国会通信 No.722
【ネットはWeb2.0の新段階に】
2006/10/2 (マンデーレポート722の要旨)
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【1】ネットはWeb2.0の新段階になった。
【2】「連関性の喪失」とネット社会。
【3】先週の主な活動。
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【1】 ネットはWeb2.0の新段階になった。
●情報通信研究会の勉強会が6日の金曜日に開かれました。
この日の講師は、ヤフー株式会社 地域サービス事業部
社会貢献企画プロデューサーの川邊健太郎さん。ヤフーが
今年2月に立ち上げたのが「みんなの政治」。その企画、
運営の責任者が川邊さんです。
●政治を少しでも身近なものにしたい、また軌道に乗った会社の
社会貢献のメインとしたい、そんな気持ちで、社内にあった
異論を押し切ってスタートしたのが「みんなの政治」。
いまや1日のヒット数が100万件を超える状況となっている。
川邊さんの努力は大いに実を結んでいます。
●日本で最初の政党ホームページは、新党さきがけによって
立ち上がりました。95年の7月だったと思います。そのときの
インターネット局長が私。今は民主党の職員となっている
岡本憲司君の大健闘で、最初の政党ホームページが立ち上がった
のです。
●この年はタヒチでフランスの核実験があり、武村正義さん
(当時は大蔵大臣)を先頭にして、現地での反対デモに参加。
そのとき私は、話題のデジカメ(QV10 画素数30万!)を
持ち込み、ホテルから写真を電送(電送時間 1枚30分)し、
さきがけのHPに載せるなど、懐かしい思い出があります。
それ以来、電子時代の新しい政治の姿を模索してきました。
●そんな私にとって、川邊さんから、最新のお話しを聞くことが
でき大変盛り上がりました。ただ、ヤフーの政治サイトがそんなに
ヒットしているということについての認識は、彼の話しを聞くまで
全くかけており、大いに反省しました。100万を超えるヒットは、
もはや大きな社会現象です。そのサイトに私の国会通信を
登録してなかったことに気づき大いに反省。あわてて登録
しました。
●川邊さんの話の焦点はWeb2.0。
新段階となっているインターネットの現状を Web2.0 と
総称しているとのこと。まだ定着した概念はありませんが、
いままで技術的理由からかなり不十分であった、双方向の
対話がかなり充実するようになってきたことを意味していると
理解しました。
●Web2.0は、 “上りインターネット” 。
これまでのインターネットは、情報の発信者のほうが優位に
たっていた。すなわち“下り”(受動、ダウンロード)一方だった。
しかし、それが受信者側からの返しがさらに容易になり、
受信者側からの、アップロードが相当程度活用されるようになった。
それを川邊さんは “上りインターネット” が特徴であると表現した。
私流に言えば、双方向の対話が飛躍的に容易になったということでしょう。
読者参加の自主的な辞書 WikiPedia ウイキペディアなどは
その典型例なのでしょうね。
また私自身、最近 アマゾン.comで本を買う機会が増えました。
出版社では絶版になっている本も、全国の古本屋をネットワークすることで
きわめて容易に見つけられるし、安価で購入することが出来ます。
購入することが出来るようになりました。これも上りインターネットの
特色のひとつなのだと思います。
●その他 川邊さんが挙げていたWeb2.0の特色は
【サイトの主役はユーザー】
−これまでは事業者側が作成したものが中心だったが、
これからはユーザーがアップロードしたデータがコンテンツとなってくる。
(→CGM/UGC、ソーシャルメディア化、、?)
