国会通信 No.700

  【小沢新代表の檄】

2006/4/17 (マンデーレポート700の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】小沢新代表 参議院の議員総会で檄。 【2】インターネット選挙活動調査会での議論。 【3】マンデーレポート、16年目で700回達成。 【4】先週の主な活動。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】小沢新代表 参議院の議員総会で檄。 ●12日午前、参議院本会議を前に民主党・新緑風会の議員総会が  国会内で開かれ、小沢一郎代表も出席して挨拶を行った。参議院で  行った代表としての初の「檄」である。前日の両院議員総会では、  役員留任の発表をしたのみで、挨拶を終わり、物足りなさを感じていた。  しかし、この日は、打って変わり、短時間ながら気迫をこめた新代表  としての挨拶を聞いた。民主党参議院のさかんな拍手を浴びたのは  当然である。 ●「微力ではあるが、これからみんなと一緒に、政権をめざして  がんばっていきたい」。そして、千葉7区の補選についても、  「みんなで1票でも積み上げて、何とか結果を出したい」と語った。 ●また、来年の参議院選挙について触れ、「5年前の参議院選挙の結果と、  現状の議席とを勘案」すれば、「われわれが過半数を占めるということは、  みんなで本気で一生懸命やれば、必ずしも困難なことではない。むしろ、  十分やり切れると考えている」と断言した。自民党長期政権を打倒した  豪腕小沢氏の言葉である。迫力と同時に大変なリアリティーを感じた。  今までの民主党のリーダーに不足していた強いカリスマ性を感じざるを得ない。 ●小沢代表は最後に、「一緒に力を合わせてのご協力を心から  お願い申し上げる」と述べ、出席議員からは盛大な拍手が湧き起こった。  いづれにしても千葉7区に勝てれば、大きく流れは変わる。改めて、  千葉7区在住の友人・知人をチエックするとともに、選挙区入りの  日程調整をスタッフに指示した。 【2】 インターネット選挙活動調査会での議論 ●4月14日(金)、第5回インターネット選挙活動調査会が開催された。  鈴木寛座長、田島要事務局長のもとで議論を積み重ねてきたが、  いよいよ選挙期間中のインターネット利用に関する民主党案をまとめる  段階になってきた。95年以来、ネット上での情報発信を続けてきた  私にとっては隔世の感を感じる。 ●最大の論議の焦点は、インターネット上の「自由」と「秩序」である。  その象徴が匿名主義と実名主義である。匿名性は発言の自由を保障する。  しかし、匿名の陰に隠れた無責任な発言も誘発する。実名にし、さらに  韓国のような身元確認が可能な世界では、発言には当然慎重になる。  しかし、それでは自由闊達な議論も妨げることとなる。ネットでの発言の自由を  確保しながらも、建設的な議論の環境が確保できるかどうか。これが一番  悩ましい論点である。そんな議論をこの日も行ってきた。 ●座長の鈴木参議によれば、日本で最初の政治的なブログ゛を立ち上げた  のは私だそうだ。彼は、経産省や慶応大学での情報研究の経歴を持っている。  そんな彼の言葉だからありがたく拝聴するが、私自身そのことを確認した  わけではない。それは、今から11年前の95年7月28日。現千葉県知事の  堂本さんと私の呼びかけで、憲政記念館でスタートしたのが「ネットワーク・  デモクラシー研究会」。これが鈴木氏に言わせると、日本最初のウェブサイト  上に設置された会議場、すなわち政治ブログということになる。   ●95年7月3日付のマンデーレポート第211号によると、当日の国会議員の  本人出席者は6名(渡海紀三郎、小坂憲次、簗瀬進、山口俊一、宇佐美登、堂本暁子)。  議員の数が少なかったことには物足りなさを感じた。一方で、ネットワーク市民の参  加は140名。市民の参加者は私の予想をはるかに超えていた。 ●こうして日本最初の政治ブログはニフティー上にスタートする。いわゆるバトル  (=ネット上の言葉の激しいやりとり)の行事役として、F氏がシステム・オペレータ  ーの役を買って出てくれた。またネット環境を整える密かなボランティアチームも  I氏やH氏を中心に誕生した。それなりに万全の体制をとってスタートした  つもりだった。しかし、ネット環境は徐々に悪化していった。 ●じわじわと、参加者の間でささくれ立った議論が増えて言った。最盛期には  1万人を超える来訪者があったものの、環境のすさんでいく中で、書き込みをする  議員の数は増えず、来訪者の数も低下していった。そしてFNETD開設から  10年もたたぬうちにサイトは閉鎖ということになる。このFNETDの体験をさまざ  まな角度からきちんと総括しなければならないと考える。 ●今、選挙運動についてのネット利用が解禁される方向が強くなってきた。  ネットはオープンであり、発信のコストは低い。政治の活性化に限りない  可能性を持っている。そのためには、議員の側からの発信のみならず、  市民の側からの発信も同時に保障された、双方向のネット環境を目指すことは  当然であると考える。そんな立場からは、市民の側の発信を認めない与党の  基本姿勢については強く批判せざるを得ない。 ●しかし、FNETDの経験から言って、困難な一面もあることは、否定できない。  それは、匿名の影に隠れての無責任なメールである。誹謗中傷すれすれの  メールの存在がいかにネット環境を荒廃させるか。私はそのことを95年の  発信以来、身をもって体験してきた。