国会通信 No.699

  【小沢一郎氏 代表選挙で当選】

2006/4/10 (マンデーレポート699の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】 小沢一郎氏 代表選挙に当選。 【2】 先週の主な活動。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】 小沢一郎氏 代表選挙に当選。 ●4月7日 民主党代表選挙が行われた。  小沢一郎氏119票   菅直人氏 72票     47票差で小沢一郎氏が民主党代表選挙に当選した。 ●代表選挙には20名以上の推薦人が必要である。  私は、小沢一郎氏の推薦人のひとりとなった。 ●推薦人となった主な理由は、 1 直前に行った民主党栃木県連の緊急常任幹事会での意見交換で   小沢氏を押す声が、菅氏を押す声を若干上回っていたこと。 2 民主党の起死回生のためには、すでに2度の代表経験のある菅氏よりも、   小沢氏のほうに、期待度が高いこと。 3 小沢氏に予想されるある種の「危うさ」を、将来的に防止するための発言権を   確保しておきたかったこと。  などが、支持を超えて推薦人となった理由であった。 ●かつての小沢さんが漂わせていた、強権的イメージ、「普通の国」に感じられる  大国主義的色彩、自由競争至上主義的な新保守主義的な傾向は、いづれも  私の感覚とは異なっている。これらが私の中にある小沢さんに対する違和感  である。   しかし、小沢さんの考え方について、ご本人ととことん議論したこともない。  あるいは、私自身の誤解や偏見もあるかもしれない。さらに、政策的には  かなり柔軟性も持っているとの評価もあるようだ。それよりも何よりも、  民主党が直面する最大の危機を救えるのは誰かといった一点に集中し、  虚心坦懐に考えれば、ここは小沢カードに頼る以外にないと考えた。   ●7日の小沢さんの演説。率直に言って胸を打たれた。政治家の演説で  熱い思いに触れたのは久しぶりのような気がする。小沢さんには心臓の  持病があると言われている。その人が「命がけで」という言葉を使った。  この言葉はとても重い。そして、ずしりと私の胸に響いた。 ●私も、小沢さんも、93年に自民党を離党した。(若干のこだわりを言えば、  離党の時機は、さきがけグループのほうが1週間ほど早い。)  そのとき以来、ひたすら政権交代可能な政治の実現目指して、野党の立場で  がんばってきた。私のような若輩でも、野党の厳しさは、さまざまに実感する。  小沢さんにとっては、さらに深く激しい思いがあるのは当然である。  自民党の幹事長も勤め、総理を目前にしながら、自ら総理の座をけった。  それが小沢さんだ。その人が演説の中で「93年」のことに触れた。そして、  自らの36年間の政治家経験のすべてをかけてと言い切った。こらえきれず、  涙が頬を伝った。  ●かつて衆議院1期生のとき、私は海部総理のお膝元、河本派に所属した。  そしてそのときの自民党幹事長が小沢さんだった。あるとき、小沢幹事長は  河本派に所属する初当選の1期生6人を集めて、政治改革の目的を  説いた。亡くなった渡瀬憲明氏、前田正氏、今津寛氏、山本有二氏、  赤城徳彦氏そして私の6名だった。 ●小沢さんは、私たちに中選挙制度の弊害を説いた。意思決定能力が低い  日本の政治を憂え、官僚支配の出発点に選挙制度があることを教えてくれた。  あのときの感動は今もって忘れられない。私は、そのとき、選挙制度改革の  ために全力を尽くす決意をした。若手議員の会を結成し、岡田克也、岩屋毅氏  らと全力を投入した。政治改革法案を葬ろうとした自民党総務会を粉砕する  ために実力行使も辞さなかった。結果として、自民党の限界を見切った。そして  93年の6月18日に離党した。離党の最大のきっかけを作ったのは、まちがい  なく小沢さんであった。小沢さんは、私の政治家としての方向を決定付けた人  である。 ●ただ「日本改造計画」に披瀝された、「普通の国」の考え方には、違和感を  覚えていた。豊臣秀吉の朝鮮出兵にしても、第二次大戦にしても、わが国が  大国としての幻想に取り付かれ、民族主義的な熱狂に陥ったとき、必ず失敗の  歴史を歩んで来た。資源の自給自足が不可能なわが国は、国際協調せざるを  えない。今後とも、米中という超大国にはさまれて、したたかに生きていく  しかない。そんな考えだから、小沢さんの「普通の国」といった考え方には、  今も危惧の念を持っている。 ●私が小沢さんの演説を聞きながら、実はもっとも注意して聞いたのが、この  点だった。