−事業者は、サービス提供者から、よりプラットフォーム提供者へ
・事業者のできることはサイト全体の50%程度になるだろう。
●そしてこんな新段階の重要なテーマが検索機能の
更なる進化であると川邊さんは指摘しました。
たとえば、「感性的な検索」、あるいは「検索ワードが思いつかない検索」
などにどのように対処するか、これが非常に重要になってくるとの指摘。
知的好奇心を大いに刺激される、とても良いお話でした。
【2】連関性の喪失とネット社会。
●前記の川邊さんのお話しを聞きながら あることが頭に浮かびました。
それは「ネット社会と現実社会のズレ」だったり、高校のときに読みかなり深い影響を
受けたマックス・ピカートというスイスの哲学者のことでした。
●インターネットを活用し、新しい政治の姿を追及したい。私のこの思いは
95年4月に国会通信のネット配信を開始して以来、一貫して変わらない
私の確信です。 しかし、ヤフーの政治サイトが空前のヒットをし、ネットでの政治談
議は活性化しながら、一方、実際の政治の動きには、必ずしも
連動していず、投票率は依然として低調であるのはなぜなのだろうと
疑問を持つに至りました。そこに、マックス・ピカートの著作「われわれ自身のなかの
ヒトラー」がかぶさってきました。
●ピカートのかたった「連関性の喪失」の話しやら、ネット社会と実社会のズレを話題
にしながら、川邊さんに以下のような質問をして見ました。
1 インターネット社会がどんどん拡大しているが、現実の社会と
ネット社会のズレがとても気になりだしている。
例 田中康夫前長野県知事への支持率。現実の投票行動との乖離。
例 ネット社会での麻生人気。
2 1946年に スイスの思想家マックス・ピカートが「われわれ自身の
なかのヒトラー」という作品を書いた。ネット社会の拡大とともに、
ピカートの提起した問題点を再認識している。それは、「連関性の喪失」
という現代文明の問題点である。
3 同書では、ラジオを問題にした。ラジオは、情報を伝える媒体に過ぎない。
しかし、ラジオを聞き慣れていくうちに、やがて、ラジオの中に世界は存在
するといった一種の倒錯が生まれる。こんな危険性をピカートは指摘した。
4 ナチズムがヨーロッパを席巻し、ヒトラーは占領地の家庭に強制的に
ラジオを置かせ、ラジオを聞くように仕向けた。こんな状況をピカートは
鋭く見つめていた。そして、戦争が終わった直後の46年に 世に問うたの
が、「われわれ自身の中のヒトラー」だった。
5 ラジオの本質は、連関性を欠いた事柄が平然と並び立ち、まったく
関連のない物事が、平気で伝えられ続けることである。そして、これを
聞いている人々は、人間としての一貫性を失い、昨日は強制収容所の
看守として残虐な行為に手を貸しながら、翌日は平然と市井の好人物に
なりうる、それがピカートのいう(われわれ自身の中のヒトラー)なの
である。
6 ラジオはテレビになり、そしてインターネットになった。
連関性の喪失は、テレビにおいてより徹底し、大規模化、大衆化した。
そして、インターネットではそれがさらに個人的、内向的になった。
7 ヤフーの「みんなの政治」を訪れる。見れば、政治が分かり、そこで
発言すれば現実に政治的なアクションを起こしたことになる。
これは、一種の政治的な疎外感に対する代償作用であり、ストレスの解消
になる。ネットに参加することで、個人の政治的な欲求は完結し解消する。
問題は、そこでストップしてしまうと、現実の政治的な結果にはつながらないと言うこ
とである。そして実際の社会への政治的な働きかけには至らずに、
納得してしまう。
8 ヤフーの「みんなの政治」のヒット数はどんどん上昇。しかし
現実の政治活動への参加者や投票率は低下していく。
こんなことにならないよう、現実の世界との関連付けに
細心の注意を払うべきではなかろうか。
●私の指摘した問題点を、すでに川邊さんも意識していたようである。
明快な解決策は私にも見えてこない。しかし、ヤフーの中心でがんばっている
川邊さんにも 私と同じ問題意識があることことが確認できて、安心した。
【3】 先週の主な活動。
■10月2日(月)
08:00 第721回マンデーレポート
09:30 法律相談
19:00 民主党栃木県連第4回幹事会
★来春の県議選 10名擁立の見通しがつきつつあること、
