国会通信 No.718
【同時多発テロから5周年】
2006/9/11 (マンデーレポート718の要旨)
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【1】9・11テロ 5周年
【2】先週の主な活動
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【1】 9・11テロ 5周年
● 上院情報特別委員会の報告書。
9・11同時多発テロからちょうど5年が経過した。そんななかで、
8日、米国議会上院の情報特別委員会は、旧フセイン政権とアルカイダとの
関係を全面的に否定する報告書を公表した(朝日新聞)。
この委員会は、昨年7月に、「イラクの大量破壊兵器の開発・保有について
は欠陥情報にもとづいて開戦した」と断定している。
したがって、今回の報告書により、テロ組織とイラク政府の関係性を否定することで、
より徹底してイラク戦争の大義名分を否定したこととなった。
● アメリカの民主主義の奥深さ。
民主主義は時に誤ることもある。しかし、興奮の冷めた後には、必ず冷静な
自己分析を怠らない。そして、誤りを認めれば、率直に公表し、反省の趣旨を
明らかにする。私はこの上院の報告書に、アメリカ民主義のたくましさと誠実さを
認めざるをえない。
● 小泉政権にあるのは「居直り」だけ。
以上のように、アメリカ議会は再三にわたってイラク戦争の大義名分を否定している。
しかし、これに対して小泉政権は一切関知しようとしない。ブッシュ大統領の発言を
きわめて早い段階から容認、「テロとの戦い」「大量破壊兵器への対応」という
二つのコンセプトを世界でもっともはやく肯定したのは小泉総理であった。
その本家本元のアメリカの議会の専門委員会で、イラク戦争の正当性が否定された。
このことについての率直なコメントは政権からは聞かれない。真摯な議論が行われてい
る気配も皆無である。事実上の戦闘地域に自衛隊を派遣するといった、憲法9条に触れ
る暴挙を行っておきながら、その論拠を誠実に語ろうとする姿勢もない。居直りだけの
恥知らずな政権といわざるを得ない。
その政権の中枢にいた3人が争うのだから、大同小異。自民党総裁選挙は、最初から
しらけムードである。
● テロとの戦いの意図的なスリカエ。
ブッシュ大統領は、中間選挙を目前にして、低支持率の中、懸命にもがいている。
しかし彼のあがきは、1期目の薄氷の勝利から続いている。いっとき、彼にとっての光
明は、テロとの戦いという、新たな政治的テーマであった。テロとの戦いを国家目標と
し、さらにアメリカの一極支配を定着させるための外交的な共有化を構想した。
ツインタワーのあの光景は世界に衝撃を与え、テロとの戦いを世界共通の課題にする
との訴えは圧倒的に支持された。その結果として、アフガニスタン、イラクといった国
家が抹殺された。しかし、ビンラディーンは今もって生死不明である。さらにイラク自
体は新たなテロリストの供給源と化している。
こんな状況を正面から見るとき、テロとの戦いを「戦争」概念でととらえること自体
が、誤りなのでは、、、と思い至る。
● 戦争は国家と国家の争い。
戦争は、歴史上「国家」対「国家」で行われてきた。これを前提にして、幾多の戦争法
規や捕虜や賠償に対する国際条約が生まれてきた。一方で、テロ組織は、国家の枠組み
から抜け出した存在である。国家という法秩序を否定する、徹底した犯罪集団である。
テロに対する制圧や予防行動を、国家間の「戦争」と同視することにさまざまな混乱や
倒錯が起きてくる。国連自体が、テロ概念をまだ完全に決められずにいることでも、こ
の問題の困難さは理解できよう。
● テロとの戦いを金科玉条視することの危険性。
「テロとの戦いは世界共通のテーマ」、小泉総理が良く語った言葉である。彼の得意
なシンボル操作は、「テロ対策」でも遺憾なく発揮された。テロ対策のためなら、相当
なことが許される、憲法や法律などの限界も、テロ対策のためなら乗り越えなければな
らない等々、ショッキングなツインタワービルの映像が流される度に、人々はそう思っ
た。そして、自衛隊を戦地に派遣するといった破天荒な決定をしながらも、支持率は落
ちなかった。
しかし、派遣の大義は存在しなかった。そして、イラクは、フセイン時代よりももっ
と多くのテロリストを派遣するようになった。その間違いの原因、あるいは誤りの根源
に何があるのかいまこそ、真剣に考えるべきである。私は、それを、戦争概念でテロ対
策を語ることにあると
考えている。
【2】 先週の主な活動
■9月4日(月)
08:00 第717回マンデーレポート
12:30 衆議院神奈川16区補欠選挙応援
★加藤祐一候補予定者のために本厚木周辺で運動してきました。
彼は、たしか名門厚木高校の39期生。新人ながら がんばっています。
私についてくれた「ごっちゃん」のがんばりもなかなかでした。
また応援に行こうと思わせる雰囲気の盛り上がりが出てきました。
■9月5日(火)
11:30 菊池義明様お別れの会
★帝国ホテルでのお別れの会。故人をしのぶ多くの皆様がかけつけました。
仰々しい挨拶なし、弦楽の調べが流れる、とても印象的な会でした。
■9月6日(水)
11:00 民主党法務部門会議
★平成19年度の概算要求のヒアリングを、法務省、最高裁から行いました。
また、アクセンチュア関係の質問主意書の政府からの回答について報告しました。
12:00 文部科学省レク
■9月8日(金)
11:30 故堀江喜三郎様告別式
13:00 故橋本良子様告別式
★堀江さんは堀江秘書の実兄、橋本さんはもと秘書の橋本君のご母堂。
親しい方のご逝去はとりわけ心が痛みます。ご冥福をお祈りします。
16:00 情報労連栃木県協議会第32回定期大会
18:00 全農林労組関東地方本部とちぎ分会第2回定期大会
■9月10日(日)
14:30 民主党栃木県連第5回民主塾
★山岡賢次衆議院議員が民主党の農業政策について講義。
自民党の農業政策が、4ha以上の農家のみを対象にした
小規模農家切捨て策であることを厳しく批判、来場者からも
大変活発な質疑が行われました。