国会通信 No.694
【仕切り直し】
2006/3/6 (マンデーレポート694の要旨)
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【1】 仕切りなおし。
【2】 先週の主な活動
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【1】 仕切りなおし。
●渡辺恒三新国対委員長が誕生し、ようやく永田問題の出口が
見えてきた。新規まき直し。参議院での、再スタートを切らなければ
ならない。
●しかし、この問題の残した傷跡は強烈である。
まず民主党に対する国民の信頼感や期待感が徹底的に損なわれた。
政策立案上の調査能力、組織運営能力、危機管理能力などなど、
どれをとっても政権を担当する能力など認められない、、、、
そんな印象を多くの皆さんに与えてしまったことは間違いない。
このダメージを乗り越えるのは並大抵ではない。
●さらに、小泉改革への本質的な論争を深めていくチャンスを遠ざけた。
防衛施設庁の談合問題、ライブドア問題、狂牛病問題、耐震偽装問題。
この4点セットは、単なるスキャンダルに止まらない。
いづれも小泉改革の本質的な欠陥を象徴するテーマである。
この追求の矛先が完全にそらされてしまった。
このことも残念である。
●しかし、嘆いていても始まらない。
予算案は衆議院を通過したばかり。
参議院ではこれからが勝負の始まり。
そして、参議院には参議院の風が吹いているのだ。
●その証拠に予算送付後、直ちに行われた決算委員会の質疑(3月3日)では、
質問に立った民主党議員の直嶋、佐藤、尾立の3議員の誰一人として、
永田問題には言及しなかった。前日のお詫び発言の続いた衆議院とは
様変わり。そして、3氏とも堂々と小泉総理と渡り合った。
●特に直嶋議員は、参議院の措置要求決議に対し、
官製談合がすでに問題化していることを知りながら、
安易な回答を行った防衛庁長官の責任を厳しく追及。
防衛庁長官は答弁につまり 委員会はしばし中断となった。
●平成15年度の決算審査の際、当時問題になった防衛庁における
「燃料入札談合事件」について、しっかりとした措置をするよう
参議院が決議した。(「措置要求」決議)これに対する防衛庁の講じた
措置が決定されたのが今年の1月25日。講じた措置の内容を示す
文書の末尾には「防衛庁としては、今後とも、入札における公正かつ
自由な競争を確保し、適切に対応してまいる所存である。」と明記
してある。それにもかかわらず今回の施設庁ぐるみの官製談合事件の
発覚。施設庁の審議官が逮捕されたのはこの措置決定の5日後であった。
談合対策が全く出来ていないと言った実情が明らかになりながら、
その反省がみじんも感じられない回答ぶり。これは、参議院の
措置要求という重い決議の意味を無視しているとしか言いようがない。
●そして長官自ら答弁の中で、防衛庁が行うべき措置の意味を
「意思表明」と表現したことも実に問題であった。
このことの取り扱いは結局理事会扱いとなったが、防衛庁長官は
参議院の決算機能を無視し、措置要求に対して行った「措置」を
たんなる「意思表明」のレベルでしか理解していなかったことについて
陳謝すべきではないか。直島議員のすぐ後ろの席から応援しながら、
正々堂々の論議を行えば、まだまだやれると実感した。
戦い方はまだまだあるのだ。
●さて、3日12時15分、両院議員総会が開催され、新国対委員長として
渡部恒三先輩は挨拶に立った。そして得意の会津なまりを交えて、
切々とうったえた。
私の琴線に触れたのは、「政権交代可能な政治を作る。そのために
自分はがんばってきた。ここで民主党を終わらせるわけにはいかない。」
という部分である。私も全く同感だ。
そして私よりも20歳近く年上の大ベテラン渡部先生が、
変わらぬ情熱を持ち続けていることに感動した。
●96年民主党の結成のとき、私は政策委員長だった。そして、
「市民が主役の民主党」というコピーとともに、民主党という
政党名を提案した。しかし、私は民主党という政党自体に
こだわっているわけではない。それよりも、自民党離党以来、
私が追求してきたのは「政権交代可能な新しい政治システム」
である。
●万年与党と万年野党の続くなかで政権交代の緊張感を失った日本。
政権交代による、政治のダイナミズムを今もって知ることなく、
結果として政治の本当の意味すら分からない日本。
いつまでたっても、未熟な政治三流の国 日本。
この状況を脱却するためには、「政権交代可能な二大政党制」という
政治の枠組みを作るしかないと信じている。
●しかし、昨年の衆議院選挙の敗北、そして今度の前原体制における
未熟さの露呈。結果として、国民の70%以上が、民主党の政権担当能力を
疑問視あるいは否定する状況。
93年以来の10年余の努力が風前のともしび。
ここで、なんとか踏ん張らなければならない。
●さらに政策面での二大政党作りの観点でも、小泉総理は、
歴代自民党総理の中で最適の人物だと思う。なぜなら、競争推進、
格差是認、規制撤廃、民営化推進など、歴代自民党総理の中でもっとも
新保守主義的な色彩が濃厚であり、民主党を「第三の道」的な政党として
位置づけしやすくなるからであった。
●二大政党による政権交代。この見果てぬ夢がどんどん消えようとしている。
そんな喪失感を渡部先輩は救ってくれた。しかし、おそらく、
それも「一瞬」の事だと思う。本当に体勢を立て直すためには、
もっと根本的な対応が必要となる。
●渡部国対委員長の「決断」と「情熱」そして「若さ」に心から感謝したい。
そして、それに応えるためにも懸命な努力を続けなければならない。
【2】 先週の主な活動
■2月27日(月)
08:00 第693回マンデーレポート
19:00 程永華中国大使館公使送別会
■2月28日(火)
09:00 第4回インターネット選挙活動調査会
11:30 「政権交代を実現する会」定例会
13:30 全建総連主催大衆増税反対緊急国会集会
17:00 民主党両院議員総会
■3月1日(水)
08:00 民主党法務部門会議
12:00 国対・理事合同会議
17:00 UIゼンセン同盟政策懇話会第4回総会・懇親会
■3月2日(木)
08:00 民主党財務金融・法務部門/ライブドア問題調査追及チーム合同会議
■3月3日(金)
08:00 民主党公務員制度改革等調査会・分権調査会・総務部門合同会議
09:00 参議院決算委員会
12:15 民主党両院議員総会
13:00 参議院決算委員会
★上記【1】参照。
■3月4日(土)
10:00 連合栃木「春闘総決起集会」
★民主党の永田問題に対する厳しい指摘が相ついだ。
「稚拙な質問、危うい収拾策」について県連代表として
お詫びした。しかし、この状況をもっとも喜んでいるのは
自民党であることも忘れてはならないことも付け加えて
再出発の決意表明とさせて頂いた。