ●事務局長としての初仕事となったのが、松本剛明政調会長及び  原口一博総合政策企画会議担当の両議員に対する申し入れ。  川端会長のお供をして、11月24日(木)13:00に原口氏の議員会館の  部屋を訪ねた。 ●原口氏が作成した「基本的な考え方」をベースに意見交換。  自民党が、民主党に対してしかけてくる罠が3つのディバイド&ルールで  あるとの彼の指摘は、私が681回国会通信で指摘した3つの分断策と  まったく同じ趣旨。民主党と連合の分断、連合と非正規労働者の分断、  そして官公労と民間労組の分断、、、これが今後とも民主党の弱体化の  ための基本戦略である。これに打ち勝っていくための説得力ある論理構築  が重要であると私も考えている。 ●偉大なイエスマン武部幹事長は、国民が給与を払っているのだから  余計なことは言わせないと言いきった。しかし、これは、  雇われている者は使用者に対してなにも言うべきではないといった、  契約関係の基本を否定する論理である。このような前時代的な感覚が  当然のごとく与党幹部から語られるような事態となってきた。  今、時代は大きな危険水域に入りつつあると認識すべきではなかろうか。  そしてこの危険性は公務労働の世界だけではない。雇用関係の双務性を  否定する論理は、簡単に官から民へと及んでくると考えるべきである。 ●ただ、もうひとつ重要なことは、民主党の公務員労働政策は、既得権益の  保護だとか、関係労組の組織防衛のためであるとか、当然予想される与党  サイドの誹謗中傷にしっかりと耐えうる論理であることである。  公務員制度が国民にしっかりと理解され支持されるための制度本来の望ましい  姿を構想しながら、同時に今までなにが欠落していたのか、大阪市役所の例など  を有効なケーススタディーとして、厳しい自己批判の精神に裏打ちされた論理を構築す  べきである。 ●20世紀後半のIT社会は、雇用の基本形態に革命的な変更をもたらした。  そしてその影響は今後とも飛躍的に世界全体に変革をもたらしていくだろう。  そして19世紀から20世紀にかけて確立した諸制度はどんどん老朽化していく。  例えば、20世紀的な福祉国家はますます機能低下に陥っていくだろう。  そんな大きな歴史のうねりのなかで新しいシステムづくりに否応なく取り組んで  いかねばならない。その一つの現われが公務員システムの21世紀的なあり方の  再構築だろうと思う。困難なテーマであるが微力を尽くしたい。 【4】 ナベツネさんの話し。 ● 24日(木)16:30 「国立追悼施設を考える会」第2回勉強会が開催された。  第1回目は出席できなかったが、外部講師のヒアリングは今日が初回。  しかも講師は読売新聞の渡辺恒雄さん。巨人軍の監督人事を「人事異動」と  表現するなど破天荒の発言の主。どんな発言をするか興味津々であった。 ●しかし発言の内容は正鵠を得ていた。ジャーナリストとしての健全かつ  批判的精神の持ち主として、敬愛の念すら覚えた。民主党に対する暖かな  視点を持ってくれさえすれば、申し分ないのだが。 ●陸軍二等兵としての経験も有するナベツネさんは、張作霖爆殺から始まる  日本の戦争遂行について真正面から批判した。日米の国力の差を無視した  戦争決定の誤り、政・軍ともに冷静な決断能力を欠いた当時の日本の状況、  ミッドウエー海戦の敗北や、ガタルカナル戦の敗北など、再三の戦争終結の  チャンスを見逃した政治的な決定能力の欠如、非人道的な神風攻撃を敢行させ、大西中  将一人に責任を押しかぶせてしまった多くの関係者などA級戦犯の影にかくれてしまっ  た多くの実質的な戦争責任者たちなど、共感を覚える話ばかりだった。 ● 話が終わってから、私も挙手した上で意見を述べた。 1 当時の日本が誤った政治的判断、軍事的判断を繰り返すにいたった様々な要因をこ   れからの教訓として、しっかりと分析しかつ認識を新たにしておく必要があること。そ   れは憲法改正の議論をするうえでの必須の前提であると訴えた。 2 満州国におけるソビエトの暴虐を論ずる際には、当時の陸軍が自己保全を優先し在   留邦人の保護を放棄したことや、外務省がソビエトに対して   戦争終結のための正式な外交的な手続きを怠った事実なども触れる必要があるのではな   いか。 3 なお追悼とは死者に対する祈りでありそれ自体は宗教的行為であることに違いない。   したがって「無宗教」の追悼施設というのは不正確であり、正しくは「特定の宗教形   式によらない」追悼施設と表現すべきではないか。  等々の発言をさせていただいた。