そして小沢さんから「共生」という言葉が出たとき、私の心配は、  なかば氷解した。人間と人間の「共生」、人間と自然の「共生」、平和問題と  環境問題で、世界に誇れるリーダーシップを発揮すべきであると訴えた。  また、小泉改革が自由と身勝手を混同し、弱肉強食の格差社会を生んだと  指摘。民主党が目指すべき社会は、黙々と働く人、努力する人、正直な人が  報われる「公正な社会」だと訴えた。優勝劣敗的な印象のつよかった小沢さん  考え方は、大いに修正されるべきであろう。 ●さらに、民主党の改革を訴えると同時に、「まず私自身が変わらなければ  ならない」と語った。この言葉は、いままでの小沢さんを知る議員たちに、強い  響きを持ったようである。 ●私は、投票の結果は「僅差」を予想していたが、結果は40票をこえる大差  となった。菅さんの演説も昨年とは打って変わった力強いものだったが、  その気迫や格調の点に置いて、小沢さんが、ずいぶん勝っていたように  感じられた。それが演説によって、さらに票差が拡大したように思う。    こうして小沢さんは、はじめて民主党の代表となった。昨日、地元宇都宮で  お会いした多くの皆様も、一致して小沢新代表への期待を熱く語っていた。  政権交代にむけて再びのろしを上げなければならない。     【2】先週の主な活動 ■4月3日(月) 08:00 第698回マンデーレポート 12:00 英国大使館主催 観桜会 13:30 外務省レク 13:50 公務労協山本事務局長打合せ 16:00 民主党選対委員長と参院選挙対策チーム・ 平成19年度選挙議員との懇談会 17:00 政権交代を実現する会 18:00 民主党両院議員総会  ■4月4日(火) 09:50 参議院法務委員会理事会 10:00 参議院法務委員会 11:30 政権交代を実現する会・勉強会 14:00 栃木県副知事面会 14:30 参議院AIPO対話推進議員連盟会合 16:00 民主党の再生を考える懇談会 ★現在の危機的な状況にある民主党のために、森田実さんは12の格言を指摘した。  大変参考になる。 以下の通り。 [1] 窮鼠猫をかむ。   Despair makes cowards courageous [絶望は臆病者を勇敢にさせる] [2] 失敗の最たるものは、何一つそれを自覚しないことである(カーライル)   [真の危機にあって危機を自覚できない者は滅ぶ]   種の危機 [3] 本当に重大な機会は人生にめったに訪れない(シラー) [4] 天の与うるを取らざれば反ってその咎めを受く(史記)   天の時、地の利、人の和 [5] 天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず(孟子)   [今の民主党に必要なのはベテラン議員の総結集と人の和である] [6] 千軍は得易く、一将は求め難し(馬致遠『漢宮秋』) [7] 両雄並び立たず(史記) [8] 大事業においては、すべての人の気に入ることは難しい。 (ソロン=古代ギリシャの哲学者) [9] 将を射んと欲すればまず馬を射よ。(杜甫) [10] 成功の秘訣は目的に対する確固たる決意である(ディズレーリ)   結局のところ国民の心をつかまなければダメ。経済の惨憺たる状況にある地方。 国民にたえず決意を示す。 [11] 大胆に行うことが成功の秘訣である(ハイネ) [12] 脱皮できない蛇は滅びる(ニーチェ) 16:30 犯罪収益法案打合せ 17:30 音羽観桜会 20:00 平成2年初当選議員の会懇談会 ■4月5日(水) 08:00 民主党法務部門会議 09:15 憲法調査会事務局レク 11:30 参議院決算委員会 12:00 国対・理事合同会議 13:30 参議院憲法調査会幹事懇談会 16:00 民主党県連緊急幹事会 ■4月6日(木) 09:50 参議院法務委員会理事会 10:00 参議院法務委員会 16:30 民主党法務部門会議 17:00 民主党憲法調査会衆参合同会議 ■4月7日(金) 09:30 民主党議員総会 10:00 参議院本会議 11:00 政権交代を実現する会・緊急集会 15:00 民主党両院議員総会 ★ 小沢代表誕生。(参照 上記【1】) 19:00 東北大学同期会 ■4月8日(土) 09:00 立正佼成会宇都宮教会「釈尊降誕会」 11:00 故飯村博之様 一周忌法要 14:00 第26回 四季桜を愛する会 ■4月9日(日) 11:00 高田悦男候補出陣式(那須烏山市議選) 12:00 宇都宮中央ライオンズクラブお花見例会 14:00 民主党県連「民主塾開塾記念講演及び懇親会」 14:00 河合正男後援会総決起大会(日光市長選)