自由と秩序といった相反する要請を  どのように調和させていったらよいか。徹底して完全自由とし、さまざまな  弊害は、ネットに参加する市民(ネットワーク・シチズン=ネチズン)の判断に  ゆだねてしまえば十分なのだと言い切ってしまえるかどうか。個人的には  それしかないのかなと思いつつ、FNETDの体験から言って、踏み切れずに  いる。いずれにしても双方のバランスを取った折衷的な方法の工夫を、もう  少し考えてみたい。 【3】マンデーレポート、700回達成。 ●1991年1月7日(月)にスタートしたマンデーレポートだが、1日を1回として 、あす700回を達成する。 ●国会議員としての基本的な義務は、有権者への活動情報の提供である。  しかし、この義務は自分自身のためでもある。自らの記録であり、自らの検証で  もあるからだ。そして怠惰な自分への「鞭」でもある。 ●月曜日に、宇都宮駅西口、県庁前、東武駅前の3箇所で行うことを原則としてきた。  95年4月からはインターネットでの発信作業が付け加わった。以前から、  メモ程度の文章をパソコンに残してきたが、厳しいネチズン(=ネット市民)からの  批判を想定しながらのテキスト作りとなって、作業量はかなり増えた。しかし、  テキストはすべて自分が作成してきた。それが、ささやかな誇りである。 ●今もテキストが届くことを待っているスタッフがいる。彼らは、届いたテキストを  加工、印字して、明日配布するチラシを作らなければならないからだ。  女房は、もう布団にもぐっているが、眠ってはいない。キーボードの音が荒れや  しないかと気がかりなのだ。愛犬ビビ(ゴールデン♀、9歳6ヶ月)も、私がパソコン  に向かうや否や姿を消す。彼女もパソコンと格闘する私は好きになれないようだ。  そして真っ黒な、字ばかりの私のテキストを丹念に読んでくれる方がいる。  時には励ましの、そして多くはご批判のメールを送ってくれる方がいる。  こうして、多くの皆さんに大迷惑をかけながら、達成した700回である。  ご支援とご協力に心から感謝申し上げます。有難うございました。   【4】先週の主な活動 ■4月10日(月) 08:00 第699回マンデーレポート 12:00 民主党議員総会 12:30 参議院本会議 13:15 参議院決算委員会 14:00 法務省レク  ■4月11日(火) 09:50 参議院法務委員会理事会 10:00 参議院法務委員会 ★法律の適用に関する通則法案の趣旨説明聴取。 12:30 民主党両院議員総会 ★小沢新代表の下で開かれる第1回目の両院議員総会。 (上記【1】参照) 19:00 オペラ「人情歌物語 松とお秋」 ★国会コーラス愛好会の音楽監督は声楽家の岡村喬生先生。  山本周五郎原作をベースに歌と語りの新モノ・オペラ。  70歳を超えて新たな挑戦を続ける先生の姿に感動した。 ■4月12日(水) 08:00 民主党法務部門会議 09:30 民主党議員総会 ★小沢新代表、参議院の議員総会で初めての挨拶。(上記【1】参照) 10:00 参議院本会議 11:00 民主党行政改革PT 11:45 大畠衆議院議員、森弁理士と打合せ ★民主党の21世紀知財戦略をまとめてから6年余が経過。  その間、同戦略で提起した内容は、自民党政権の手で次々と  実現していった。次元の低い元祖争いなどするつもりはないが、  憲法典への知財権の挿入や、知財基本法、知財戦略本部、  知財高裁など、国家戦略の中核としての総合的な取り組みを、  最初にまとめあげたのは間違いなく民主党である。そして、  今年は知財基本法の見直しの時期。それに向けての民主党の  新たな取り組について意見交換した。 12:00 国対・理事合同会議 ■4月13日(木) 09:50 参議院法務委員会理事会 10:00 参議院法務委員会 ★「通則法」について3名の参考人の意見を聞いたのち、  私も民主党を代表して質問。時間は各15分。短い。  日本法の失われつつある「競争力」の話を中心にして質問した。 12:00 北関東ブロック国会議員団会議 13:15 憲法調査会事務局打合せ 14:30 「日本の歴史リスクを乗り越える研究会」勉強会 ★弁護士の高木喜高先生から戦後補償についての日本やドイツの  状況についてヒアリング。当日の先生の講演内容については、  現在テープ起こし中。後日アップする予定。 16:30 民主党法務部門会議 17:30 民主党憲法調査会衆参合同会議 18:30 民主党衆参法務委員懇親会 ■4月14日(金) 08:00 第5回インターネット選挙活動調査会 ★選挙期間中のインターネット利用に関する民主党案を  論議。(上記【2】参照) 09:30 民主党議員総会 10:00 参議院本会議 12:45 日弁連訪問。新会長に就任された平山正剛氏を表敬。 18:30 バッハ・コレギウム・ジャパン第72回定期演奏会 ★鈴木雅明指揮、バッハ・コレギウム・ジャパン演奏のマタイ受難曲  を聞いた。すばらしい演奏だった。 ■4月16日(日) 10:45 故柏崎文次様告別式 弔辞。 ★力強く、豊麗な柏崎さんの「字」は忘れられない。  特に自民党離党後、さきがけ公認で臨んだ93年衆議院選挙で  書いていただいた看板やのぼりの字は雄渾だった。現代の名工  毛筆看板書体の達人のご冥福を心からお祈りします。 12:30 宇都宮中央ライオンズクラブ認証40周年記念例会 16:30〜 日光市長選挙、日光市議選挙の応援。     市長候補の河合正男さん、市議候補の登坂さん、川田さん、     川添さん、加藤さん、平木さんを激励。