小沢代表も検査入院を追え元気一杯、ただちに戦線復帰の見通しで
あることなど報告しました。
■10月3日(火)
09:30 民主党議員総会
10:00 参議院本会議
★安倍総理への質問戦 始まる。民主のトップバッターは
伊藤其隆さん。歴史認識や専門の郵政改革など、多岐に
わたる論旨を説得力あふれる質問。それに対する総理の
答弁は 曖昧。現行の棒読み。歴史について謙虚であるべきだ、
といった逃げの答弁に終始。政治家は、歴史を創造する者として
歴史には主体的な責任を持つべき立場のはず。そんな自覚を
欠いている。ウイットにあふれた郡司国対委員長がひとこと論評、
「安倍さんの頭には【不】をつけるべきだろう。」そうすれば
「不安」が「倍」になる安倍さん、となる。言いえて妙。
12:00 民主党・新緑風会常任役員会
12:30 民主党法務部門会議役員会
■10月4日(水)
08:00 民主党法務部門会議
★共謀罪について検討しました。
条約締結過程での法務省の対応を詳細に分析しました。
09:30 民主党議員総会
10:00 参議院本会議
★質問戦 第2日目。平田議員、鈴木議員がそれぞれ、
鋭い質問を連発していました。安倍さんは、とにかく
安全運転に徹しているようで、なかなか挑発には乗ってきません。
率直に本音を語った小泉さんのほうが 議場は沸きました。
安倍さんは老獪。幕府の「若年寄」といった感じです。
★私の本会議の座る席は最上段の中央。
5人席の真ん中になってしまいました。
右から今泉幹事長、輿石会長、簗瀬、伊藤副会長、千葉副会長の
順に並んでいます。 5人の中では私の横幅が一番あります。
質問者の平田さんが私の前列、そして私の隣には民主党参議院会長の
輿石さんが座っていることもあって、テレビには意外と映ったようです。
「えらそうに見えるから腕組みはしないほうが良い」などとワイフから
チエックが入りました。
12:00 民主党国対・理事合同会議
■10月5日(木)
17:30 自治労栃木県本部結成50周年記念祝賀会
■10月6日(金)
08:00 NTT労組情報通信政策研究会勉強会
★ヤフーの社会貢献企画部門のプロデユーサー川邊さんの
お話しを聞きました。(上記【1】【2】 【3】参照)
09:30 参議院国際部レク
★15日から17日の間、参議院民主党を代表し、扇議長に随行して
訪中することが決まりました。全国人民代表会議(全人代)と参議院の
定期交流プログラムの覚書調印式に臨席するのが主な任務です。
その説明を受けました。
18:30 栃木青葉会有志懇親会
■10月7日(土)
12:30 第24回清原ミュージックフェスティバル
16:00 坂善労組合同定期大会
■10月8日(日)
08:30 第35回緑ヶ丘地区体育祭
09:00 雀宮学童野球連絡協議会第25回雀宮地区学童野球リーグ戦開幕式
15:00 衆議院大阪9区補欠選挙応援
★全国注目の大阪9区。箕面市の桜井駅周辺を、ハンドマイクを肩に
歩きながらスポット遊説。大阪市議会議員の山本しゅう子さんと
ボランティアスタッフ3名。「政治の流れを変えましょう」
「安倍さんは小泉政治の継承者、彼の改革には間違いなく限界があります。」
格差拡大、負担増の流れを変えるためには民主党の大谷信盛君を応援してください。と
訴えました。
19:00 連合の前会長森田一穂さんのご母堂の通夜に参列。宇治市
★森田さんには公私ともにとてもお世話になりました。93歳のご母堂が
逝去。桜井市の遊説を5時で切り上げ、京都駅から奈良線に乗り換えて
黄檗で下車、お通夜に何とか間に合いました。ご冥福を心からお祈
りします。新幹線に乗り11時近くになって清水谷宿舎に戻りました。
■10月9日(月)
10:00 後藤ゆういちさんの応援。
★朝8時の小田急線に乗って本厚木に。神奈川16区後藤ゆういちさんの
応援に入りました。南口で松井孝治参議院議員と合流。それぞれの立場で
支持を訴えました。16区にはいるのはこれで2度目。前回は後藤さんの
出身高校の厚木高校の先輩方を訪問しました。今回は、遊説カーでの
スポット演説。今日は菅さん、鈴木寛さん、なども16区に入ります。
前回と比べて だいぶ反応も良くなっている感じ。
18:00 サントリーホール ガラコンサート。
★友人からプレゼントされたチケット2枚。正装ということなので
はじめてタキシードを着用。妻と二人でコンサートに行ってまいります。